第12回中世地下文書研究会のご案内
第12回中世地下文書研究会を下記の通りオンラインで開催します。
科研費研究グループの主催ですが、一般公開しますので、関心のある方はどなたでもご参加ください。
主催: 科学研究費基盤研究(B)(2018年度〜2021年度:地下文書論による中世文字史料研究の再構築、研究代表春田直紀)共同研究
グループ
テーマ: 四国における中世地下文書の世界
趣旨:今回は、従来地下文書研究では注目されてこなかった地域として四国を取り上げます。具体的には土佐と阿波の両国を対象に、地下文書の分布や特徴を概観する報告、原本調査に基づいた報告、金石文に関する報告に加え、讃岐の中世文書についてもコ メント報告をいただくことで、四国における中世地下文書の世界を浮かび上がらせていきたいと思います。
開催日時:2022年1月29日(土)13:30〜17:30
開催方式:WEB会議システム「Zoom」を用いたオンライン開催
申し込み先:春田直紀 haruta*educ.kumamoto-u.ac.jp(*は@に変換のこと)
参加希望者は上記アドレス宛てに、氏名・所属を明記のうえメールでお申し込みください。申し込み期限は1月22日(土)とします。参加者には春田より後日ZoomのURLとパスコードを通知するとともに報告レジュメを事前配信します。
タイムスケジュール(敬称略、個別報告時間は質疑込み)
13:30〜13:35
春田 直紀(熊本大学)「趣旨説明」
13:35〜14:10
楠瀬 慶太(高知新聞社)「中世土佐の地下文書について」【参考文献】『高知県史 古代中世史料編』1977年
市村高男『土佐国中世文書の写真及び関連史料集の収集』(平成10年度高知大学教育改善推進費研究成果 報告書、1999年)
14:10〜14:45
荒田 雄市(南丹市立文化博物館)「行宗文書について」
【参考文献】横川末吉「行宗文書の研究」(『土佐史談』90号、1957年)
『香我美町史 上巻』(香我美町、1985年)
甲藤進一「室町戦国初期、土佐大忍荘の在地構造」
(『瀬戸内海地域史研究』第2輯、1989年)
荒田雄市「「行宗文書」原本調査報告―近世・近代の痕跡―」(奥四万十山の暮らし調査団編『地域資料叢書21土佐中東部の荘園故地を歩く第1分冊』2021年)
14:45〜15:20
村上 絢一(和泉市教育委員会)「近世の大忍庄域にみる中世年号文書の伝来とその諸条件」(仮)
【参考文献】寶月圭吾「『中世史料』解説」(近世村落研究会編『近世村落自治史料集 第2輯 (土佐国地方史料)』日 本学術振興会、1956年)
吉田ゆり子『兵と農の分離』(山川出版社、2008年)
村上絢一「土佐国大忍庄「安芸文書」の成立過程」(神
奈川大学日本常民文化研究所・神奈川大学国際常民文化研究機構編『熊野水軍小山家文書の総合的研究』2021年)
〈休憩〉
15:30〜16:05
長谷川 賢二(徳島県立博物館)「中世阿波の地下文書について」
【参考文献】丸山幸彦『祖谷山舊記・忌部神・予章記考―四国の近世社会からみた中世・古代―』(溪水社、2020年)
16:05〜16:40
菊地 大樹(東京大学史料編纂所)「中世阿波の金石文について」
〈休憩〉
16:50〜17:05
守田 逸人(香川大学)「コメント―讃岐の中世文書について―」
17:05〜17:30 総合討論
終了後、17:50頃からオンライン飲み会(自由参加)
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