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2021年10月22日16:27

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10/22(金)付 千葉県房総半島で大繁殖する外来種キョン 

 10月22日(金)

 首都東京は朝から冷たい雨が降り続いている。気温は摂氏10度、湿度は80%台。最高気温が25度を越えた先週から一転して、冬の寒さに変わった。週末天気は持ち直し、24日(日)は、この秋一番の晴天になる見込みだ。秋は少しずつ深まっている。

   ・初めにコロナ関連ニュース 千葉県房総半島で大繁殖するシカ科のキョン

 新型コロナウィルスは、日本全国においては、確実に減少している。各都道府県では、感染状況の改善を受けて、様々な規制を取っ払う。首都1都3県では、10月25日(月)以降、自治体が認証した飲食店に限り、時短営業要請を全面解除する方針を示した。

 写真 掲載元 徳島新聞 10月20日付 https://www.topics.or.jp/articles/-/607656
 フォト

 一方で感染症対策の専門家は、冬の感染第6波に備え、一般市民に引き続き対策を続けるように呼びかけた。頼みの綱となるワクチンは、重症化予防には確実に役立っている。米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品企業ビオンテックは10月21日、新型コロナウイルスのワクチン接種が完了した人に追加投与する「ブースター接種」の有効性を示すため、会見に臨んだ。2回完了した人が行う、追加3回目となるブースター接種の発症予防効果が、95,6%に達したとする臨床試験(治験)結果を公表した。変異型「デルタ株」にも効果があるとの見解を示した。

 21日(木)、日本全国の新規感染者数は345人、亡くなった人は16人、人工呼吸器ECMOの装着を必要とする重症患者数は、前日比16人減の260人と明らかにされた。

 詳細 NHK NEWS https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211021/k10013316781000.html

ウィルスは、ゼロにはならないことを踏まえたうえで、経済活動を進めていく。

本日WEBニュースでは、千葉県の房総半島で大繁殖する鯨偶蹄目シカ科のキョンが話題になっている。10年以上前に閉鎖された動物保護施設から逃げ出した個体が、野生下し、あっという間に数を増やした。現在日本全国の推定生息数は5万頭、多く見積もると8万頭にのぼると見られている。本来の生息地は、台湾島と中国南部、成獣の平均体調は1m、体重9〜10kg程の小型犬サイズにとどまる。地元の猟友会の高齢化により、捕獲作業が難航する中、地元では新たに駆除したキョンを肉や皮製品として流通する動きが高まっている。発案者の元戦場ジャーナリストで、地域おこし隊の一員として千葉県いすみ市に暮らす石川雄揮(いしかわ・ゆうき)氏の目線でレポートした。

参考 マイナビ農業 2021年7月21日付け最終更新 外来シカ「キョン」千葉で5万頭! 元戦場ジャーナリストが有効活用へ https://agri.mynavi.jp/2018_07_09_31777/

 写真=2013年12月1日(日)に富士サファリパークの飼育施設で撮影したキョン
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 日本列島では、かつて本州にはニホンオオカミが、北海道にはエゾオオカミが、ハンターとして君臨した。生態系の頂点に達する肉食獣が姿を消したことにより、ニホンジカを含め、草食動物が増加傾向に変わった。現在自治体から許可を受けて、猟友会のメンバーが、定期的に野山を分け入り、シカを駆除して、適切に数を保っている。外来種キョンは、駆除活動が進んでいない。大人しくて、慎重に行動することから、容易に罠にかからないという。このまま放置すれば、農作物の被害が増加することは明らかである。個人宅で楽しむガーデニングが荒らされる被害も年々報告件数が多くなっている。猟友会のメンバーからすると、キョンを駆除して、放置することに心が痛むという。そこで地域起し隊として現地に滞在する石川氏は、有効活用する方法を提案した。従来の生息地台湾島で、キョンの毛皮は革製品に、肉は料理として振舞われる。低温調理すると、うまみが出るという。毛皮の方は、柔らかくて、木目が細かい分、赤ちゃん用品の素材として最適だ。肉は高値で取引されている。末端価格で100g=3000円、キョンのハンティングによって、ビジネスが成り立つ社会だ。新たに日本でキョンの肉や毛皮を使った商品を普及させるには、解体処理施設の設置が欠かせない。石川氏は、捕獲したキョンを一箇所に集める食肉処理施設を立ち上げ、販売元の確保に当たっている。革製品の開発に当たっては、なめし業者の協力を受けた。石川氏自身が、皮なめしに成功すると、地元の主婦向けに、ベビーシューズやキーケースを作るワークショップを開いた。参加者から好評を得ることができ、製品化に向けて大きく前進する。彼は、戦場ジャーナリストとして勤めた経験から、命の尊さを知ってもらうべく、定期的にハンター目線で動物の痕跡を辿る「日帰りハンタートレイル」を実地している。将来の食糧難に備え、肉や植物を有効利用することが求められる。石川さんは、一歩先を見据えて動いていた。千葉県房総半島では、大繁殖するキョンの肉や毛皮を利用したビジネスが、今立ち上がろうとしている。


 
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