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2022年12月01日23:23

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サクリファイス

もう1か月で今年も終わりかよ、って毎年言ってる。

・ガンズ・アキンボ

すっかり変人役が板についたダニエル・ラドクリフとエキセントリックな血まみれヒロインといえばこの人サマラ・ウィーヴィングによるバイオレンスアクションコメディ。「安全圏から人の死を笑いクソリプを送りつけてんじゃねえ前に出て戦えボケ!」というテーマを笑いと痛快な暴力で彩り、ぐりんぐりん動くカメラワークとズンドコドコドコなエレクトロ音楽に乗せて弾丸が乱れ飛び、血飛沫が飛び散り死体がもりもり積まれていく。
ストーリーはあってないようなものだが、どん底のクソリプ魔だったラドクリフがスマホをいじるどころか服も着れず食べ物も満足に持てず、日常生活もままならないドタバタぶりを悲劇的だがコミカルに描き、視聴者に笑われながらも段々と適応し、前を向き反撃に転じる成長譚としてポジティブに観られるものになっている。
最初から最後まで超ゴキゲンで落ち着きのないバカ映画。大好き。


・プロジェクトV

スタンリー・トン監督の前作「カンフー・ヨガ」同様明るくややコミカルで単純明快なストーリー。格闘だけでなく銃撃戦・カーチェイスも充実、というよりだんだん体の負担が大きくなってきたのが目に見えてわかるジャッキーのために肉弾バトルの尺を減らしたのだろう。組織のトップとして指揮を執りつつ自ら前線にも出てきっちりカンフーやスタントを(ときにはまた死にかけつつ)要所でキメるジャッキーの姿は共演の若手たちに手本を見せ指導しているようで、その若手たちも誠意をもってジャッキーイズムを継承するかのようにキレ良くもコミカルなアクションに果敢に挑戦している。
特に終盤は絵的にも非常に派手でゴージャス、純金(という設定)のスポーツカーやRVでのカーチェイス、ピンボールみたいにはじかれすっ飛ぶクルマ、ショッピングモール爆走、ミサイル迎撃、意外と丁寧な戦闘機発進プロセス、バイク追突から加齢に飛び移りと私好みの場面が満載で目に楽しすぎる。
ちょっと中盤の停滞が気になるとか、場面転換・シーンのつなぎが拙かったとか、悪党に魅力が全くないとか、主役が2人のはずがほぼジャッキーの独壇場で、もぅひとりの主人公ロイが少々割を食っていたりと気になる部分はちらほら見えるが、細かいことは考えず明るい気分になりたいときには充分にオススメ。
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