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2022年10月27日20:00

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【WKW 4K】『花様年華 4K』(2000)

 
10月26日(水)、大和郡山で2K版を鑑賞。観客6人。確認できた範囲では全員女性。


予告編はなかったが、シーンの断片を発見。
 


本作の中で何回かナット・キング・コールの歌が流れる。いずれも英語ではない。
最初は(南米系歌手にナットそっくりな声の人がいるんだ。これ誰?)と驚いたが、
聴けば聴くほどナット本人に思えてきた。「キサス・キサス・キサス」で確信。
エンドロールで使用曲クレジットをチェックしたら、やはりナットだった。
WKWはマニアックなアルバムから引っ張ってきたなー、村上春樹か(爆)と思った。



『花様年華』をコラージュした動画。作品の雰囲気をいい感じに味わえる。

黒薔薇を大胆に配した白チャイナに、真っ赤なコートを羽織った場面がなくて残念。




バズ・プーンピリヤ監督の『プアン』をいたく気に入ったせいで、
それまで縁がなかったWKW作品に初めて興味を持った。
ちょうど 4Kリマスター特集が始まったので一通り観てみることにした、4本目。


【One For The Road】映画『プアン/友だちと呼ばせて』
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982964197&owner_id=1833905

【WKW 4K】映画『恋する惑星 4K』(1994)
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983390050&owner_id=1833905

【WKW 4K】映画『天使の涙』(1995)
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983521354&owner_id=1833905

【WKW 4K】映画『ブエノスアイレス』(1997)
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983520821&owner_id=1833905



前3作のような「汚さ」やハチャメチャな展開は影を潜め、大人っぽくはなったが、
役者たちがやたらタバコを吸いまくり、やたら飯を食っているのは相変わらず。

そして、ストーリーは「や・お・い」=「山なし・オチなし・意味なし」。

情緒的な雰囲気だけで荒っぽく押し切る(きちんと説明する姿勢はない)作風だ。
緻密な物語構築が特徴のプーンピリヤ監督とは正反対だと感じる。

WKWは、劇映画より、イメージビデオやCMを作る方が向いている人だと思う。

好きな人は「芸術的!」と陶酔するかもだが、私はなんだかなぁと思ってしまった。
結局、監督の感性?だけで突っ走っている。そのムードに陶酔できなきゃ終わりだ。


この作品を、とても上手に解説している記事を見つけた。

エッセイスト 岩田裕子 シネマの宝石学 19 花様年華
 https://iwata-hiroko.ciao.jp/シネマの宝石学/花様年華/

『花様年華』曖昧な時間経過と曖昧な関係、そして移ろいゆく香港
 https://cinemore.jp/jp/erudition/2044/article_2045_p1.html

参考・wiki 花様年華
 https://ja.wikipedia.org/w/index.php?&oldid=92099413



冒頭、主人公のチャウ(トニー・レオン)が、アパートの呼び鈴を押す指のアップ。
指の動きと呼び鈴の音がズレていた。2度ともだ。キモチ悪い。編集が雑すぎる。
もうこれだけで嫌になってしまった。それで、期待せず淡々と眺めることにした。


1960年代、すでに将来を心配して海外脱出する香港人は多かったらしい。
主人公のチャウも、後にシンガポールやカンボジアで働くようになっていた。
(でも、アンコールワットで「王様の耳はロバの耳」をやるのは全く意味不明)



「オチだけ違う同じシーンが2度繰り返される」奇妙な演出が3ヶ所もあった。
何これ?夢オチ?『去年マリエンバートで』のオマージュ?? 非常に当惑した。

帰宅後にネタバレあらすじを確認すると、「ロープレのやり直し」だったと判明。


> 帰りが深夜遅くなりチャウが「朝まで一緒に・・・」と誘うと、チャンは(夫と)言い方が違うとはぐらかし、同じやりとりをチャンならどうするか、シチュエーションをやり直すと、彼女は「私は誘えない」と言います。

> 連載小説が順調に進んできた時、チャンがチャウを夫に見立て浮気の真意を迫る練習をします。夫が浮気を白状したら、頬を叩くという場面です。しかし、チャウは弱すぎるとダメ出しをしてやり直しますが、今度は深刻に考えすぎたチャンは、夫は簡単に認めないと泣き出してしまいました。

> (チャウはチャンに)心構えの練習をしてほしいと頼みます。「もう会わない。ご主人を大切に…」と、手を握って去る別れの練習をしていると、チャンはまた深刻になってしまい、悲しさの余りチャウの胸で泣いてしまいました。

 https://cinemarche.net/lovestory/in-the-mood-for-love-yumi/


なるほどね! 編集が拙いから意味が失われて「やり直し」に見えなかったのか!

全般に、つなぎは常に杜撰で「不親切かつ適当なぶった切り」だらけだった。
そのせいで、ただでさえグダグダした話が、余計分かりにくい。

WKWの劇映画は、私の好みと合わないわ…。4本観て、やっと結論が出た。

劇中、チャウが小説執筆のために(あわよくばチャンとの逢引も目論んで)借りた
ホテルの部屋は「2046」号室。それを強く印象付けるようにドアを撮っていた。

でもなー。続編?である『2046』も楽しめない予感がする。
キムタクが出ているけど。「R15+」指定だけど。笑

よって、WKW 4K シリーズは、『花様年華』で打ち止めにした方が良さそうだ。



https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=5372295
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=1833905&id=914



美しくて貞淑なマギー・チャンを愛でる作品。
吉永小百合の目鼻立ちをさらにくっきりさせたような、グラマラスな顔。目尻跳ね上げアイメイクもいい。そして、長い首に長い手足。ボディラインがくっきり浮かぶチャイナドレス姿でも欠点は見当たらず、どの角度から見てもエレガント。惚れ惚れした。
形はシンプルでミニマム、さまざまな色柄で遊べるチャイナドレスの魅力も堪能できる。さながらチャイナドレスのファッションショーだ。

華やかな女とは対照的に、スーツ姿(たまにジャケットは脱ぐが)一本で押し通したトニー・レオンも、抑制された男の色気を楽しませてくれる。(WKWの過去作では必ず白ブリーフ一丁のシーンがあった気がする)

お話は「や・お・い」。煮え切らない不倫もの。編集も雑だ。
WKW作品はタバコと飯のシーンがやたら多い印象。
唯一ロケしたラストのカンボジア、行く必要あった??
というわけで作品としてはモヤモヤが過ぎる。

それでも、主演二人の魅力に免じて★3.5を進呈。



Filmarks レビュー https://filmarks.com/movies/102451
          https://filmarks.com/movies/22240

映画.com レビュー https://eiga.com/movie/1470/review/


 
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