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2022年12月23日18:05

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【秀作!】映画『ビー・ジーズ 栄光の軌跡』

 
12月1日 映画の日、シネリーブル梅田 “odessa” にて鑑賞。この日のハシゴ3本目。
とても評判が良い作品らしく、平日夜回だが観客は多かった。

まずレストア版『サタデー・ナイト・フィーバー』を観て、
夕食休憩の後に本作を観るという理想的な流れで鑑賞できたのは幸いだった。

公式 http://thebeegees-movie.com  https://youtu.be/YcQ4Q1lcNyg

wiki https://ja.wikipedia.org/w/index.php?&oldid=92607053



オープニングは『サタデー・ナイト・フィーバー』から「ステイン・アライヴ」。
ついさっき、通常スクリーンで『SNF』を観たばかりだから、音の違いに驚いた。
“odessa” サウンドの迫力は凄い。シアター1で観られて良かった!と感激した。

 音響システム“odessa”
 https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/topics/2021/03311030_14201.html



長兄バリーが語る「幼少時から成功するまでの物語」は意外だらけで面白かった。
『サタデー・ナイト・フィーバー』以前に出した彼らの曲はほぼ知らなかったので
表現の引出しの幅広さと質の高さは驚き。彼らはゴスペル唱法まで身につけていた。

 まだ少年だった3兄弟とマネージャーのロバート・スティグウッドとの出会い
 https://youtu.be/Kjv1fjpwlfU

 “4人目の”ビー・ジーズ、3兄弟の“最愛の弟”アンディ・ギブ
 https://youtu.be/87Saq_oPRo0


「兄弟グループは難しい」とジョナス・ブラザーズのニックが語っていた。
そう言えば、ジャクソン5も、マイケルが兄たちに虐められていたんだっけ…。涙

 The Jackson 5 "I Want You Back" on The Ed Sullivan Show
 https://youtu.be/y2bVIBwpCTA

 ジョナス・ブラザーズってどんな人達?
 https://youtu.be/hf8Pvc8Qciw


「憧れの兄弟グループはミルス・ブラザーズ」とバリーは言った。趣味が合うわ!w

 代表曲 Tiger Rag (1943)  https://youtu.be/aUmPGqNYvdQ

 Paper Doll - The Mills Brothers and Bing Crosby 1966
 https://youtu.be/9Ck6uW47Qqg

 Dean Martin & The Mills Brothers - "Up A Lazy River" 1967
 https://youtu.be/9rBBRePqMXg

 The Mills Brothers sing "Basin Street Blues" & "Up a Lazy River"
 with the Boston Pops (1980) https://youtu.be/_ocsnsUabWQ



ちなみに、本作には『小さな恋のメロディ』関連の情報が全く出てこなかった。
なぜあれをスルーしたのか?と不審に思い、帰宅してから調べて分かった。
『メロディ』が大ヒットしたのは日本だけ。米英では全く当たらなかったらしい。
クイーンのブレイクといい、日本の音楽ファンは好みが違うんだなと妙に感心した。

 映画「小さな恋のメロディ」Melody Fair https://youtu.be/O7qCT8sg1bs


60年代後半に英国で人気を博したが、名声のプレッシャーからグループは空中分解。
そんな彼らにエリック・クラプトンが「マイアミでレコーディングするといいぞ」と
知恵を授けたと言う。エリックも開放的なマイアミで息を吹き返したのだそうだ。


https://youtu.be/CbHoLs_qSyc  https://youtu.be/OYeL0xyYMKU

 奇跡の復活とオーストラリア・ツアー https://youtu.be/5vBBIhR2Zdw


アメリカへ渡った三兄弟は、名プロデューサー、アリフ・マーディンの薫陶を得てR&B バンドとして開花。メイン楽曲を提供した映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラは世界中で大ブームに。ここが彼らの絶頂期だった。

