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2022年06月12日17:10

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ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇(Ghost Fleet)

 東南アジアで「海の奴隷」として働かされている人々の救出活動を行うタイ人女性を追い、シーフード産業の闇に迫ったドキュメンタリー。世界有数の水産大国であるタイには、漁船で働かされている数万人もの奴隷労働者がいると言われている。日本でもツナ缶やエビ、キャットフードなど多くの水産物をタイから輸入しているが、安さの裏側で犠牲になっている人々が存在するのだ。タイの漁業会社は遠洋漁業の船員を確保するため、人身売買業者から奴隷労働者を得ている。人身売買業者はタイやミャンマー、ラオス、カンボジアといった貧困国から集めた男性たちを騙して拉致し、わずか数百ドルで漁業会社に売り飛ばす。2017年にノーベル平和賞にノミネートされたタイ人女性パティマ・タンプチャヤクルは、脅迫など数々の困難に直面しながらも、タイの漁船からインドネシアの離島に逃げた人々を救出するべく命がけの航海に出る。(映画.comより)





<2022年5月5日 劇場鑑賞>

 怖かった。こんなひどいことが起きているなんて。まさに人身売買。例えば、ちょっと夜遊びしようと女を誘ったら、途中で気を失っていて、気が付けば洋上。漁を強要され、陸に上がれない。取れた魚は、母船がやって来て持ってゆくから、奴隷たちはずっと洋上にいて働かされるのです。ウトウトしたらどつかれて、ふらふらになっても働かされて、網の巻取りでケガをしてもほったらかし。首がちぎれてしまった人も。どこかわからないような離島に上がって生活している人たちもいて(逃げたのかな。でも、それなら普通に顔出ししてるけど、いいのかな)、とにかく救えるだけの人を救いたいと活動している女性の話です(写真2枚目)。

 いわゆる貧困国と言われるタイやミャンマー、ラオス、カンボジアなどからあらゆる手を使って集められた奴隷たち。それが何年も(長い人だと15年とか!)になるから、親も”死んだもの”と思ってしまったり、実際、離島で家族を作っていたりするから、本当に帰れなかったり。このへんの細かいことは、複雑すぎてあんまり理解できなかったけれど、とにかく、人として扱われてない人がこれほど存在し、安く売りさばかれた魚を私たち先進国の人々が「シーフード」としてお安く食べているということ。これだけは確かなわけです。私、個人的にシーフード料理が大好きで、パスタやカレーなんかも”シーフード”をよく選びます。マリネサラダもね。少なからずショックでした。と同時に、なんでここまでするんだろうと思いました。お魚が欲しければ、普通に漁に出ればいいだけです。なんでこんなことまでして無茶苦茶に取りつくして安く売りさばき、取れなくなったら漁場を移動させ、また無茶苦茶に取る・・・。金さえ儲かれば人も魚も、どうでもいいのですか。情けないですね。おもわず「フェアトレード」という言葉を思い出してしまいました。安いものから買う私たちも悪いのでしょうが。

 もっと世界は住みやすくなるべきです。理想論で空論かもしれませんが。
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