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2022年05月20日23:38

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復活のルギエル

明日いよいよワクチン3回目接種や。

・ゴーストバスターズ アフターライフ

旧作と故ハロルド・ライミスへの愛とリスペクトに溢れた作品。
独立したエンタメとしては、エンジンのかかりが遅く「面白い!」と思うまでに時間がかかる。キャラクターに関してもフィービーに集中しすぎて他のキャラは印象が今一つ。ポール・ラッドは物語の中枢にいるわけではないのにさすがの存在感だったが。
鉄喰いゴーストやミニマシュマロマンの出現からはテンションも高く、ここまで我慢すれば後は旧作未見者でも充分楽しめるだろう。特に予告でも出ているミニマシュマロマンの可愛さとウザさ、ファニーな毒はこれぞゴーストバスターズ、と喝采を送りたくなる。
それでも「おじいちゃんの真実」や終盤からクライマックスの展開はやはり旧作あってこそで、自分は少し泣いてしまったが手放しに人にお勧めできるものでもないなあ。

・ひるね姫 知らないワタシの物語

絵柄は少々クセがあるがクオリティは高い。特に変形ロボット・ハーツやクライマックス、「パシフィック・リム」じみてクソカッコイイエンジンヘッドの動きは必見だ。が背景とキャラクターがうまく溶け込まず、いささか浮いた感じになってしまっている。
高畑充希演じる主人公ココネはかわいらしく活動的で魅力があるが、キーマンの父親をはじめキャラクター描写が全体的に薄い。ヴィランとなる渡辺およびベワンが今どき珍しい「ただの悪役」で、不愉快な悪人以上の魅力がまったく無いのも個人的に×。
大企業とはいえ一介の専務が警察を手足にするほどの権力を持ってるのも謎だし、かといって社長側の目的も完全な私情を公共事業に捻じ込もうとしているだけだし、落ち着いてみてみると壮大なようでかなりミニマムな話だし、そもそも親父と社長が大人になってきちんとコミュニケートしていれば済む話だし、と色々なことがちぐはぐ。会話のテンポも悪く、物語の運びにテンションの起伏が少ないためイマイチ盛り上がらない。話の中心になる大人たちがポンコツ・悪人・コミュ障ばかりなのもイライラする原因になる。
最大の特徴である現実と、びっくりするほどわかりやすい寓話になっている夢のリンクもかなり説明不足かついい加減で、有機的な繋がりというより都合よく利用されているように見えてしまう。安易に繋がっているだけかと思ったココネとエンシェンの関係にミスリードがあるのだが、それまでの描写と矛盾が生じているなど描写に甘さがある。
さすがに終盤、完全に夢と現実がごっちゃになってからは(整合性はどうあれ)盛り上がるのは確かだし、「母親」が助けに来るところはグッと来たし、最後はオープニングとの対比できちんと親子が会話できるようになっているのも良かった。
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