■1000人が選ぶ「好きな駅弁ランキング」 2位の幕の内を抑えた1位は…
(Sirabee - 12月17日 19:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=7229085
たとえば、チキン弁当は上皇陛下の好物だとされて、注目が集まりました。
(父親の昭和天皇が行幸して食事したときのことです。「おいしい」と言い忘れたら、板前が責任を感じて切腹した事件がありました。それ以来、昭和天皇は「うまい」と言わなかったそうです。上皇の、「好物はカレーライス」「お召列車ではチキン弁当を食う」というのは、一歩進んで、庶民的なイメージつくりと、人に迷惑をかけないための作戦でしょう。二つとも、絶対に品切れはありません。)
峠の釜めしは、釜めしの容器の在庫を抱えた益子焼の窯元が営業に来たのがきっかけだと聞いたことがあります。決して「峠」に昔からあった釜飯ではなく、特産品や伝統でも何でもないという(笑)
なにか、そういうインチキ臭さが駅弁の基調底音になっています。
駅弁が偶然のきっかけとなることもあります。
『草迷宮』など、第三者から話を聞くという物語の設定が多い、泉鏡花の代表作、『高野聖』は、寿司を駅で買って、「あっ、具は人参だけだ」と思わず声を挙げたところから、物語が展開します。簡単に言うと駅弁屋に騙されたということですが、それをきっかけに汽車の向かいの席に座っていた僧侶と打ち解けて、意外な話を聞くという内容です。その僧が語った話が、『高野聖』の内容です。
寿司を開けたら天下の美味が並んでいて、話が弾んだ…という筋立てだと、この冒頭部分の魅力がなくなります。
…と考えると、すき焼き弁当のような、肉が前面に出るものは、どうだかな…という感じがします。
インチキ臭さ。
これは、言葉を変えると「ひねり」、「非日常」や「意外性」…
だから、寿司はオーケー。同じ鮭や鯖でも、焼き魚は、ちょっとと思います。ハレとケの、ケに当たるものですから。
また、普通に考えても、わくわく感がありません。
押しずしの場合は、鮭や鯖でも至上の美味かもしれない…
と思い、一時ですが、ニンジンのチラシ寿司を研究したことがあります。
おぼろや海苔を使うと、食えるものになりますが、
肝心のニンジンの茹で加減が難しい!
『高野聖』の二人が食ったのは、意外とおいしく、それで話が弾んだのではないでしょうか。もちろん、空想ですが、あの時代の野菜と茹でるという技術は、今では考えられないほどのレベルだったでしょう。
どうも原理がわかりませんが、井戸水をなべに張り、まきで煮ると野菜は絶品です。
そういえば、鏡花は、今も続く、ハゲ天の常連だったそうです。
ハゲ天は、私の第一選択の天ぷら屋(安くて手軽だから)ですが、
アイスクリームの天ぷらという奇矯なネタの発明で有名です。
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