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2022年03月21日12:58
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3月13日(日）ZARD坂井泉水の故郷秦野市を旅する 2022年第1回目 河津桜 オカメ桜 ミリオンヒット曲「負けないで」の動画アリ！3/21(月・祝）飛鳥美人発見から節目の50年
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3月21日（月・祝）
本日、朝型から薄い雲に覆われていた。最高気温が20度を越えた先週末から一転し、日中でも冬物のコートが必要だった。東京都多摩地区の最高気温は12度、日中の湿度は30％台から40％台で推移していた。気象庁は3月20日にソメイヨシノの開花宣言を出したものの、今週雨の日が多くなる影響で、足踏みする可能性が高い。通常開花宣言から満開まで1週間、今年に限ると、満開日は来週以降になると予想される。
目次
・話題のニュース 世紀の発見から50年 飛鳥美人の修復完了
本題 2022年第1回目 ZARD坂井泉水の故郷秦野市を旅する 河津桜 オカメ桜 ミリオンヒット曲「負けないで」
・第1章 座間市谷戸山公園、小田原市根府川のオカメザクラ桜祭
・第2章 松田町 早春を感じる河津桜と咲き始めのモモ
・第3章 ZARD坂井泉水が育った秦野市 戸川公園の河津桜 大ヒット曲「負けないで」の歌詞について
見本の写真
左側 秦野戸川公園の夜桜ライトアップ
真ん中 松田町西平畑公園のハーブガーデンの敷地（本文未掲載）
右側 小田原町根府川オカメザクラ（本文未掲載の写真）
話題のニュース 世紀の発見から50年 飛鳥美人の修復完了
本日3月21日で、奈良県高松塚古墳の発見から丁度50年を迎えた。奈良県立橿原考古学研究所が、国内で始となる極採色壁画が掘り起こされたことを受けて、一躍古代史ブームを巻き起こした。古墳の年代は8世紀、黄色、赤、青、水色を含め色彩豊かな壁画から男女16人の姿が浮かび上がった。中国古代思想の方角の守護神「四神」の姿も加わっていることから、女性像は巫女だといえる。ふっくらと丸みを帯びた輪郭と髪が長い女性像から壁画自体を「飛鳥美人」の名で呼ばれた。
写真＝2022年に報道陣に公開された壁画の女性像 撮影者産経新聞代表
壁画は、カビの付着により、経年劣化は深刻だった。2007年から12年以上をかけて、修復作業を行い、2021年春に完了した。黒ずみのあった箇所には、色をつけている。このたび10年ぶりに報道陣の前に壁画を公開した。修復作業を終えたとの報告を受けて、文化庁は、2029年度までに壁画を保存・公開する新施設を整備する方針を示した。いかに古代の建造物を後世に残すか、保存技術の進展が期待されている。
■世紀の発見から50年、鮮やか「飛鳥美人」 高松塚古墳
(朝日新聞デジタル - 03月21日 05:06)
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本題 2022年第1回目 ZARD坂井泉水の故郷秦野市を旅する 河津桜 オカメ桜 ミリオンヒット曲「負けないで」
今回は、3月13日（日）に私が旅したZARD坂井泉水の故郷秦野市を含め、座間市、海老名市、小田原市、足柄上郡松田町を紹介する。
当時、気温の低下により開花が遅れていた早咲きの河津桜が満開を迎えていた。急な暖かさにより、河津桜の開花期間中に、薄いピンク色のオカメザクラも咲き始めていた。この三連休19（土）から21日（月・祝）は、オカメザクラの方は満開、河津桜は散り始めである。一方で桜の代表種ソメイヨシノは、3月20日（日）に東京都で開花宣言が出された。今年は、河津桜、オカメザクラ、ソメイヨシノの3種の開花時期に大きな差がなかった。首都圏では、河津桜の見頃とオカメザクラの咲き始めが重なっていた。
リンク
前回の秦野市関連日記 2021年12月6日付 ZARD坂井泉水が育った秦野市を中心に丹沢山麓を旅する〜遠い日のNostalgia〜 動画アリ！2021年4度目 11月28(日）生誕地平塚市 松田町 2020年、2021年の丹沢山麓の旅を振り返る 12/6(月）オミクロン株国内3例目 https:/
上記の日記より1枚 松田町西平畑公園のトワイライト夜景
3月13日 訪問地
�〆卒峪圈 ｜�戸山公園 午前6時20分頃から午前7時頃
公式サイト http://
��海老名市 相模大堰 午前7時30分頃から午前7時45分頃
