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2022年01月14日06:52

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コロナ禍の経済成長


新型コロナウイルスの感染拡大の終息が見えてきません。この状態とは対照的に、世界の株式市場は株高だと、木野内栄治氏(大和証券理事)が語っております。スペイン風邪が世界的に猛威を振るったのは1918年から1919年にかけてです。

アメリカの株価指数であるダウ平均は、この時期までの10年以上も100ドルを超えないくらいの相場が続いていました。しかし、スペイン風邪のパンデミックの後、1929年に381ドルとなるまで上昇していきました。

2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)と中国の上海総合指数、2009年の新型インフルエンザとメキシコのボルサ指数も類似の状況だと木野内氏は指摘しています。パンデミックが起こっている時には、社会経済活動へのダメージに耐えるため、金融緩和が実施されました。金融緩和政策は長期間継続されることが多いという実態があります。

今回の新型コロナ禍により、世界の様相は大きく変わりました。人との接触を極力避けるため、テレワークやオンライン会議を取り入れた企業が急速に増えました。外出を控えるために、通信販売での購入が増え、宅配ビジネスの利用がさらに広がりました。さらに、キャッシュレス決済の導入も進んだように思います。

これらは、新型コロナ以前から存在していた技術やサービスで、今と比べてどれも以前はそれほど普及していませんでした。新型コロナ禍をきっかけに大きな変化が起こり、より効率的な、より便利な仕組みの導入が進みました。ここで生まれた変化が、今後の経済成長にとって、大きな原動力になる可能性があります。

第一次大戦後に起こった未曾有のインフレによるドイツの不景気のケースもありますが、通常、戦勝国も敗戦国も、戦後には急激な経済成長をしています。パンデミック下でも同じことが言えるかもしれません。

スペイン風邪は全世界で5000万人亡くなったと言われています。第二次大戦は約8000万人が犠牲になりました。大きな代償を払って、経済は成長するのかもしれません。(参考)パンデミックが生む長期株高、過去の歴史が再現か。木野内栄治氏。

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