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2022年01月14日22:05

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THE W 2021

THE W

Aブロック
よねだ2000
『力士の友達に謝る』
初めて見たけどブッ飛んでるね。今お笑いも既存の概念をブチ壊して次々と新境地を開拓しているが、まさかこんな方向にも笑いがあるとはねぇ…
常に背景にリズムがあるから、2人のテンポがズレると漫才自体が成立しない。これは相当練習したんじゃないかな。ダンスが上手いのかどうか俺には判らないけど、清水の動きはキレキレ。

紅しょうが
『婚活』
破壊力抜群の熊本プロレスのインパクトが凄いんだけど、何と言っても稲田でしょ。隣でどんだけがなり立てようと、ポワ〜ンと無表情で全てを吸収してしまう底の無さ。
しかし個人的には、あんなオロオロ狼狽える稲田姐ぇ〜さんは見たくなかったな。

茶々
『電車の向かいに座る女』
これも独創性溢れるネタ。展開に強烈に引き込まれるし途中まで凄く面白い。後半からつまらなくなると言うのではなく、不安や恐怖が面白さを上回って行く感じ。特にオチは凄まじいな。
さすが元ミュージカル女優だけあって素晴らしい演技力。一芸は身を助けると言うが、このルックスと演技力、そして唯一無二の着眼点や独創性。今後非常に楽しみな芸人さん。

TEAM BANANA
『ムカつく女』
しゃべくりの巧さは以前から折り紙付きだが、毒舌の山田と、それに呆れながらツッコむ藤本ってスタイルはありきたりだし、やはり基本的に毒舌には好感は持てない。『隣がフォローすりゃ何言っても許される訳じゃない』と思ってしまう。ちょっとチキチキジョニーを彷彿とする。

オダウエダ
『焼き鳥屋』
小田はいちいち言葉に出して説明するしセリフは素人感丸出しの棒読み。植田は個性的なルックスだが実はIQ132の秀才。小道具が全部不気味ってのも凄い。こういうの『鬼才』って呼ぶんだろうか。

優勝候補と目された紅しょうがは、曲者のヨネダ2000、茶々、実力派のチーバナを倒して存在感を発揮するも、最後にオダウエダにまさかの敗退。
この勝ち抜きシステムってやはり問題あるんじゃないかな。前にやったネタって思い出補正がかかったり、逆に印象が薄らいだりして正確な評価ができるのだろうか?なんか今回の結果にしても、『また紅しょうが?』みたいな気持ちが何処かに表れてない?見てる人達には勿論、審査する人達にも?
取り敢えずA組勝者はオダウエダ。



Bブロック
天才ピアニスト
『ドアの開閉試験』
シュッとした女前の竹内と上沼恵美子のモノマネでブレイク中のますみのコンビ。これはまず着眼点に驚かされる。そして、こんなはちゃめちゃな設定で話を成立させてしまう演技力。地力では今大会1番じゃないかな。

女ガールズ
『○○やったら知ってんで』
今回知らない芸人さんのネタの中では個人的に1番気に入った。両サイドの2人は素人とは思えない程なかなか達者(途中でセリフ飛ばしちゃうけど)。両脇から容赦なく毒付き、滅多打ちされる真ん中のなつきガールズの狼狽える表情が普通に笑える。
俺はM-1のもものネタにもハマったけど、こういうスタイルが個人的に好きなのかも。

ヒコロヒー
『パンクとフォーク』
演技力があって雰囲気を作り出せる。ただ上手い下手と、笑えるかどうかは別の話。上手いから『うんうん、なるほど』と話に入り込んで行けるけど、『それで?』って感じ。『何処が笑う所?』みたいな。
俺の中では柳原可奈子や友近と同じ括りだろうか。
バラエティー番組は一切見ないので彼女が売れてるのは全く知らなかったが、それで注目されてるのが裏目に出たのか、物凄い緊張してた。それが見てる側にまで伝わって来て、ハラハラして純粋に楽しんで見れなかった。

スパイク
『クラブで出会いを探す』
去年コロナで辞退した組だが、今年もこの舞台まで上がって来たのは根性と実力か。メガネの松浦とアイドルっぽい小川のコンビだけど、プンプン怒る小川が可愛らしく無条件で笑ってしまう。

Aマッソ
『社会人の電話対応』
俺がAマッソ嫌いなのもあるけど、なぜこのネタが評価されるのか解らん。村上が電話を受けて、敬語と呼び捨てがゴッチャになるネタだけど、これ100%展開読めないか?Aマッソだから何処で捻るかと思ってたけど、まさかそのまんま。え〜、それでウケるの…?
俺には全く解らん。
あ〜なるほど。だから『天才』なのか。

Bブロックは天才ピアニストの独壇場だったが、最後にひっくり返したAマッソが勝ち抜き。
それと今回から、視聴者投票で第3のコンビが選ばれ、決勝進出はA組勝者のオダウエダ、B組勝者のAマッソ、そして天才ピアニストの3組となった。
このシステムは悪くないね。天ピが選ばれたのも納得した人が多かった事と思う



天才ピアニスト
『夕飯の献立を予想する店員』
憑依したかの様なますみの演技が秀逸。設定は相変わらず斬新だが笑いの量は多くなかったかな。

オダウエダ
『カニのストーカー』
やはり、かなりブッ飛んだ設定。小田の『カニィ〜exclamation ×2 』って棒読みの絶叫がイラッとするw

Aマッソ
『ペイズリー柄の霊が見える』
プロジェクション・マッピングを駆使した新しいタイプのネタ。前にもやったけど、格段に進歩している。つまらなくはなかったけど、別段面白いとも思わない。『ペイズリー』の所が笑うポイントだったらしいけど。



いやぁ〜今回は荒れたね。いつも大きな賞レースは結果で荒れるけれど、今回のは酷いわ。
好みとかは別にして、冷静に考えれば俺も天ピとAマッソの一騎討ちだったと思う。世間一般でも殆どの人がそう感じていた様だ。ところが結果はご存知の通り(?)、3-2-2と分散し、3票を集めたオダウエダが優勝。
これは審査員が決める事なんで、俺は個人的には文句を言うつもりはない。けれどこの結果じゃ荒れるよね。アンガ田中は贔屓と思われるのがイヤで、同じ事務所のAマッソを外したんじゃないか、と勘繰られたり、哲夫なんか面白くないくせに、とか、関係ない批判までされて気の毒だ。
しかし人生が変わるかどうかの瀬戸際で、その鍵を持たされるプレッシャーって相当だろうな。誰も審査員やりたがらない訳だわ。

THE Wも今回で5回目となったが、全体的にレベルが上がってるんじゃないかな。『はぁ?何コレ… 』みたいな組は殆ど無く、斬新なネタが多くて驚かされた。

それと1つ気になったのはAマッソのプロジェクションマッピングのネタ。これって第3者が協力してるのだろうか?もしそうであって、それがルール的にOKだとしたら、何処まで、何人までの協力がOKなのだろう。
と言うか、それより気になったのは、作家が作ったネタだとネットで指摘されてた点。これが事実だとしたら問題じゃないのかな?『どの芸人が面白いか』を競い合ってるんだから、ネタは自分達で作るべき。でなけりゃ、『貰ったネタを如何に上手に演じるか?』の勝負であり、それじゃやってる事は俳優(女優)と同じでしょ。面白いのは芸人じゃなくて作家って事になっちゃうし。
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