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2021年12月10日08:22

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12/9 札幌 ガッチャ(瀬戸信行さんと運河のカモメ)

昨日は、よろずクラリネット吹き・瀬戸信行さんの北海道ツアーの一環で、札幌・狸小路のガッチャにて運河のカモメとのジョイントライブが行われました。

瀬戸さんと初めてご一緒したのは、2015年のロイヤルハンチングス北海道ツアー時でした。コントラバスの熊坂義人さんと達人同士の飄々とした掛け合いで、ラテンやクレツマーからプログレッシヴロックまで、世界中のあらゆる音楽を演奏する瀬戸さんに痺れたものです。腰が低く穏やかな物腰なのに、一度クラリネットを吹くとその音楽世界は沼のように際限なく深く、しかも油断してたら不意にボディーブローを喰らってのたうち回るような感覚。
今年、「題名のない音楽会」クラリネットの回に出演して激賞されたのも、何を今さらおっしゃるのという気持ち。こんな素晴らしいミュージシャンとご一緒できるのは、凄いことなのです。

健さんとの運河のカモメで札幌に登場したのも久しぶり。コロナ禍も災いして、今年は数えるほどしかありませんでした。「Zenバラッド」「Zenタンゴ」などのいつものレパートリーと、それぞれのソロ。健さんのダルシマーの響きは美しく、改めてその良さを味わいました。前半最後に、瀬戸さんも加わって「虎杖」を味わい深く演奏。
後半はいよいよ瀬戸さんのクラリネットソロ。オリジナルから、聴いたこともないジョージアの作曲家の作品まで、不思議な音楽の世界を堪能しました。瀬戸さんのライブで必ず演奏されるオリジナル曲「あさまだき」は、厳かな早朝の静けさとうつろいゆく自然の蠢きを感じる傑作です。

最後の3人共演は、ラテン音楽のビギンの二曲「Martinique」と「Camelia」。特にアレクサンドル・ステリオ作の後者は可愛らしく耳に残る曲で、改めてビギンが好きになりました。アンコールは「フレフレ」で景気良く締めたのでした。
お越しいただいた皆さん、どうもありがとうございました。

終演後は、珍しく居酒屋で、ビオラダガンバの布施久美子さんと4人で打ち上げ。いやー楽しかった。瀬戸さんはこれからなんと函館へ。そして次の日は再び札幌へ。ものすごい強行軍ですが、相変わらず飄々と素晴らしい音楽を聴かせてくれることでしょう。どうぞお見逃しなく!
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