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2022年06月21日10:41

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傘かしげの史観に見る希望

 雨の季節となった。今回は雨に関する話題にて少しく考察してみよう。
 先ず、江戸時代に蛇の目傘が流行する中、或る一つの習慣が一世を風靡したそうだ。
何か?それは「傘かしげしぐさ」と言い、要は道端で傘をさしながら相手とすれ違う際、傘の露が相手に降りかからないよう、わざと傘を自身の方に「かしげ」相手がその露に濡れてしまわないようにしたと言う習慣である!
 ここから学べる事とは何か?それはタイトルにある通り「傘かしげの史観に見る希望」だ!何が言いたいのか?それは、相手や隣人への深い配慮であったり気遣いであったり、ほんの些細な事からでもそれは実行可能であり、その配慮や気遣いが平和の礎となり!引いては世に平和をもたらすと言いたいのだ!
 では、この事から我々の日常生活に適用してみよう。たとえば、自身ばかりが恵まれ続け、相手への配慮や気遣いを全くしない人間であれば、その様な人物は尊敬に値するだろうか?然り!もうお解りであろう!そうだ!その様な歩みをする人間からは誰も尊敬の念を抱かず!却って人を遠ざけるのだ!
 では「傘かしげの史観」から見る希望とは何か?それは、わざと自身に所謂悪い事象が降りかかる様に自身を自己犠牲へと誘い!そしてそうまでしても相手や隣人を重んじると言う希望だ!どんな事かそれは自身よりも何よりも先ず!相手や隣人を大切にした!と言う事実だ!これにより、相手や隣人は所謂恩恵に与かり!そこに麗しき謝辞「ありがとう」が付され!その者は「幸いな人」或いは「尊い存在」との評判を頂き!そして引いては「平和の使者」となる事が出来!その者を起点として平和の連鎖が生ずるのだ!
 しかし!人間と言うのは実に身勝手な存在であり!何よりも先ず!災いが自身に降りかからない様に振舞い!やがてはそれが人間関係の破断を招き!世は平和になるどころか、却って何の希望もない!或いは生きている事が苦痛となるのだ! 
 故に!我々は是非今こそ!この「傘かしげしぐさ」に謙遜に学ぶべきである!何を学ぶのか?それは、この言動は人を傷つけないか?または破壊的ではないか?そして自分本位ではないか?と常に自身の言動を内省し!日々努力の名の元、改めるべき所を改め!日々精進して行くそんな歩み方が今急務となっているのではないだろうか?
 然り!今や世界が物価高に悩まされる世に於いて正に!今!必要とされるのはこの!隣人愛だ!そうだ!身勝手に振舞い!戦争などしている場合ではないのだ!
 ここからも解る通り人間自分勝手な方向にはいくらでも駒を進められ!寧ろそこに!快楽を感じてしまうが!そうあっては、相手や隣人の表情が益々歪み!相手や隣人を悲しみの淵に追いやっているのだ!故に!我々は先ずはこの「傘かしげしぐさ」でも良いではないか!そう言った小さな積み重ねが、塵も積もれば山となるよろしく、やがて実を結び!世が益々生きやすくなるのではないだろうか?
 然り!人間同士が互いに自分勝手な道を歩めばそこにあるのは「生き辛さ」のみである!
 故に!我々はもう少し大人になって、多少の災いを喜びに変え!日々自身の言動を良く治め!努力を怠らない様務めるべきである!
 何故なら、その歩みの積み重ねが世に平和をもたらす故だ!であるならば我々は先ず!今日から、雨の外を歩くなら是非!この!「傘かしげしぐさ」を真似る所から始めよう!
 そうだ!雨露を相手に振りかける方ではなく、敢えて自身に降りかかる様傘をかしげ!そっと会釈をされては如何だろうか?
 きっとそのしぐさに、「今のしぐさは?」と感銘を受ける者が現れる事であろう!それでこそ!自身は「平和の使者」になれるのだ!
 今まで自身ばかりが雨露に濡れない様相手に傘をかしげ!相手に雨露を振りかけていたなら、今!それにストップをかけ!「傘かしげしぐさ」を実行する者となろう!
 貴方の心に「傘かしげの史観に見る希望」は見えてきましたか?

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