同じ場所で3月19日に観察されたカワアイサの写真 風のむろさん https:/
��小田原市 根府川 午前9時40分頃から午前10時50分頃
歩いてみたブログより https:/
�ぢ�柄上郡松田町
・西平畑公園 https:/
・あぐりパーク嵯峨 松田山みかんの里より https:/
�タ遡郢�
・秦野戸川公園 午後2時ごろから午後3時過ぎ
公式サイトhttp://
・秦野香雲寺 午後3時40分頃から午後4時過ぎ
秦野観光協会よりhttps:/
・秦野戸川公園 ライトアップ撮影 午後5時30分頃から午後6時40分
秦野戸川公園のイベントホームページより http://
第1章 座間市谷戸山公園、小田原市根府川のオカメザクラ桜祭
最初の訪問地は、昭和時代の里山の面影が残る谷戸山公園である。午前6時代、高齢者を中心に地元のメンバーが、西入り口付近の古民家の前に集い、ラジオ体操をしていた。高低差のある園内の散策路は、ウォーキングをする地元民が行き交っていた。さすがに写真撮影目的の観光客の姿はなかった。西入り口に程近い湿生生態園は、葦が枯れて、生き物の気配はない。地下から湧き出した水は、凍り付いていた。園内では花の種類が乏しく、木々も葉を落としたままである。里山の春はまだ先だった。
この日撮影したのは、園内に咲いていたオカメザクラの1枚である。
過去に同じ場所で撮影した写真もご覧になっていただきたい。
撮影日 2017年2月11日（土・祝）
掲載日記 谷戸山公園の野鳥 2017年2月13日付け https:/
雪原のカシラダカ
撮影日 2017年4月15日（日）
掲載日記 2017年4月16日付 ウグイス姿を見せる
https:/
ボタンザクラと民家
園の外で鳴いていたウグイス
谷戸山公園に続いて訪れた海老名市相模大堰には、小田急線厚木駅からジョギングで向った。距離はおよそ3,5キロ、最寄りはJR相模線の社家駅である。例年越冬している水鳥のカワアイサを撮影する予定だった。現場へ行っても姿は見られず、およそ10分で引き上げた。
三番目の訪問地は、小田原駅から東海道線で下り方面に、早川を挟んで、2つ先の根府川駅である。神奈川県内の東海道沿線内では、最もレトロな雰囲気が漂う駅として、鉄チャンから熱い視線が注がれている。海沿いの崖上に位置する駅舎は、国鉄時代から変わらず、木組みで、自動改札機がなく、無人だった。東海道沿線に沿うように、静岡県へと繋がる国道135号が走る。歩行者が通れるスペースが少なく、常に左端通行を守らないと、後続の車と衝突する危険を孕む。バス路線も少なく、自転車でも走りにくい。道幅の狭さから、交通事故に気をつける必要があった。駅から1キロ圏内の傾斜地に、オカメザクラが植わっていた。崖地に敷かれたヘアピンカーブの脇には、黄色の菜の花が育っている。人々の地道な植林活動により、冬枯れの里山は、一足速く、春の装いに変わっていた。
低地の根府川駅周辺は、3月13日時点でオカメザクラは見頃を迎えていた。急峻な崖沿いの中腹では咲き始めの段階だった。
実の所、根府川町は、1923年9月1日に起こった関東大震災により、大きな被害を蒙った。トンネル崩落事故と共に、駅舎や橋梁が崩れ落ちた。上り方面に一駅先の早川との間を走っていた列車は、地すべりに巻き込まれ、車両ごと相模湾に転落した。海沿いの傾斜地は、眺めの良さと引き換えに、災害リスクを孕む。風光明媚な里山は、今なお農作業に勤しむ人々の姿がある。住民達の安全面を祈りながら、きつい坂を登った。
根府川駅沿いから1枚
崖地から海沿いを撮影
道路まで枝を伸ばした木
ノスタルジックな駅舎と岡目桜
小田原市根府川町では、オカメザクラ祭が開催されているとはいえ、コロナ禍の影響により、町を上げての宣伝は控えていた。例年、見頃の時期の土日のみ屋台が出ていたという。町自体は決して規模が大きいわけではなく、スーパーやコンビにもなく、こじんまりとした木造の駅舎が今なお残る。険しい地形から、開発は難しく、建物はほぼ平屋の一戸建て住宅である。海沿いの温暖な気候を生かし、特産品としてミカンを売り出した。傾斜地の1角には、住宅地と隣り合うように、温室のみかん畑があった。国道135号から畑と宅地を結ぶ農道を軽トラックが走る。街灯の数は足りないものの、道はしっかりと舗装されていた。
小田原市の西端に位置する根府川駅から、真鶴駅、湯河原駅を挟み、静岡県熱海駅までの東海道沿線沿いは、ミカン狩り農園が数多い。足柄下郡真鶴町は、同町の三ッ石海岸で干潮時磯遊びする親子連れでにぎわう。その西隣の同じ足柄下郡湯河原町は、温泉地としても栄えている。ここ根府川町は、観光開発を抑え、駅前でも人の姿はまばらだった。相模湾を一望できる町中をのんびりと散策することが出来た。
