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2022年07月31日12:08

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ホテルギンモンド。

「ほな、この昆布はホテルギンモンドのと同じやな」
19の時にいた、京都先斗町の料亭「いぜき」の調理場に
来ていた乾物屋に、30歳で料亭の調理場任されてた
店の経営者の息子(大将と呼ばれていて)が訊いていた話。
ギンモンドと言うホテルで使ってる昆布なんやから、良いモノやろな、
と喋ってる。
私は、まだ、料理屋の中では追いまわし、という鍋釜洗いや
簡単な仕込み、弁当の盛り付けしてる頃に
私のそばで、しゃべってた話で。

当時は、関東の”ぴあ”的な情報誌は関西では、プレイガイドジャーナルと
Lマガジン、や小さい冊子の月刊のミニコミ誌などはあったし、
専門料理というプロの料理人の月刊誌はあったが、
今みたいに、どこにどんな料理屋があって
どんなホテルがあって、そこはどんな料理で、値段で、
なんか、一般人は、別に本を買わないとわからんかった時代。
それもそんなに今みたいにいっぱい情報なんかなくて。

板前は、料理屋の玄関に置かれてるメニューや見本の品(定食などの生のセット)を観たり、休みの日は食べ歩きして、勉強してるし、
ある板前さんは大阪の調理師学校で講師までしてる腕なのに
先斗町の別の料亭に入って勉強してる、とか。

話は元に戻して、そのギンモンドって名前が珍しいので憶えていて
次の年に入った山科の店で部下が出来て、勉強で食べ歩きしよか?
ってことで、本を何冊か買って読んでて、
そこの和食の料亭を見つけて。

当時、そこはホテル内にあるのではなく、別邸があって、
きちんと電話予約して3人で行くと
廊下の突き当り、立派な庭が見える角部屋の座敷、
昼で4、5千円くらいやったと思う、、なんや、でも、
憶えてるのは、ええ庭の眺めと、料理の中は豆腐田楽くらいしか記憶がない。 
ええ昆布で出汁だしてはるんかなあ、、とか、そんときはもう忘れてて。

十数年前、京都に遊びに行こうと検索すると
まだ、その頃は、料亭はあって、ホテルからホテルの車で送迎付き
って書いてた記憶がある。
今は外の料亭は無くなってるみたいだが、ホテルは営業されてる。
https://gimmond.co.jp/
また思い出したら書きます。
                                      
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