1998年の長野オリンピックの頃は、インフルエンザが大流行していても、全く気にせずにオリンピックを開催していたのに、今のコロナでこれほど大騒動になったのは、PCR検査というものが存在したからだと思うのです。
PCR検査はウイルスを持っているけど無症状という人まで洗い出してしまうから、玉川徹(テレビ朝日社員。『モーニングショー』コメンテーター)とか岡田晴恵(白鷗大学教授)とかが「PCR検査をやりまくって、全員、隔離しろ」と騒いで、大騒ぎになりました。
無症候性感染というのは、文字通り無症状で、一昨年までの医療の世界では、無症状である限りは患者として扱わないのが当たり前でした。ところが、 PCR検査で測りまくって、陽性者イコール感染者として扱いとしてしまいました。
しかも新型コロナウイルス感染症に2類相当以上の指定感染症という縛りをかけてしまったために、検査陽性者を全員、隔離しなければならなくなりました。今回のコロナ騒動では、この「PCR検査」と「2類相当以上」の2つが、A級戦犯でした。
(注:新型コロナウイルス感染症は2020年1月、 感染症法第6条第8項に基づく「指定感染症」として政令で指定されました。2021年2月15日に施行された改正感染症法では、新たに「新型インフルエンザ等感染症」に位置付けられましたが、2類相当以上は変わっていない)
しかも日本はPCR検査のCt値(ウイルスのRNAを増幅する回数。Ct値が大きいほど、わずかなウイルスを感知できる)が異常に高くて、無症状者を片っ端から捕まえようとしてきたのです。
PCRはコロナのRNAの100塩基くらいを2倍、4倍、8倍、1倍と増幅してウイルスを感知する装置で、リーズナブルな増幅回数で使う限りは、感染を確認するのに便利なものです。
ところが、日本ではCt値を40〜45と、とんでもなく高い数値で設定しているから、ごくわずかなRNAを拾ってしまい、検査陽性者の圧倒的多数が無症候性感染者となっています。唾液で検査していますが、口の中で自然免疫の主役である好中球に殺されたウイルスの欠片を拾っているだけなのです。
35を超えると、感染力のあるウイルスはほとんど存在しないとされています。これを50まで上げると、バナナやパパイヤでも陽性になります。昨年のタンザニアの大統領が、 PCR検査をやっている国立研究所が不正をしていると疑って、動物や果物などから採取した液体に人間の名前をつけて提出して検査させたら、パパイヤで陽性判定が出ました。
それで大統領は研究所長らを停職処分にして、その後、心臓病で亡くなるのです。コロナに感染したのではないかと噂されていましたが、タンザニアでどういう検査をしていたかはわかりませんが、要するに、Ct値を上げていくと、疑陽性だらけになるのです。
50くらいにすると、なんでもかんでも陽性と判定されます。日本は40〜45で検査をしていました。国立感染症研究所の設定している基準が40〜45なのです。台湾は30、中国は30未満です。
一方、欧米では、イギリスやフランスが40〜45、米国は30〜40です。この辺りの国は、感染者がかなり多いほうですが、無症状で人にうつさない人だけでなく、おそらく疑陽性の人もかなりの数が陽性者としてカウントされているはずです。
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