第2章 松田町 早春を感じる河津桜と咲き始めのモモ
午前11時30分頃には、足柄上郡松田町西平畑公園と、隣接するあぐりパーク嵯峨に足を運んだ。２つの場所は、花の見頃にあわせて、入場料300円がかかる。雲間から太陽光が降り注ぎ、ピンクの花びらが一段と栄えた。
最寄の小田急線新松田駅と、向かい側のJR松田駅の標高は69ｍ、距離にして1,2キロ離れた西平畑公園は標高180ｍになる。さらに先のあぐりパーク嵯峨は、標高230ｍから280ｍである。
桜祭の期間は、駅から公園まで頻繁にバスが往復していた。老年のグループや、若いカップル、小さな子連れの家族まで、幅広い世代の方が訪れていた。麓から公園へ繋がる階段沿いのピンク色のアーチを潜り抜けながら、時に足をとめて、撮影をする。木の根元に咲いていた真黄色の菜の花も見頃を迎えていた。
足柄平野をバックに撮影
公園のシンボルとなるハーブガーデンと河津桜
ハーブガーデンからの景色
園内では、ふるさと鉄道と題したミニチュア鉄道が運行している。子供達を中心に人気を集め、桜のアーチを潜り、鉄橋を越える。崖地では登山鉄道さながらのスイッチバックを行う。昨年8月の大雨による土砂崩れの影響により、レールが捻じ曲がるなどの被害にあった。いまだに全長1,2キロの区間の全面復旧にいたっていなかった。災害が激甚化する時代、傾斜地は土砂崩れの被害にあいやすい。公園の方も徹底した安全管理が求められるようになった。
西平畑公園よりさらに奥には、2月頃から3月頃まで後悔されているあぐりパーク嵯峨という絶景に恵まれた施設がある。標高は230ｍから280ｍ、園内は人工物が最小限にとどまり、獣道のように、木と木の間を潜り抜けられる。もちろん、大きな石を含め障害物は、取り除かれていた。転落事故を避ける観点から、手すりを設置している箇所もある。ピンクの河津桜を中心に、白梅、紅梅、鮮やかなピンクのモモまで咲いていた。複数の花をファインダーの中にいれて、シャッターを切ると、写真の出来栄えがよくなる。散策路から外れた茂みの先には、河津桜の木に寄り添うカップルの姿がある。二人だけの時間を大切にしてあげたい。他の個人客は、カップルとは一定の距離をとりながら、構図を決めて、彩り豊かな花の撮影を楽しんでいた。
菜の花、白梅 河津桜の3ショット
河津桜と足柄平野
足柄平野を遠めに、モモ、菜の花、河津桜を撮影
あぐりパーク嵯峨は、松田町の資金援助の元、地元のみかん農家の人たちによって管理されている。3月13日時点で、河津桜を含め、モモの花、白梅、紅梅を含めて、丁度見頃と重なっていた。黄色とピンク、空の青色が混ざり、里山の春を象徴する風景となった。
第3章 ZARD坂井泉水が育った秦野市 戸川公園の河津桜 大ヒット曲「負けないで」の歌詞について
午後2時ごろに向ったのは、水無し川の上流部に位置する丹沢登山の玄関口、神奈川県立秦野戸川公園である。最寄は小田急線新松田駅から登り方面で一駅先の渋沢駅である。駅間の距離は、小田急線最長の6,6ｋｍ、渓谷の中を走る線路沿いには、民家も疎らで、空き地も多い。ところどころ、幹線道路を走る車のドライバーが立ち寄るコンビがあった。
渋沢駅は、日本のJ-POP界を代表するアーティストZARDの坂井泉水ゆかりの地でもある。駅北側のバスロータリーには、坂井泉水の功績を湛えて、小さな看板が設置されていた。
看板
何度も駅を利用している私でさえも発見できない程、看板は小さかった。坂井泉水自身は、1991年2月10日に1st シングル「Good Bye-my Lonelyness」をリリースした後も、渋沢駅周辺の実家から、都内へ電車で通っていたという。当時はバブル期、地価の上昇に伴い、デビュー間もない若い24歳のアーティストが、部屋を借りて暮らすには、金銭的にも苦しい事情がある。彼女は、デビュー前の2年間の不動産会社の勤務時代を含めて、小田急線に乗って、実家の秦野市と都市部との往復を繰り返していた。1993年に一躍トップアーティストの仲間入りを果たし、音楽活動が軌道に乗りはじめると、状況が変わった。両親と共に町田市南部に移り住み、テレビや雑誌の前に姿を見せることなく、マイペースに暮らしていた。2007年5月27日に40年の短い生涯を終えた。坂井泉水自身は、昭和時代の終わりから平成時代の初めにかけての、小田急線ユーザーだった。
以下 坂井泉水の故郷について説明した日記
2021年12月2日付 ZARD坂井泉水が育った秦野市を中心に丹沢山麓を旅する 2021年3度目 11月27日（土）厚木市、伊勢原市、足柄上郡松田町、生誕地平塚市 紅葉と夜景 その他オミクロン株について https:/