『サタデー・ナイト・フィーバー』は、ドラマーが帰ってから作業を続けたため、
収録したテープをループしたという。初の試みは大大大成功。瓢箪から駒だ。

1970年代末に起きたディスコ音楽排斥運動のヒステリー現象には心底たまげた。
スタジアムに民衆が大集結し、レコードを焼き払うだなんて!なんと野蛮な…。

黒人の業界関係者は「これは焚書だった。黒人音楽の否定だ」と嘆いていた。
ビージーズは白人グループだったが、ヒステリーの標的にされた。気の毒に…。


名匠アリフ・マーディンに「彼らは永遠に若く、永遠に新しい」と言わしめたビー・ジーズは、グラミー賞8冠、「ロックの殿堂」など5つの殿堂入りを果たした唯一のグループ。「ステイン・アライヴ」の歌詞通り、時代の変遷を生き延び、人の心に触れた三兄弟。彼らの音楽人生に触れ、ラストに流れるエド・シーランの「マサチューセッツ」(ビー・ジーズの出世曲)を聴いて、静かに胸が熱くなった。名曲は受け継がれる。





https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5414573


映画&音楽通のマイミクさんが太鼓判を押していたので鑑賞。

はっきり言って彼らのことは、『小さな恋のメロディ』と『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラしか知らなかった。そう言えば、あれ以降パタッと消えた気がする…。

ミーハーな私にとって、豊富な資料映像と、本人(長兄バリー)や関係者の解説によって驚きの事実が次々と明かされていく体験は非常にエキサイティングだった。期間限定上映のレストア版『サタデー・ナイト・フィーバー』もハシゴ鑑賞したので大満足だった。

あの人たちが「兄弟」、しかも「弟2人は双子」だったとは!
てっきりアメリカのグループかと思っていたのに、実は「オーストラリア育ちの英国人」だったのも驚き。そういえば、1970年代末にアンディ・ギブというソロ歌手がいた。あのイケメンは「彼らの弟」だったのね。(言われてみれば声質が似ていた) そして、30歳の若さで亡くなっていたとは…。

彼らが表舞台から突然消えた理由には胸が痛んだ。『サタデー・ナイト・フィーバー』のウルトラヒットで巷にはディスコ音楽が氾濫し質が低下、その反動で「ディスコ音楽排斥運動」が全米で巻き起こったのだそうだ。禁酒法を生んだアメリカの人々はとかく暴走しやすい気質。ディスコ音楽のレコードを持った群集がスタジアムに集結、レコードを叩き割り燃やすパフォーマンスをした。トラブルを恐れたラジオはディスコ音楽をかけなくなり、ビージーズは身を引いた。しかし、彼らは作曲能力も秀でていたので、その後は多数の有名歌手に楽曲提供をしてきたのだと言う。まさか、そんな騒動があったとは…。

長兄バリーと次男ロビンは「対立するリードボーカル」だったそう。彼らの間をうまく調整したのが三男モーリス。ところが、頼みのモーリスは2003年に亡くなってしまった。その後、バリーと変人ロビンは和解してビージーズを再結成するも、今度はロビンが2012年にがん死。長兄だけが残ったのは皮肉。

バリーの語りは穏やかで愛情に満ちており、味わい深い。いろいろあっても、長年苦楽を共にした兄弟との思い出だから。彼は昔のことをよく覚えていた。少年の頃から「絶対に音楽で成功する」と志を立て、弟たちと共に活動してきたそうだ。好きなコーラスグループとしてミルス・ブラザーズの名を挙げていたのは嬉しかった。

ドキュメンタリーや伝記映画は「当事者が存命であること」が大事だと思う。
本作や、エルトン・ジョンの『ロケットマン』は良くできていた。
他方、『ボヘミアン・ラプソディ』はブライアンの邪心が見え見えで最悪だった。

今後の「音楽家一代記」映画は映像資料が豊富だから、検証しやすくなるだろう。
良作が続くことを祈る。




hayamiさんの感想日記  2022年11月25日
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