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2024年04月27日21:53

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5 10月20日(金) ボリバリへの旅

 ムンバイに来て4日目。
 今日はフォート地区を離れて、次の滞在地であるボリバリを目指す旅。
 当初、この旅行の計画を立てている段階では、タクシーでメトロの駅まで行くつもりだったのだが、昨日、路線バスでも何でもないとても高度な乗り物に乗った体験から、

 「路線バスぐらい乗れるよね」

 という気持ちになった。
 最初の目的地は、モノレールの駅になっている Sant Gadge Maharaj Chow。ホテルの近くが66番のバスの始発バス停になっていて、そこからなら無理なくバスに乗れるはず。このバスに乗れば一本でモノレールの駅まで行ける。ということがグーグルの地図の力によって判明した。
 朝食を昨日も行ったホットサンド屋に行った食べる。その後、チャイを飲みに行く。まだ数日しか暮らしていないのだけど、フォート地区の朝食パターンとしては優秀。もっとも屋台であるだけ出に、次に行ったときにもこの店があるか、という疑問に関しては微妙に思う。通りには路上生活者も沢山いて、それぞれ身の丈に合った暮らしをしている。朝、日が昇り始める時には、通りはゴミだらけなのだが、すぐに清掃員が来てどんどん掃除をしており、ビジネスマンが出社してくる頃にはきれいになっている。

 ホテルで荷物をまとめ、世話になったホテルマンにチップを渡して出発することにした。チップには1USD紙幣を渡す。
 バス停で待っているとほどなくしてバスが来た、車掌に目的地を告げ座席に座る。インドのバスには「ドアを閉める」という習慣はない。前のドアも後ろのドアも開けたまま走る。これは列車も一緒でドアが閉まる、なんてことはない。出発間際までドアに殺到する人々というのはインドの日常である。

 バス旅はのんびりであるけど、街の風景を見ながら進むので、結構旅情を感じることができる。CSMT駅の前を通り抜け、ジャガナート・ジャンカーセス・ロードを走ってゆく。途中右折してラミングトン・ロードを北上する。運賃は10ルピー程乗った時に車掌が計算して教えてくれる。バスの車掌は優秀で、誰がどこで降りる、というのも全部覚えているので、バス停が来ると教えてくれる。
 降りるバス停が近づいたので、車掌が教えてくれ降車。次はモノレールに乗り換える。この旅では、かなり遠回りなのだけど、インドの交通機関を体験する、と言う目的でモノレールは始発から終点まで乗り潰すことにしてある。乗る前には持ち物検査がある。日本では全くない光景だが、海外に行くと割と普通にある。なんやかんやと言って、日本はものすごく安全な国なのだ。
 高架の上を走るモノレールは景色も良く、街中を見下ろすことが出来るので観光には持ってこい。ムンバイの街の様子を座ったまま体験する事が出来る。運賃はバスよりは高く45ルピー。貧しい人には乗れない設定なのだろう、割とビジネスマン風の人が多い。ちなみにモノレールを含むメトロではドアはちゃんと閉まる。
 ただ、このモノレールは評判はあまり良くない。目的地に真直ぐ進むのではなく、街の中を何度も直角に折れ曲がって、あちらこちらをぐるぐる回っていく。お世辞にも速い乗り物とはいえない。途中で開発途上の街の風景が目立った。おそらくこのモノレール路線で新規に開拓する新都心が次々誕生する、そんなイメージである。終着駅はChemburという駅なのだが、この駅も、他の鉄道にもメトロにも接続していない。滅法不便な感じの場所にある。ここからGhatkopar Railway Station駅までバスで移動。
 地上に降りてバス停に行くと、何台もタクシーが来て「乗らないか?」と声をかけてくるが、それは全部断ってバスを待つ。ほどなくバスが来るので乗り込む、運賃は6ルピー。
 次は通常の車輪で2本のレールの上を走る列車の乗る。目的地はWestern Express Highway Metro Station。運賃は30ルピー。この路線は空港の北側を回り込んで、ムンバイの街を東西に結んでいる、ビジネス利用などがかなり多く、さっきまで乗っていたモノレールとは全く雰囲気が違う。
 目的地で降りて、もうお昼を過ぎているのでここでご飯を食べることにした。高架を降りたところにちょっと高めのレストランAero Punjab Bar And Restaurant があったので入ることにする。メニューは豊富で様々な料理があったが、その中で焼き魚の料理を注文した。
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 この店は割と高級店な様子で、注文した料理以外にも色々とご自慢の料理を持ってきてくれて、大満足だった。いや、勿論料金は払うのですよ。多くの日本人はこういうのを「騙された」とか言うのだろうけど、元々物価が全然違うので、日本の感覚なら、とてもリーズナブルでおいしい料理を堪能できた。といった感じになる。
 さて次は北に向かう路線に乗り換える。Gundavali駅からDevipada駅まで、運賃は35ルピー。メトロのレッドラインと呼ばれるこの路線は、ムンバイ北部の町々を結んでいる。比較的落ち着いた路線。

 さて、降り立ったデビパダ駅。ここからが本当のインドと言ってよい旅である。もうインド人しかいない。今までも日本人とは一人も会ったりはしなかったが、それなりに欧米人はいたのである。しかしここは完全なインド。
 舗装もされていないほこりっぽい道を街の中心に向かって歩いていく。正直、結構怖い。言葉も通じるかどうか分からないし、今まで感じたことのない雰囲気なのである。もっとも、言葉の問題は後々わかるのだが、インドは英語・ヒンディー以外に13の公用語があることは良く知られている。そのほかにローカルな言語がいくつあるのかもわからないが、どうやらインド人同士であってもこうした「言葉の壁」は存在するようで、お互いに分かる言語、で会話していないケースは結構あるようなのだ。
 歩いて行くと、様々な店があって、興味が惹かれるのではあるが、今はまずホテルを探したい。街の中心に向かって進んでいく。30分ほど歩いたか、国鉄の線路にぶつかる。線路を跨線橋で越えると、ダタパーダ・ロード。この通りに沿って数えきれないほどの露店が出店している。今は、年に1度の最大のお祭り「デュワリー」の真っ最中で、沢山の人が買い物を楽しんでいる。

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