mixiユーザー(id:15425768)

2022年10月30日09:07

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動員

ニューズウィークの記事によると、

ロシア軍が兵員不足を補うために囚人を動員していたが、

単なる囚人だけでなく、感染症に罹った囚人も動員しているとの事。

ロシアの民間軍事会社ワグネル・グループは恩赦や一時金と引き換えに、

受刑者を兵士として採用しているとされてましたが、

HIVやC型肝炎などの感染症を患う囚人も大量に採用し始めている

とウクライナの情報機関が発信したそうです。

HIVに感染している囚人は赤い腕輪、肝炎の囚人は白い腕輪を着けられ、

負傷しても医者は治療を拒否することがあるそうです。

また囚人擁護団体はワグネル・グループがロシアの遠隔地にある

流刑地でも兵士を採用していると。

ワグネル・グループは1週間で5000人の囚人を集めており、

ほとんどが、ロシアのヨーロッパ地域とアジア地域を隔てる

ウラル山脈の東側にある流刑地の囚人だと。

更にロシアはサンクトペテルブルクの精神科病院でも

ウクライナ戦争の義勇兵を募集しており、

金銭的なインセンティブを用意して参戦を促しているそうです。

9月には、サンクトペテルブルクの精神神経科第2診療所のウェブサイトに、

義勇兵隊「クロンシュタット」、「ネヴァ」、「パヴロフスク」

の新兵を募集するポスターが掲載されたそうです。

まあ、第二次大戦のモスクワ正面の戦闘では国立病院から徴集してきた

患者を投入、当時は患者の病棟が部隊名だったとか、精神病患者に

地雷原を突っ切らせたとか言う話もあるので、やっぱりな、

とか思う訳ですが、金銭や処々待遇など見返りがあるだけ

ましになった感じです。

大体ロシアの戦争なんて気候で時間稼ぎ、その間に物量で押し切る

と言うのが定石なので、今回の戦争動員兵力から考えて、

首都攻略作戦は無謀以外の何物でもないのです。

強制徴募と督戦隊が発生する可能性はありますが、共産国時代ほどの

強制力を維持できないでしょうし、無誘導でも何でもいいから

ロケットや重砲で敵のいそうな場所に絶え間なく砲撃を加えて、

損害を顧みず前進を強制するシステム物量やが存在しない今、

ロシアの戦争は成立しないと思います。

大体、ナポレオン戦争でもナポレオンが自滅した以外は負けっぱなし、

日露戦争で戦術的敗退を繰り返し、第一次大戦では西部戦線の片手間で

反撃したドイツに敗北し、日本の大敗とされているノモンハン事変も

実はソビエトの方が損害多いし、フィンランドの冬戦争は大損害、

ドイツ敗北の初端となったとされるプロポロフカの戦車戦ですら

実はソビエトが一方的に戦車を失っているのです。

それでも勝利を強弁できるのはひとえに物量です。

今回の戦争は仮にも民主主義を標榜した国家としてのロシア、

総動員した所で、民間人をも投入した過去の戦争とは

違った結果になるのは当然の帰結だと思います。

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