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2022年08月15日23:35

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僕の名前

アマプラで映画を見る気が起きないときは映画館に行くと熱が復活する。

・ポケットモンスター ココ

鑑賞前は「ポケモンに育てられた野生児モノかぁ...シリーズでは今までなかったけど、ジャンルとしてはありきたりだなあ」と懐疑的だったが、オープニングから赤ん坊の子育てを丁寧に見せられると2歳児を持つ身には早々に感涙せざるを得なかった。
ストーリー自体は予想通りというか王道だが、あくまでココに焦点を当てたつくりは見やすく情熱的、もう一人の主役といえる父親ザルードや仲間たち、森のポケモンたち、サトシら人間たちも加えて織りなす家族の定義を問うドラマは大人にも見応えがある。
クライマックスでは迫力の大バトルと親子のやりとりが同時進行で、しかも両方で感動を呼ぶ完成度の高さ、ザルードが気づいた真実と、悩めるココが最後に出した素晴らしい一つの答え、久しぶりに真っ当な活躍を見せたロケット団、ガチの人殺しという今までにない(というかポケモン史上初では)強烈な悪役も物語に不可欠な要素となっていて、ゲスト含め声優陣も完璧といっていい。
岡崎体育の挿入歌、木村カエラのエンディングテーマも感涙必至で「こういうのでいいんだよ」がハイクオリティにぎっしり詰まった「ミュウツー」と並ぶかも知れない傑作。

・ナイト・オブ・シャドー 魔法拳

「西遊記 はじまりのはじまり」に「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」を足して、エグみを取り去った明るく楽しい妖怪退治+悲恋物語。というか原作が「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」と同じ中国の古典短編集「聊斎志異」とのこと。
主役であるはずのジャッキーは物語の本筋上は狂言回し+助っ人といったところで、実質は人妖の元カップルが主軸といっていい。CGの出来はムラはあるが安っぽさはなくまずまず、妖怪たちの造形は個性的でかわいらしく愉快だし、鏡を渡り歩くバトルは工夫が聞いていて楽しい。
ただ楽しみにしていたジャッキー自身のアクションがあまりないのは残念(久々に椅子を使ってくれたのはよかったが)だし、内容的にティーンムービーっぽく、バトルもドラマもキャラクターも、ちょっと軽すぎて手ごたえが薄い。キャラクターの行動も悪手悪手で「どうしてそうなる」の突っ込みどころは枚挙に暇がない。
終わったかと思わせてのもう一捻りは意外性があったし、唐突ではあったもののダイナミックでテンションが上がったので、そこまでのくだりを楽しめるならいいだろう。
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