さて、戸川公園の河津桜の写真を公開する。
風のつり橋とのコラボ
戸川公園は、丹沢登山の玄関口、バスの車内は上りよりも、下り方面の方が混みあっていた。風のつり橋の麓を流れる水無し川沿いは、バーベキュー広場と共に、子供向けの遊具が設置されている。新緑のゴールデンウィークには、バーベキュー広場が解放され、子供達の賑やかな声が聞こえるはずである。
午後3時40分頃、一端戸川公園を離れ、同じ市内の西田原町にある香雲寺の梅を観賞した。急激な暖かさにより、3月3日時点で咲き始めだった梅の花が、13日には見頃を過ぎていた。風が吹くと共に、枝から剥がれた花びらが、宙を舞いながら落ちていった。「花の命は短い」の言葉通りの光景だった。
境内の入り口
境内から参道
午後４時15分頃には、一端秦野駅へとバスで戻り、遅い昼食をとった。日中は日差があったものの、天気予報どおり、午後3時ごろには雲が発達していた。幸いにも空気が乾燥している分、見通しは悪くなかった。旅の最後に訪れる夜景スポットは、日中にも撮影に向った秦野戸川公園、小田急線と神奈川中央交通が発行した「大山・丹沢フリーパス」を使うと、指定区間は電車、バス共乗り降り自由である。一度訪れた場所へ、再度向った。
秦野駅から下り方面で隣の渋沢駅まで電車で移動し、路線バスに乗り換え、戸川公園に隣接した終点大倉で降りる。バス路線沿いには、坂井泉水が卒業した秦野市立西中学校と、西小学校がある。彼女は、秦野西中学校時代に陸上競技の200メートル走で、当時の神奈川県の新記録を樹立した。1993年2月26日に発売された166万枚のセールスを記録した「負けないで」は、スポーツに打ち込む青年を描いている。彼女が、学生時代陸上競技を続けてきた中で、時に体力の消耗により、息苦しさを感じることもあったはずである。詞の作成に取り掛かる際、学生時代の記憶が蘇り、修正を繰り返しながら、書き進めたに違いない。小学校や中学校、高校の運動会では、「定番ソング」として定着した。歌詞の原点は、まさに秦野市の渋沢駅周辺地区にあった。
以下の日記 歌詞遠い日のNostalgiaや西小学校と西中学校の地図を掲載。
2021年11月7日付け ZARDの坂井泉水が育った町秦野市を旅する〜遠い日のNostalgia〜 近隣の足柄上郡松田町、厚木市と共に招介 天体写真、コキアの紅葉 西平畑公園 夜景 その他浜崎あゆみ、急遽公演中止 https:/
秦野戸川公園に到着した時刻は午後5時30分、河津桜の見頃に合わせて、3月5日（土）から3月21日（月・春分の日）まで17日間にわたり、午後5時からライトアップイベントが行われている。
2020年までは、隣の松田町の西平畑公園で行われる河津桜のライトアップが、注目を浴びていた。2021年は祭の方は中止、2022年は祭を行うとはいえ、午後4時には終了である。2022年は、代わりに河津桜の時期に秦野戸川公園がライトアップを行う。
午後5時の予定時刻に、河津桜と共に、風のつり橋を装飾した青色LED電球が点灯する。夜景が綺麗なトワイライトタイムは、午後6時3分から13分までの10分余りになる。雲の量が多いとはいえ、ライトアップ型の夜景写真の場合、影響は最小限にとどまる。
既に河津桜沿いには、複数人のカメラマンが三脚をセットしていた。私は、東屋に腰を落ち着け、顔を伏せながら、しばしの間目を閉じた。
午後6時前に、体を起こして、撮影に取り掛かった。
午後6時2分撮影 河津桜と風のつり橋
午後6時9分撮影 風のつり橋の真ん中辺りから渋沢駅周辺の町並みを撮影
午後6時13分撮影 風のつり橋の全体像
午後6時15分撮影 河津桜とのコラボ
午後6時20分撮影
午後6時32分撮影
トワイライトタイムが過ぎると、辺り一体闇に包まれ、ピンクの花びらが浮かび上がる。空が青みを帯びた時間帯では、背景の山並みやがくっきりと出る分、クリアな写真になる。
2022年は、例年になく、冬の寒さが厳しく、梅の花や河津桜の開花が遅れていた。3月に入り、急に春めいてきた分、梅や河津桜の蕾が一気に膨らみ、満開を迎えた。カワヅザクラ、オカメザクラ、ソメイヨシノへと3種の桜の開花リレーとなった。
今回の訪問地、座間市谷戸山公園、小田原市の根府川、松田町の西平畑公園とあぐりパーク嵯峨、戸川公園と香雲寺を含む秦野市は、地形の変化に富む。開発を免れたことにより、昔ながらの自然が残り、畑を開墾し、野菜を育てていた。進学や就職で田者から都会に出た若者が、人ごみの中で生活していると、ふと故郷に帰りたくなる。坂井泉水は、若者の気持ちを読み解いて、歌詞に書いた。その作品が「遠い日のNostalgia」だった。農地と住宅地が接する秦野市を彷彿とさせる曲である。
