少し前ですが、「侍の翼」と言う時代小説を読みました。
作者は好村兼一さんですが、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
以前、「行くのか武蔵」と「いのち買うてくれ」を読んで、
良い作家だと思って調べた事があります。
好村兼一さんは、1949年の東京生まれですが、
現在はフランスにお住まいのようです。
何冊か本を著していますが、本業は剣道家のようです。
1970年東京大学教養学科国際関係論三学年在学中の20歳の時に、
全日本剣道連盟派遣学生指導員としてフランスに渡り、
以降大学を中退してパリに住んでいるとの事です。
剣道の段位は教士八段だそうですが、
合格率1%の剣道八段審査に海外在住者として初めて合格し、
剣道指導のかたわら、40代半ばから時代小説を書き始めたとの事で、
そのデビュー作が「侍の翼」です。
以前から読んでみたいと思っていましたが、先日図書館で見付けて借りて来ました。
「侍の翼」の主人公は、唐津藩の侍だった人物です。
島原の乱に参戦しますが、主家の改易によって浪人となり、
江戸で零落した生活を送る中、妻を労咳で失います。
失意の中で死に場所を探し、偶然知り合った丸橋忠弥から、
由井正雪の反乱に加担しようと勧められますが、
庶民の生活を顧みない首謀者に失望し、密告してしまいます。
その後ふとした善行によって巨額の金子を手に入れ、
若い女性との生活を始めますが、
最後は意外な結末で終わります。
天草四郎、丸橋忠弥、幡随院長兵衛などの
多くの登場人物との関わりが描かれています。
特に、天草の乱の合戦の描写が、
実際の戦闘は、このようなものだろうと思わせる臨場感がありました。
波瀾万丈の物語が簡潔にまとめられていて良い作品だと思います。
好村さんは、それほど多作ではないようです。
他の作品も読んでみたいと思います。
今日、元早稲田大学ラグビー部の元監督の日比野弘さんが
亡くなったとのニュースがありました。
86歳だったとの事です。
僕が在学中のラグビー部の監督でした。
その後全日本の監督もなさいましたので、ラグビー界で功績を残された方です。
11月23日に、早慶戦があり、テレビでも中継があると思います。
追悼の場面があるかも知れません。
【今日の一句】
姑を デイに見送り 羽が生え
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