映画を見てから2日、暇を見てはいろいろ思い出しているのですが、考えれば考えるほど含蓄の深い映画です。
じつはSFも読む知人にこの映画を見にいきたいといったところ、「自分も友達に誘われて見にいく予定だけど、元のウルトラマンを知ってる人より知らない人の方が楽しめるみたいですよ」と返されました。
で、元のウルトラマンを知らない知人はこの映画を見て、感動して泣いたそうです。たぶんラストシーンの「おかえり!」が心に刺さったのでしょう。そして、我々は(誰と誰のことだ?)、その感動をすでに庵野監督の「トップをねらえ!」最終話「果てし無き、流れのはてに…」で味わっていることを思い出しました。
あと、「勝てないとわかってゼットンと戦ったんでしょ」というセリフについて、「ウルトラマン」最終話「さらばウルトラマン」でハヤタが「今、ゼットンといいましたね」といかにもゼットンを知っていそうなことをつぶやいていたのとやっとリンクしました。庵野秀明は、あの時のハヤタ=ウルトラマンもおそらくはゼットンに勝てないとわかっていて戦ったのだろうと解釈したのでしょうね。自分は「おかしなことをつぶやくものだ」と心に引っかかっただけでしたけど。
ということで、元のウルトラマンを知っていれば知っているほど楽しめる映画でした。まだまだ自分が気付いていない大ネタ小ネタはたくさん詰まってるんでしょうね。できたらもう一回見にいこうかな。平日の早い時間に行ける機会があれば。シニア料金だしw
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