いよいよ、冬の間土の中に眠っていた植物達が芽を出し、里山は春本番を迎える。
本日、朝型から薄い雲に覆われていた。最高気温が20度を越えた先週末から一転し、日中でも冬物のコートが必要だった。東京都多摩地区の最高気温は12度、日中の湿度は30％台から40％台で推移していた。気象庁は3月20日にソメイヨシノの開花宣言を出したものの、今週雨の日が多くなる影響で、足踏みする可能性が高い。通常開花宣言から満開まで1週間、今年に限ると、満開日は来週以降になると予想される。
目次
・話題のニュース 世紀の発見から50年 飛鳥美人の修復完了
本題 2022年第1回目 ZARD坂井泉水の故郷秦野市を旅する 河津桜 オカメ桜 ミリオンヒット曲「負けないで」
・第1章 座間市谷戸山公園、小田原市根府川のオカメザクラ桜祭
・第2章 松田町 早春を感じる河津桜と咲き始めのモモ
・第3章 ZARD坂井泉水が育った秦野市 戸川公園の河津桜 大ヒット曲「負けないで」の歌詞について
見本の写真
左側 秦野戸川公園の夜桜ライトアップ
真ん中 松田町西平畑公園のハーブガーデンの敷地（本文未掲載）
右側 小田原町根府川オカメザクラ（本文未掲載の写真）
話題のニュース 世紀の発見から50年 飛鳥美人の修復完了
本日3月21日で、奈良県高松塚古墳の発見から丁度50年を迎えた。奈良県立橿原考古学研究所が、国内で始となる極採色壁画が掘り起こされたことを受けて、一躍古代史ブームを巻き起こした。古墳の年代は8世紀、黄色、赤、青、水色を含め色彩豊かな壁画から男女16人の姿が浮かび上がった。中国古代思想の方角の守護神「四神」の姿も加わっていることから、女性像は巫女だといえる。ふっくらと丸みを帯びた輪郭と髪が長い女性像から壁画自体を「飛鳥美人」の名で呼ばれた。
写真＝2022年に報道陣に公開された壁画の女性像 撮影者産経新聞代表
壁画は、カビの付着により、経年劣化は深刻だった。2007年から12年以上をかけて、修復作業を行い、2021年春に完了した。黒ずみのあった箇所には、色をつけている。このたび10年ぶりに報道陣の前に壁画を公開した。修復作業を終えたとの報告を受けて、文化庁は、2029年度までに壁画を保存・公開する新施設を整備する方針を示した。いかに古代の建造物を後世に残すか、保存技術の進展が期待されている。
■世紀の発見から50年、鮮やか「飛鳥美人」 高松塚古墳
(朝日新聞デジタル - 03月21日 05:06)
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本題 2022年第1回目 ZARD坂井泉水の故郷秦野市を旅する 河津桜 オカメ桜 ミリオンヒット曲「負けないで」
今回は、3月13日（日）に私が旅したZARD坂井泉水の故郷秦野市を含め、座間市、海老名市、小田原市、足柄上郡松田町を紹介する。
当時、気温の低下により開花が遅れていた早咲きの河津桜が満開を迎えていた。急な暖かさにより、河津桜の開花期間中に、薄いピンク色のオカメザクラも咲き始めていた。この三連休19（土）から21日（月・祝）は、オカメザクラの方は満開、河津桜は散り始めである。一方で桜の代表種ソメイヨシノは、3月20日（日）に東京都で開花宣言が出された。今年は、河津桜、オカメザクラ、ソメイヨシノの3種の開花時期に大きな差がなかった。首都圏では、河津桜の見頃とオカメザクラの咲き始めが重なっていた。
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前回の秦野市関連日記 2021年12月6日付 ZARD坂井泉水が育った秦野市を中心に丹沢山麓を旅する〜遠い日のNostalgia〜 動画アリ！2021年4度目 11月28(日）生誕地平塚市 松田町 2020年、2021年の丹沢山麓の旅を振り返る 12/6(月）オミクロン株国内3例目 https:/
上記の日記より1枚 松田町西平畑公園のトワイライト夜景
3月13日 訪問地
�〆卒峪圈 ｜�戸山公園 午前6時20分頃から午前7時頃
公式サイト http://
��海老名市 相模大堰 午前7時30分頃から午前7時45分頃
同じ場所で3月19日に観察されたカワアイサの写真 風のむろさん https:/
��小田原市 根府川 午前9時40分頃から午前10時50分頃
歩いてみたブログより https:/
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・西平畑公園 https:/
・あぐりパーク嵯峨 松田山みかんの里より https:/
�タ遡郢�
