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2021年11月19日23:15

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発動!マグネウェーブ作戦

1歳児、ラストの予防接種終了。
これで3歳まで注射無し。

・ワイルドスピード ジェットブレイク

シリーズファンへご褒美のお祭り映画。待望のあいつから調べないと思い出せないあいつまで、あのキャラもあのキャラも再登場、メンバーそれぞれにきっちり見せ場を作っているのでどのキャラのファンも満足だろう。(リトル・ノーバディ以外)ホブスとショウは抜けてしまったが、ジョン・シナが筋肉穴をしっかり埋めてくれている。今回女性陣が凄く魅力的に見えたのは気のせいだろうか?ラムジーは今作のヘアスタイルの方が圧倒的に可愛い。
後付けに次ぐ後付けで次々に生えてくる過去と設定、唐突で謎な悪役の行動原理、毎度悪用されそうになる超兵器。キャラを登場させたいがための不要なシーンには呆れを通り越して乾いた笑い。車の屋根はクッションじゃねーぞ。とはいえ中盤で明らかになる、信じていたものとキャラへの感情がひっくり返る展開は驚いたし、過去作を意識した演出やオマージュもたくさん。何より「あの世界にはブライアンがいる」シーンの数々や、あのキャラとあいつの再会などはストレートに涙腺を直撃してくる。極めて乱暴なストーリーを、シーンごとの盛り上がりとファンサービスで保たせているのでシリーズファンでなければアクション以外に魅力は無いかも。ジェットよりマグネットの方が大活躍だが毎度毎度新しいカーアクションを見せてくれるのには脱帽。
エンドロールにも(おそらく次作に繋がる)サプライズがあるので、席を立たないよう注意。鑑賞後はラーメン食べながらホッピー直飲み。それとも焼肉でも食う?
食後は日本製の胃薬を。


・第9地区

人類とエビ型宇宙難民の戦いあるいは交流inヨハネスブルク。差別者から被差別者に転がった瞬間、全てを失った男の物語。ドキュメンタリータッチからシームレスなドラマへの繋ぎも秀逸。人種差別というかはっきりアパルトヘイトを題材にしているのは有名だし、知らなくても見ればすぐにわかる。
主人公ヴィカスが良いやつかと思いきや愛想が良いだけのそこそこクズでマスクも防護服も付けず強制退去に乗り込むアホなせいで酷い目に逢うのだが、MNU連中もスラムのギャングもそれ以上に人非人なクズなので、さすがに彼に同情的になってくる。かと言って「エビ」たちが人畜無害で温厚な集まりかといえばそんなことはなく、それでいてクリストファーのような知的で温和な人物も、無垢な子供もいる。エビそっちのけで行われる終盤の「金脈」を巡る人間同士の醜悪な争いは必見。因果応報具合、エビたちの多様性というか「個人では仲良くできても種族ごとわかりあう事は難しい」感も良い。
一見、一方的な暴力に見えるものが散々挑発された結果だったり、都合の悪い部分はカットされたり、平気で嘘をつく。こちらからは同じような見た目でも当然ながらそれぞれ別の「人間」だったりと、カメラを通して見えるものがいかに部分的で、歪んでいるかを思い知らされる。
エビの見た目はそれなりにショッキングではあるが、見ていけば中身は人類同様であることがわかる。むしろ人類側の引き起こす惨劇の方が残酷でグロいが、敢えて目を背けず見るべきだろう。娯楽性も高くまったく退屈しないし、終盤では悲壮で痛快な大暴れも待っている。
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