スパタイ2022/3/20感想

日経小説の「ふりさけ見れば」主人公の阿倍仲麻呂が、当時の日本の朝廷から、
日本の史書が正しいと言える様にする為に唐が極秘にしてる秘府の史書を調べてくれ、
と極秘の指令を受けてて。

仲麻呂は、唐の皇帝や重臣からも良くして貰ってたので、裏切り行為では？と悩むも、

唐の皇帝は天から統治を託されている事、
日本の天皇は祖神である瓊瓊杵尊（ににぎのみこと）が天照大神に命じられて天下った事、
を統治の根拠・王権の正統性にしている。

で、日本は唐に日本書紀とか持って行くけど、唐の史書と整合性が合わないとか何とか言われ。
日本の史書が合っているか決める権利を唐に握られている限り、
日本は天皇の絶対性を主張出来ず、唐に従属せざるをえなくなる。
唐は、日本以外の冊封を受ける全ての国に対してもそうしていた。

で、仲麻呂は、
自国の利益を守る為に他国の弱みを握っている事に他ならない。
唐の誤りを正し、正当な国家になる事を手助けしてこそ、真の意味での恩返しになる。
と考え、苦悩し。
任務の為にも、秘府に入れるだけの地位になる必要があり、左遷されるわけにいかないので、
良くしてくれる上司と親友を見限り、政敵の李林甫に従い、自責がある様で。

自分はそんな政府の重鎮みたいなお偉いさんになった事は無いので、
その苦悩は「板挟みにあったりで大変だろうな」位しか分かりませんが、
「誤りを正し、正当な国家になる事を手助けしてこそ、真の意味での恩返し」
ってのは現代にも通じるものがあると思いました。

●仮面ライダーリバイス　第２７話　止めろ！暴君の暴挙と暴力の暴走
オルテカの過去見るに、頭は自他共に認める学力だったが、
物言いがストレート過ぎて、
人に迎合して「賢いから頼りになるなぁ」みたいに認められるコミュ力は無かった様子。

オルテカの親父もあんなキレ方じゃなく、
確かにお前は賢いが、人は一人じゃ生きていけないから慢心せずに、
受けた恩は出来るだけ返して、
ヤバい奴には関わらない様にしろよ、とか言ってれば‥‥

賢いと言っても、
「しあわせ湯に変装して客として入って、ウィークエンドの人みたいにスタンガンで不意打ちすれば一輝は倒せる」って考えつかない辺り、
オルテカは勉強は出来ても、策略家としては凡人か。
・・・いや、あれだけの強さを持ちながら、まさかそんな不意打ちを２回も貰うなんて、普通は考えつかないか。

そもそも、策略家としても頭が良いなら、赤石長官に利用されているのを逆に赤石長官を用済みになったら始末する位はするでしょうし、こんなものか。

だが、ギフテリアンを生み出し、勝てばそれで良し、やられてもギフの餌になるからそれでも良しとしている策略は、本当にいやらしいな。

で、五十嵐三兄妹は父の過去やウィークエンドについて聞かされる。
両親の辛い過去に、バイスやラブコフが暴走したり、ギフも動いてきた現在のピンチな状況。
オルテカも不幸かも知れないけど、五十嵐家は真っ当に生きてても不幸だし、さくらが弱音を吐いても仕方無いかと。

●暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン３話　あかりどろぼう
すみません。
はるかの桃井タロウ（以下タロウ）探しは少なくとも１クール引っ張ると思ってました。

すみません。と言いつつも、ドンブラザーズ全員不幸に襲われる・襲われた後っぽいですし、ブルーはいつ転落するのかと疑ってかかっています。
（お前は井上敏樹さんに恨みでもあるのか）

と言っても、配達の人たちの苦労や努力をキチンと描写しているのは好感持てました。
はるかも反省し成長してましたし。

今回の敵は、夜に見える各家庭の窓の明かりを家庭の幸せの象徴とし、各家庭の照明器具を盗んでいく、闇落ちした宅配業者で、
５５５の白い洗濯物に泥団子投げて汚していた迷惑な少女を思わせる奴でした。

はるかがやっと一緒に居た人間がタロウと気付いて忠誠を誓ったのに、いきなり蹴られてケンカになってしまった。
他のメンツは斬りかかられてましたし、敵を倒した直後にスパーリング・・だったとしても、まともな格闘技・武術関係者では絶対やらない事ですし。
配達してる時やはるかに協力してた時は良い奴なのに何故暴れたのか？

そして、女性の敵幹部も出てきて、ついに３人揃った敵組織。
人を怪人化させ、狙いは何なのか？

余談ですが、はるかと一緒に住んでいるはるかのおばさんは、カブトで風間大介ドレイクが恋をしたウカワームですね。
はるかのおばさんまで不幸に襲われないか心配だ。