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2021年12月13日00:43

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きみの未来

腰の痛みが背骨まで上がってきた。

・21オーバー 最初の二日酔い

前後不覚になった親友を場所不明な自宅に送り届ける(時間制限アリ)大学生たちのおバカミッション。「ハングオーバー」に似たテイストではあるが、若さならではの無軌道さと乱暴さ、思慮の更なる浅さ(ハングオーバーでいえば全員がアランのようなもの)加えてあちらと異なりほぼ全編馬鹿騒ぎの渦中にあるため、バッファローとか、裸にクマちゃん一丁のジェフとの追いかけっこなど所々笑えるところはあるのだが、こういうアメリカンパーティーが苦手な身にはだんだんうんざりしてくる。「ハングオーバー」の方は気にならなかったのは、たぶん、自分でケツが拭ける大人と違い、責任も落とし前も付けられない学生がここまでやってしまうことが気に喰わないんだと思う。
三人の友情物語自体はグッとくる部分もあるのだが基本ミラーがクズ、ジェフは(色々なアレを差っ引いても)迷惑過ぎ、ケイシーとニコールの関係や、もっと大事に扱わなければいけないジェフの抱える秘密とのバランスが悪い。ランディとのゴタゴタも悪いのは完全に3バカのほうだし。
ケイシーや父親の言うことももっともな正しさとそういう選択肢があってもいいと思うのだが、父親を完全に悪人にし、大人になったらハイさよならに見えてしまうのがなんだか納得いかないな。ここを真面目なテーマとして描くならジェフと父の関係、事ここに至るまでの半生をもう少し見せるべきだったのではないか。
結末の都合よさもまあ、コメディということで置いておいても「お前らそれで大丈夫か…?」が先に来てしまうあたり、自分も歳をとってしまったんだと思う。


・トゥモロー・ウォー

突如、未来の戦争に巻き込まれた全世界。未来人・エイリアン・タイムスリップなどの面倒臭い説明や信じない云々のやりとりを捨てて速やかに受け入れた世界から始まるのは、この手の映画としては正解。
「インデペンデンス・デイ」や「スカイライン」「バトルシップ」といった地球vs侵略者の総力戦なのだが、プロ軍人ではなく民間人の寄せ集め軍隊というのが意外と新鮮で、もちろん危険・緊張感もマシマシ。前半のラボ作戦、敵との初遭遇からボルテージは一気に上がり、まだ映画の半分も終わっていないのにまるでクライマックスのような銃撃戦と大爆発が画面を覆う。
エイリアン、ホワイトスパイクも造形、習性、強さとも良好。弱点の設定などは後半割とどうでもよくなるが、雌個体捕獲作戦や「グレートウォール」を彷彿とさせる本拠地襲撃シーンは圧巻。
未知の脅威に対して全世界が力を合わせるというコンセプトもコロナ禍の時代に合っているのだが、終盤は結局主人公周りだけで解決してしまうのが残念か。
作品そのものは既視感に溢れ、さほど目新しくもないのだが、キャラクターの印象深さと怪物の脅威、ド迫力の戦闘などアベレージ高め、意外な場所での決戦に激熱な親子共闘のラストバトルと、期待通りのものを期待以上の熱量で見せてくれた秀作。
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