ジャグラー死す！

マジで２歳児の心が全く読めない。
ずっと胃が痛い。

・ザ・ボーイズ　ダイアボリカル

Amazonオリジナルアンチ・ヒーロー・ドラマ「ザ・ボーイズ」のスピンオフアニメ。1話14分程度の短編全8話で構成されている。
どれも本編同様に血生臭くグロいか下品、もしくはその両方が備わっているが、中でも「笑ウせえるすまん」じみた因果応報話である第4話、ジャパニメーションのパロディとして作られ、下品なのにファニーで姿にとらわれない友情を描いた第5話、ヒーロー夫婦に振り回される娘を軸にメタ的寓話と珍しくひたすらいい人なヒーロー、グラウンドホークが目立つ第6話がお気に入り。若きホームランダーを主役にレギュラーキャラが最悪な大活躍をする最終第8話だけでなく至る所に本編のキャラクターたちが顔を見せるのも楽しい。
一応、本編からは独立しているので単品でも楽しめるが、エピソードによってはキャラがわからないだろうし、R18の過激すぎる仕上がりは本編が好きな人でないと見ていてキツイだろう。

・ザスーラ

「ジュマンジ(1995年)」の「精神的続編」らしい(直接の繋がりは無し)。10歳と6歳、ケンカばかりの兄弟を主役に、その姉ともう一人が不思議なボードゲームで家ごと宇宙を大冒険。流星群にはじまり殺人ロボット・冷凍睡眠・果ては凶悪なクリーチャーの群れとスペクタクルは充分でとにかく楽しい。
男兄弟がいるなら全力で頷ける、いがみ合いのあるあるっぷり、2人がお互いの未熟さを曝け出し、お互いを思いやれるよう成長する物語は同世代を中心としてファミリーでの鑑賞にぴったり。
終盤まで無責任で役に立たないどころか足を引っ張る姉(状況を把握できてないのは仕方ない部分もあるが)やちょっと兄弟の軋轢が多すぎて楽しさに水を差される感もある。宇宙とはいえほぼ自宅内が舞台のため、ジュマンジほどの冒険感やスケールの大きさは感じないが、前半に仕込んだギミックがしっかり効いてくる丁寧さもあり、総じてアベレージが高く傑作に限りなく近い、惜しい秀作といえる。