いまでこそ、日本でも海外の映画を観られることが普通だが、
昔は、映画館でしか見られんわけで、その後テレビ放送でも映画が始まるが、
1970年代までは、はやり映画館で観ることが主流で。
なわけだから、海外でもそうだったと思う。
まだまだテレビ画面が小さな時代、
大きな映画スクリーンでは迫力に負けるからで。
最近になって、ヒット作を撮ったハリウッドの若い映画監督が、
鈴木清順の映画を参考にしたという話を知って
若いのに、よく日本の映画、それも鈴木清順を、見てるなア、と。
東宝や大映の怪獣特撮映画の海外ポスターをネットで見つけることがあるが、
日活東映松竹も、一時期、特撮SF映画作ったのは、
当時の日本政府が
映画で外貨を稼ぐために会社に補助金だしたから。
それだけ東宝大映の怪獣映画は海外に売れてた、と。
ただし、外国で興行されてその金が興行に応じて日本の映画会社に
入ってくるわけじゃなく、一本いくらで売られるだけで。
あとどんなにその国で上映されて儲かったとしても関係なくて。
それが興行の世界で。
昔何かで読んだ話で、
アメリカのまだケーブルテレビが無かった頃
深夜映画で怪獣映画に混じり、
黒澤や溝口映画を流してたそうで、
それも「生きる」などの静かな映画をアメリカ人は観てたそうで。
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