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2022年04月08日22:35

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ナイトメア・アリー(Nightmare Alley)

 「シェイプ・オブ・ウォーター」でアカデミー賞の作品賞ほか4部門を受賞したギレルモ・デル・トロ監督が、ブラッドリー・クーパーはじめ豪華キャストを迎えて送り出すサスペンススリラー。過去にも映画化されたことのある、1946年に出版された名作ノワール小説「ナイトメア・アリー 悪夢小路」を原作に、野心にあふれ、ショービジネス界で成功した男が、思いがけないところから人生を狂わせていく様を描く。ショービジネスでの成功を夢みる野心にあふれた青年スタンは、人間か獣か正体不明な生き物を出し物にする怪しげなカーニバルの一座とめぐり合う。そこで読心術の技を学んだスタンは、人をひきつける天性の才能とカリスマ性を武器に、トップの興行師となる。しかし、その先には思いがけない闇が待ち受けていた。スタン役を「アリー スター誕生」「アメリカン・スナイパー」などで4度のアカデミー賞ノミネートを誇るブラッドリー・クーパーが務め、2度のアカデミー賞受賞歴をもつケイト・ブランシェットほか、トニ・コレット、ウィレム・デフォー、ルーニー・マーラらが共演した。2022・第94回アカデミー賞では作品賞に加え撮影、美術、衣装デザインの計4部門にノミネート。(映画.comより)







<2022年4月3日 劇場鑑賞>

 デル・トロ監督にしては、普通っぽい映画でした。奇異怪々なものはほとんど出て来ず、真っ当な人間のサガを描いた作品だったと思います。舞台はサーカスでしたが、「獣人」とされて見世物にされる男も、別に見かけが奇異なわけではなく、獣のように荒々しく鶏などを掴んで喰う、というだけのことでした。あれなら「ヴィクター・フランケンシュタイン」のダニエル・ラドクリフの方がせむし男だったかも。

 名優たちが、どこかおどろおどろしいセットで素晴らしい演技を見せるのですが、要は「人の心理はパターンがあって、余程のことでない限りその法則から外れないこと」「人は見かけに弱いから、人を騙すにはそれなりの容姿のほうがやりやすいこと」「うまく行き始めても”ここまで”というわきまえを絶対に崩さないこと」これに尽きるわけです。主人公のブラッドリー・クーパーは、その男前度を生かして成功していたのに、やり過ぎましたね。

 という感じで、話としてはオーソドックスだったので、個人的には少し驚いた次第です。デル・トロ監督なのに(笑)。これは私だけのイメージかもしれませんが、ケイト・ブランシェットはいつもゴージャスで、ルーニー・マーラは幸薄い役柄が多いのですね。本当はルーニーもすごいお嬢様らしいのに。

 ラストはさすがの〆(シメ)でしたね。そのうますぎる展開に息を呑みました。結構長い映画だったのに、その長さを感じさせない映画でした。おススメです。
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