mixiユーザー(id:18013379)

2021年10月20日16:50

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誰に言ってるの?

 テレビでね、全国放送だけど

 「噴石に注意してください。」って?

 そりゃ、噴石が飛んでくる範囲にいる人は注意が必要だろう。頑丈な建物に避難するとか、可能なら距離を取れる場所まで退避するとか。

 でも、それを「全国の皆さん」に言っても意味ないんじゃね?

 噴石が最大どのぐらい飛ぶのか? に関して、明確な距離があるわけではないが、多くの火山噴火ではせいぜい10kmの範囲って、ところだろうか?
 (火砕流は地形によってはもっと遠くまで届く可能性もあるから、どっちかと言うとそちらの方が警戒が必要なのでは?)
 本当に破局的噴火が起これば、そんな範囲では済まないし、そもそも破局的噴火の前にその前兆があるのかどうかは分かっていない。
 ほとんど前兆なしに、10分ぐらいで破局的噴火が起こったら、何百万人もの人が逃げるすべもなく犠牲になる。そのような状況に対して、

 「噴石に注意してください」

 という警告も無意味だろう?

 テレビ局も、「何か言わなきゃ」と思って、キャスターに言わせているのだろうが、地震や台風と同じで、火山噴火の場合も事前にどんな言葉を使えばよいのかは検討できるのだからやっておくべき。やってないからこんなへんちくりんな警告を出してしまうんだよね。

 阿蘇山には高校の時の修学旅行で行った。
 大学生の時に、旅行でもう一度訪れている。

 観光で行くにはいい場所だよ。火山という自然の営みが作り出す地形や植生、その環境に適応している放牧などの産業。
 高校の時は山頂近くで旅行客相手に話をするおじさんから硫黄のかけらを買ったりもした。そんなものが簡単に取れるんだね、というだけでも行って見てきた価値はあったと思う。

 今でこそ硫黄のかけらなんて大して価値もないものだけど、黒色火薬が最強の武器だった時代なら、現代で言う所の核燃料みたいなものだよね。軍事物資としてものすごく重要だった。
 だから火山とか温泉の湧く場所とかは、政府(江戸幕府など)がきっちり押さえていたりしたもの。人の出入りとか、物資の輸送なども監視される。逆に反政府勢力にとっては貴重な資源になるわけだわ。
 
 現代では、原油の中に含まれる硫黄分を取り出して利用しているらしい。
 戦前まではそれでも貴重な資源だったようで、一時期「黄色いダイヤ」とか呼ばれていたとか。私らの世代なら「黄色いダイヤ」って数の子のことだよね。まあそれももう古い話だが、、、

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■阿蘇山が噴火、噴煙が上空3500Mまで 被害情報は現時点ではなし
(朝日新聞デジタル - 10月20日 12:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6709557


 20日午前11時43分ごろ、熊本県の阿蘇山・中岳第1火口で噴火が発生した。福岡管区気象台が発表した。気象台は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げた。噴煙は上空3500メートルまで上がり、気象台は火口から約2キロの範囲で大きな噴石や、火砕流に警戒を呼びかけている。阿蘇市によると、取り残されている登山者や被害の情報はないという。

 阿蘇山では今月13日午後3時半ごろから火山性微動の振幅が次第に大きくなり、気象台は同日、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げたばかりだった。

 阿蘇山では、2016年10月8日未明に爆発的噴火が36年ぶりに発生。高さ約1万1千メートルの噴煙が気象衛星で観測された。当時、気象庁は噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から3(入山規制)に引き上げ、火口から約2キロの範囲の立ち入りを規制した。

 熊本県の阿蘇山の噴火を受け、政府は20日午前11時44分、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。磯崎仁彦官房副長官は記者会見で「詳細について情報収集を進めている。対応等についてこれから鋭意検討する。危機管理には万全を期している。しっかりと対応していきたい」と述べた。

 岸田文雄首相(自民党総裁)は衆院選の演説で、同日午前に兵庫県に入り、午後に広島県を訪れる予定。首相周辺によると現時点で日程の変更はないという。
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