東野圭吾の小説「探偵ガリレオ」シリーズの、実写化映画第3弾。
テレビシリーズはユーモアがあって笑えるのですが、劇場版は毎回重いストーリーで、「主人公が真相を暴かずに未解決事件になってしまえばいいのに…。」、と見るたびに思うんですよね。
被害者が「誰かに殺されても当然の悪党」ばかりなので、普通の推理モノなら「誰が犯人なのか?」に頭を働かせるところですが、「この人達が犯人であって欲しくない」と考えてしまう…。
この作品も劇場版第一作目の「容疑者Xの献身」のテイストに近いですね。
ただ、殺害のトリックが複雑過ぎて、無理矢理な感じが否めない。
・密室殺人なら真っ先に疑われるはずの同居人が、捜査対象として後回しにされている。
・自然死もしくは事故死に見せかけるなら、もっと簡単な方法があったはず。
一般人が容易に手に入れる事ができないモノを使っている時点で…。
・犯人が犯行現場であれだけ歩き回っているのに、足跡を調べていない。
他にもいろいろあったような気がしますが、久しぶりに檀れいを劇場の広いスクリーンで見られたので良しw
金麦が出てきたのは、製作者の方は分かっておられるw
個人的に面白かったのは、劇中で平原綾香の「ジュピター」の英語版カバーが流れていたところ。
オリジナルはホルストの組曲「惑星」の中の曲ですが、「木星」はイギリスの第二国歌として有名です。
英国のエリザベス女王の逝去のタイミングで、偶然この曲を映画館で聴くとは思わなかった。
https://youtu.be/bvouc8Qs_MI
このシリーズは好きなので、次の新作を期待してます。
面白かったw
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