復活のヤプール

いろいろと事情があり普段より1時間ほど早起きをしている。
もちろん寝る時刻は変わらないので寝不足気味。

・ドラゴンボール超　スーパーヒーロー

原作フリーザ編以降は悟空、ベジータに継ぐ三番手、その後も次々と現れる強豪や若い世代に活躍を奪われていたが、今作でようやくファン待望の「強いピッコロさん」を見られて感涙。フルCGは最初こそ違和感があったものの5分で見慣れ、前作のような細かい作画の荒さもなくド迫力のバトルとCGにしか出来ない演出にカメラワークを堪能。ストーリーは王道だがピッコロさんとパンの目尻が下がるような関係、2人のガンマの嫌らしさがなく好感が持てる性格、真剣バトル中にも差し込まれるギャグは賛否あるかもしれないが自分はドラゴンボールらしさが溢れて気持ち良く見られると感じた。
ラストはピッコロさん以上の活躍を見せる悟飯、相変わらず便利で美味しい活躍のクリリン、TVシリーズ未見組には久々バトルが見られる18号に悟天とトランクスも嬉しく、今回は蚊帳の外の悟空とベジータは僅かな出番だが、邪魔の入らない2人のガチ一騎討ちを見られるだけで涙腺が緩んでしまう。
特に前半はバトルが少なく、ファンでない人や小さな子供は退屈を感じるかもしれないが後半〜クライマックスは補って余りあるガチガチのガチを全身で体験できる。スピンオフ&同窓会&オールスターをバランス良く、特にオールドファンには興奮と感動と懐かしさと笑いが絶えず襲いかかるド傑作。

・マトリックス　リローデッド

前作の正しい続き、かつ前作で世界観やテーマを一通り消化してしまったので、今回は単なるアクション映画になってしまったなあ、という印象。
登場人物こそ増えたもののメイン3人の関係性に変化は乏しく、さらにワイヤー感を増したアクションは派手ではあるもののフワフワしていて重厚さ、痛み、迫力が足りない。
高速道路でのチェイスから車上での格闘は超楽しいし、スーパーマンと化したネオの飛びっぷりも笑える。ラストの選択、世界の真相も興味深いものの、「３部作の中編」にとどまってしまった内容だった。