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2022年10月25日17:02

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RRR(RRR)

 日本でも大きな話題を集め、ロングランヒットとなった「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。

1920年、英国植民地時代のインド。英国軍にさらわれた幼い少女を救うため立ち上がったビームと、大義のため英国政府の警察となったラーマ。それぞれに熱い思いを胸に秘めた2人は敵対する立場にあったが、互いの素性を知らずに、運命に導かれるように出会い、無二の親友となる。しかし、ある事件をきっかけに、2人は友情か使命かの選択を迫られることになる。

「バードシャー テルグの皇帝」のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.がビーム、ラージャマウリ監督の「マガディーラ 勇者転生」にも主演したラーム・チャランがラーマを演じた。タイトルの「RRR」(読み:アール・アール・アール)は、「Rise(蜂起)」「Roar(咆哮)」「Revolt(反乱)」の頭文字に由来する。(映画.comより)





<2022年10月23日 劇場鑑賞>

 やってきました、待ちに待ったインド映画。今回の作品は、現地でも大ヒットしたからとか、日本で「バーフバリ」以来インドブームだから、とか、いろんな理由が重なって、日本でも結構な数で全国公開。予告映像や本編映像も出回って、盛り上がってましたね(私だけか)。

 本編だけで2時間58分。途中、intervalの文字が入ったけれど、日本ではそのまま上映続行。私個人的には、あそこで一旦休憩でもよかったと思う。内容も濃かったし。

 舞台はイギリス統治時代のインド。1920年とされていました。インド人を「褐色のサル」などと侮蔑し、人として扱わない統治姿勢に、現地では独立の機運が少しづつ盛り上がってきている時代でした。だからこそ、イギリス総督も取り締まりを強めていたのでしょう。冒頭、大群衆のデモにビビるイギリス警察と、その中から果敢に飛び出し、デモの中心人物をどこまでも追い詰めて捕まえる警官ラーマ(ラーム・チャラン)が映ります。でも、彼はインド人。どれだけ武功を挙げても、表彰からは漏れるのです。

 一方、総督の妻は、手の甲に美しいアートを描く才能を持った現地の少女マッリを見染め、「あの子を暖炉に飾りたいわ」の一言で、屋敷に連れ帰ってしまいます。部下は、代償に2枚ほどの小銭を投げただけで、追って来た母親を木片で殴る野蛮さ。まったくあきれるばかりです。しかし、その少女マッリは、ある結束の固い部族の子供でした。普段はおとなしい部族も、子供がさらわれたとなると黙っていません。最強の戦士ビーム(NTR.Jr)が立ち上がります。

 ラーマとビームは、実在した「独立運動の勇者」なんだそうです。でも、現実には二人が出会ったことはないらしいのですが、映画では、お互いに立場を知らずに出会い、固い友情を結ぶ物語になっています。実年齢は、ラーム・チャランのほうが少し若いのですが、チャランが”兄貴”と呼ばれています。ビームは少女奪還を成し遂げるため、虎視眈々と総督府を観察しています。一方のラーマは優れた警官なのですが、その心に秘めたある決心と、そのいきさつが徐々に描かれていきます。

 画像がとにかく圧巻。時には野獣や神様まで取り込み、全編あり得ない画の連続。主演の二人も不死身すぎるし、解毒剤のないはずの蛇毒でも、致命傷な深手でも、その辺に生えてる葉っぱをちぎって煎じればあっという間に元気に(笑)。しかし、その潔い「ザ・エンターテイメント」がなんとも爽快。これぞ娯楽!素晴らしすぎる!また”ダンスは折り紙付き”の主演二人が繰り広げるナートゥ・ダンスの素晴らしいこと!これは言葉では説明できません。この二人でないと成し得なかったとしか言えないダンスシーンです。

 3時間はさすがにあっという間ではなかったけれど、これほど怒涛の展開の映画、久しぶりです。さすが、インド映画の底力を見た気がします。体力があって、底抜けのエンタメを見たい人におすすめです。
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