■「最高の相撲だ!」八角理事長が絶賛 貴景勝、愚直な攻めで2敗守る
(朝日新聞デジタル - 09月18日 00:07)
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大相撲九月場所十一日目、一敗で賜杯レースの先頭を走る東前頭三枚目の玉鷲と西前頭八枚目北勝富士の直接対決の一番は、玉鷲が立ち合い北勝富士に左前褌を取られながらも左喉輪で突き放し、前に出て押し出しに退け一敗を守り、単独トップとなりました。平成31年の一月場所の覇者である玉鷲は、今場所二度目の賜杯ゲットとなれば旭天鵬(現:大島親方)を抜いて、37歳10カ月で昭和33年以降の年6場所制となってからの史上最年長での優勝となりますが、やはり優勝経験者に「一日の長あり」な一番という印象かもしれません。
賜杯レースは、二敗で追走していた西前頭四枚目の高安が妙義龍の下手投げに屈して三敗に後退した一方、東前頭十枚目錦富士は千代翔馬を寄り切りに仕留め、一敗の玉鷲を北勝富士と錦富士が二敗で追走する展開となりました。
さて、今日の土俵でクローズアップされる一番は、二場所連続の角番という“珍記録”を作った大関御嶽海が過去2勝0敗の佐田の海の突き落としに屈して3勝8敗で負け越し、在位4場所で大関からの陥落が決まった一番と、今場所東幕下15枚目で土俵を務める朝乃山が東28枚目勇磨(24歳、阿武松部屋)に突き落としで敗れた一番でしょう。これまで、元大関として相手を圧倒する土俵を見せてきた朝乃山ですが、怪我で番付を下げた訳ではないので幕下の番付でも「勝って当然」と見られていても、そのプレッシャーがあったのか、「そうとは限らない」のが現実だと言うことが示されたと言えるでしょうね。宮城野親方(第69代横綱白鵬)が「横綱昇進の有力候補」と語っていたようですが、再起のプロセスの幕下の土俵での“不覚”は、そうした期待を“帳消し”にしかねないとも感じます。ま、コロナ禍における協会のガイドライン違反(をした大関、さらには、当初それを認めなかった)での6場所の出場停止という“前歴”が付いてしまった訳であり、横綱になる上で、心技体の「心」の要素で問題が指摘され兼ねないというのが正直なところ。今日の黒星が“その答え”の一つになりそうな感じが否めないと思いますが……。
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