・秦野戸川公園 午後2時ごろから午後3時過ぎ
公式サイトhttp://
・秦野香雲寺 午後3時40分頃から午後4時過ぎ
秦野観光協会よりhttps:/
・秦野戸川公園 ライトアップ撮影 午後5時30分頃から午後6時40分
秦野戸川公園のイベントホームページより http://
第1章 座間市谷戸山公園、小田原市根府川のオカメザクラ桜祭
最初の訪問地は、昭和時代の里山の面影が残る谷戸山公園である。午前6時代、高齢者を中心に地元のメンバーが、西入り口付近の古民家の前に集い、ラジオ体操をしていた。高低差のある園内の散策路は、ウォーキングをする地元民が行き交っていた。さすがに写真撮影目的の観光客の姿はなかった。西入り口に程近い湿生生態園は、葦が枯れて、生き物の気配はない。地下から湧き出した水は、凍り付いていた。園内では花の種類が乏しく、木々も葉を落としたままである。里山の春はまだ先だった。
この日撮影したのは、園内に咲いていたオカメザクラの1枚である。
過去に同じ場所で撮影した写真もご覧になっていただきたい。
撮影日 2017年2月11日（土・祝）
掲載日記 谷戸山公園の野鳥 2017年2月13日付け https:/
雪原のカシラダカ
撮影日 2017年4月15日（日）
掲載日記 2017年4月16日付 ウグイス姿を見せる
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ボタンザクラと民家
園の外で鳴いていたウグイス
谷戸山公園に続いて訪れた海老名市相模大堰には、小田急線厚木駅からジョギングで向った。距離はおよそ3,5キロ、最寄りはJR相模線の社家駅である。例年越冬している水鳥のカワアイサを撮影する予定だった。現場へ行っても姿は見られず、およそ10分で引き上げた。
三番目の訪問地は、小田原駅から東海道線で下り方面に、早川を挟んで、2つ先の根府川駅である。神奈川県内の東海道沿線内では、最もレトロな雰囲気が漂う駅として、鉄チャンから熱い視線が注がれている。海沿いの崖上に位置する駅舎は、国鉄時代から変わらず、木組みで、自動改札機がなく、無人だった。東海道沿線に沿うように、静岡県へと繋がる国道135号が走る。歩行者が通れるスペースが少なく、常に左端通行を守らないと、後続の車と衝突する危険を孕む。バス路線も少なく、自転車でも走りにくい。道幅の狭さから、交通事故に気をつける必要があった。駅から1キロ圏内の傾斜地に、オカメザクラが植わっていた。崖地に敷かれたヘアピンカーブの脇には、黄色の菜の花が育っている。人々の地道な植林活動により、冬枯れの里山は、一足速く、春の装いに変わっていた。
低地の根府川駅周辺は、3月13日時点でオカメザクラは見頃を迎えていた。急峻な崖沿いの中腹では咲き始めの段階だった。
実の所、根府川町は、1923年9月1日に起こった関東大震災により、大きな被害を蒙った。トンネル崩落事故と共に、駅舎や橋梁が崩れ落ちた。上り方面に一駅先の早川との間を走っていた列車は、地すべりに巻き込まれ、車両ごと相模湾に転落した。海沿いの傾斜地は、眺めの良さと引き換えに、災害リスクを孕む。風光明媚な里山は、今なお農作業に勤しむ人々の姿がある。住民達の安全面を祈りながら、きつい坂を登った。
根府川駅沿いから1枚
崖地から海沿いを撮影
道路まで枝を伸ばした木
ノスタルジックな駅舎と岡目桜
小田原市根府川町では、オカメザクラ祭が開催されているとはいえ、コロナ禍の影響により、町を上げての宣伝は控えていた。例年、見頃の時期の土日のみ屋台が出ていたという。町自体は決して規模が大きいわけではなく、スーパーやコンビにもなく、こじんまりとした木造の駅舎が今なお残る。険しい地形から、開発は難しく、建物はほぼ平屋の一戸建て住宅である。海沿いの温暖な気候を生かし、特産品としてミカンを売り出した。傾斜地の1角には、住宅地と隣り合うように、温室のみかん畑があった。国道135号から畑と宅地を結ぶ農道を軽トラックが走る。街灯の数は足りないものの、道はしっかりと舗装されていた。
小田原市の西端に位置する根府川駅から、真鶴駅、湯河原駅を挟み、静岡県熱海駅までの東海道沿線沿いは、ミカン狩り農園が数多い。足柄下郡真鶴町は、同町の三ッ石海岸で干潮時磯遊びする親子連れでにぎわう。その西隣の同じ足柄下郡湯河原町は、温泉地としても栄えている。ここ根府川町は、観光開発を抑え、駅前でも人の姿はまばらだった。相模湾を一望できる町中をのんびりと散策することが出来た。
第2章 松田町 早春を感じる河津桜と咲き始めのモモ
午前11時30分頃には、足柄上郡松田町西平畑公園と、隣接するあぐりパーク嵯峨に足を運んだ。２つの場所は、花の見頃にあわせて、入場料300円がかかる。雲間から太陽光が降り注ぎ、ピンクの花びらが一段と栄えた。
最寄の小田急線新松田駅と、向かい側のJR松田駅の標高は69ｍ、距離にして1,2キロ離れた西平畑公園は標高180ｍになる。さらに先のあぐりパーク嵯峨は、標高230ｍから280ｍである。
桜祭の期間は、駅から公園まで頻繁にバスが往復していた。老年のグループや、若いカップル、小さな子連れの家族まで、幅広い世代の方が訪れていた。麓から公園へ繋がる階段沿いのピンク色のアーチを潜り抜けながら、時に足をとめて、撮影をする。木の根元に咲いていた真黄色の菜の花も見頃を迎えていた。
足柄平野をバックに撮影
公園のシンボルとなるハーブガーデンと河津桜
ハーブガーデンからの景色
園内では、ふるさと鉄道と題したミニチュア鉄道が運行している。子供達を中心に人気を集め、桜のアーチを潜り、鉄橋を越える。崖地では登山鉄道さながらのスイッチバックを行う。昨年8月の大雨による土砂崩れの影響により、レールが捻じ曲がるなどの被害にあった。いまだに全長1,2キロの区間の全面復旧にいたっていなかった。災害が激甚化する時代、傾斜地は土砂崩れの被害にあいやすい。公園の方も徹底した安全管理が求められるようになった。
西平畑公園よりさらに奥には、2月頃から3月頃まで後悔されているあぐりパーク嵯峨という絶景に恵まれた施設がある。標高は230ｍから280ｍ、園内は人工物が最小限にとどまり、獣道のように、木と木の間を潜り抜けられる。もちろん、大きな石を含め障害物は、取り除かれていた。転落事故を避ける観点から、手すりを設置している箇所もある。ピンクの河津桜を中心に、白梅、紅梅、鮮やかなピンクのモモまで咲いていた。複数の花をファインダーの中にいれて、シャッターを切ると、写真の出来栄えがよくなる。散策路から外れた茂みの先には、河津桜の木に寄り添うカップルの姿がある。二人だけの時間を大切にしてあげたい。他の個人客は、カップルとは一定の距離をとりながら、構図を決めて、彩り豊かな花の撮影を楽しんでいた。
菜の花、白梅 河津桜の3ショット
河津桜と足柄平野
足柄平野を遠めに、モモ、菜の花、河津桜を撮影
あぐりパーク嵯峨は、松田町の資金援助の元、地元のみかん農家の人たちによって管理されている。3月13日時点で、河津桜を含め、モモの花、白梅、紅梅を含めて、丁度見頃と重なっていた。黄色とピンク、空の青色が混ざり、里山の春を象徴する風景となった。
第3章 ZARD坂井泉水が育った秦野市 戸川公園の河津桜 大ヒット曲「負けないで」の歌詞について
午後2時ごろに向ったのは、水無し川の上流部に位置する丹沢登山の玄関口、神奈川県立秦野戸川公園である。最寄は小田急線新松田駅から登り方面で一駅先の渋沢駅である。駅間の距離は、小田急線最長の6,6ｋｍ、渓谷の中を走る線路沿いには、民家も疎らで、空き地も多い。ところどころ、幹線道路を走る車のドライバーが立ち寄るコンビがあった。
渋沢駅は、日本のJ-POP界を代表するアーティストZARDの坂井泉水ゆかりの地でもある。駅北側のバスロータリーには、坂井泉水の功績を湛えて、小さな看板が設置されていた。
看板
何度も駅を利用している私でさえも発見できない程、看板は小さかった。坂井泉水自身は、1991年2月10日に1st シングル「Good Bye-my Lonelyness」をリリースした後も、渋沢駅周辺の実家から、都内へ電車で通っていたという。当時はバブル期、地価の上昇に伴い、デビュー間もない若い24歳のアーティストが、部屋を借りて暮らすには、金銭的にも苦しい事情がある。彼女は、デビュー前の2年間の不動産会社の勤務時代を含めて、小田急線に乗って、実家の秦野市と都市部との往復を繰り返していた。1993年に一躍トップアーティストの仲間入りを果たし、音楽活動が軌道に乗りはじめると、状況が変わった。両親と共に町田市南部に移り住み、テレビや雑誌の前に姿を見せることなく、マイペースに暮らしていた。2007年5月27日に40年の短い生涯を終えた。坂井泉水自身は、昭和時代の終わりから平成時代の初めにかけての、小田急線ユーザーだった。
以下 坂井泉水の故郷について説明した日記
2021年12月2日付 ZARD坂井泉水が育った秦野市を中心に丹沢山麓を旅する 2021年3度目 11月27日（土）厚木市、伊勢原市、足柄上郡松田町、生誕地平塚市 紅葉と夜景 その他オミクロン株について https:/
さて、戸川公園の河津桜の写真を公開する。
風のつり橋とのコラボ
戸川公園は、丹沢登山の玄関口、バスの車内は上りよりも、下り方面の方が混みあっていた。風のつり橋の麓を流れる水無し川沿いは、バーベキュー広場と共に、子供向けの遊具が設置されている。新緑のゴールデンウィークには、バーベキュー広場が解放され、子供達の賑やかな声が聞こえるはずである。
午後3時40分頃、一端戸川公園を離れ、同じ市内の西田原町にある香雲寺の梅を観賞した。急激な暖かさにより、3月3日時点で咲き始めだった梅の花が、13日には見頃を過ぎていた。風が吹くと共に、枝から剥がれた花びらが、宙を舞いながら落ちていった。「花の命は短い」の言葉通りの光景だった。
境内の入り口
境内から参道
午後４時15分頃には、一端秦野駅へとバスで戻り、遅い昼食をとった。日中は日差があったものの、天気予報どおり、午後3時ごろには雲が発達していた。幸いにも空気が乾燥している分、見通しは悪くなかった。旅の最後に訪れる夜景スポットは、日中にも撮影に向った秦野戸川公園、小田急線と神奈川中央交通が発行した「大山・丹沢フリーパス」を使うと、指定区間は電車、バス共乗り降り自由である。一度訪れた場所へ、再度向った。
秦野駅から下り方面で隣の渋沢駅まで電車で移動し、路線バスに乗り換え、戸川公園に隣接した終点大倉で降りる。バス路線沿いには、坂井泉水が卒業した秦野市立西中学校と、西小学校がある。彼女は、秦野西中学校時代に陸上競技の200メートル走で、当時の神奈川県の新記録を樹立した。1993年2月26日に発売された166万枚のセールスを記録した「負けないで」は、スポーツに打ち込む青年を描いている。彼女が、学生時代陸上競技を続けてきた中で、時に体力の消耗により、息苦しさを感じることもあったはずである。詞の作成に取り掛かる際、学生時代の記憶が蘇り、修正を繰り返しながら、書き進めたに違いない。小学校や中学校、高校の運動会では、「定番ソング」として定着した。歌詞の原点は、まさに秦野市の渋沢駅周辺地区にあった。
以下の日記 歌詞遠い日のNostalgiaや西小学校と西中学校の地図を掲載。
2021年11月7日付け ZARDの坂井泉水が育った町秦野市を旅する〜遠い日のNostalgia〜 近隣の足柄上郡松田町、厚木市と共に招介 天体写真、コキアの紅葉 西平畑公園 夜景 その他浜崎あゆみ、急遽公演中止 https:/
秦野戸川公園に到着した時刻は午後5時30分、河津桜の見頃に合わせて、3月5日（土）から3月21日（月・春分の日）まで17日間にわたり、午後5時からライトアップイベントが行われている。
2020年までは、隣の松田町の西平畑公園で行われる河津桜のライトアップが、注目を浴びていた。2021年は祭の方は中止、2022年は祭を行うとはいえ、午後4時には終了である。2022年は、代わりに河津桜の時期に秦野戸川公園がライトアップを行う。
午後5時の予定時刻に、河津桜と共に、風のつり橋を装飾した青色LED電球が点灯する。夜景が綺麗なトワイライトタイムは、午後6時3分から13分までの10分余りになる。雲の量が多いとはいえ、ライトアップ型の夜景写真の場合、影響は最小限にとどまる。
既に河津桜沿いには、複数人のカメラマンが三脚をセットしていた。私は、東屋に腰を落ち着け、顔を伏せながら、しばしの間目を閉じた。
午後6時前に、体を起こして、撮影に取り掛かった。
午後6時2分撮影 河津桜と風のつり橋
午後6時9分撮影 風のつり橋の真ん中辺りから渋沢駅周辺の町並みを撮影
午後6時13分撮影 風のつり橋の全体像
午後6時15分撮影 河津桜とのコラボ
午後6時20分撮影
午後6時32分撮影
トワイライトタイムが過ぎると、辺り一体闇に包まれ、ピンクの花びらが浮かび上がる。空が青みを帯びた時間帯では、背景の山並みやがくっきりと出る分、クリアな写真になる。
2022年は、例年になく、冬の寒さが厳しく、梅の花や河津桜の開花が遅れていた。3月に入り、急に春めいてきた分、梅や河津桜の蕾が一気に膨らみ、満開を迎えた。カワヅザクラ、オカメザクラ、ソメイヨシノへと3種の桜の開花リレーとなった。
今回の訪問地、座間市谷戸山公園、小田原市の根府川、松田町の西平畑公園とあぐりパーク嵯峨、戸川公園と香雲寺を含む秦野市は、地形の変化に富む。開発を免れたことにより、昔ながらの自然が残り、畑を開墾し、野菜を育てていた。進学や就職で田者から都会に出た若者が、人ごみの中で生活していると、ふと故郷に帰りたくなる。坂井泉水は、若者の気持ちを読み解いて、歌詞に書いた。その作品が「遠い日のNostalgia」だった。農地と住宅地が接する秦野市を彷彿とさせる曲である。
いよいよ、冬の間土の中に眠っていた植物達が芽を出し、里山は春本番を迎える。
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