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2021年10月08日00:39

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コスモ証券の「スーパーゴールド」

 学生時代に使っていた商品。
 大学の3年生の夏にヨーロッパに演奏旅行に行くことになった。
 行先はオランダとドイツで、主にアムステルダム・ケルン・ロッテルダムで演奏をした。1991年のこと。
 当時はまだ、ヨーロッパまで演奏旅行に行く。ということ自体あまりメジャーな企画ではなく、分からないことはかなりあった。
 大学の試験日程の関係などもあって、受け入れてくれるオランダの大学が提案してきている日程が難しく、結局航空運賃が一番高い8月になってしまうとか、楽器はどうやって運べば良いのか、などなど。

 ただ、緩い時代でもあったので、弦楽器はビオラまでは機内持ち込みができた。
 チェロは無理なので、一台一台を梱包できる段ボール箱を発注して、緩衝材も買ってくるとかしたものだが、出発直前に空港で

 「ダメ」

 とか言われ、急遽1つの箱に二台入れるように変更したりとか。

 なんじゃかんじゃあって、大阪空港から成田行きの飛行機が離陸した時には、全員が拍手して喜んだりした。
 この最初のフライトで、酷い頭痛に見舞われ、成田空港で乗り換え便を待っている間に一生懸命頭に鍼を打ったりしていた。
 成田を夜遅くに飛び立ったのに、3時間ほどで外が明るくなったのには驚いた、アンカレッジで降りて、アメリカ合衆国のバケツに入ったようなでかいコーラを生まれて初めて体験した。

 そんな旅を計画した折、総予算は3000万円ぐらいだったか。
 会計を担当していたので、ポケットにはいつも札束が入っていて、100万円・200万円を持っていることは普通だった。
 その一時的な現金を少しでも増やしておこうと、コスモ証券の「スーパーゴールド」という商品を利用していた。金の先物へ投資する、という商品で、利回りがめちゃめちゃ良かった。よく覚えてないが、年利で7%か8%かそんなレベルだったのではないか?
 まだバブルがはじける前。信託銀行の「ビッグ」だと5年で年利6%ぐらいの金利水準だったので、驚くような高金利ではないのだが、お金の出し入れが割と自由にできる点で利用しやすかった。

 引用しているような記事がアップされるのは、金価格が高騰しているからだろう。
 金は現物で持っているにしろ先物であっても、記事に書かれている通り「安く買って高く売る」という事をしないと利益は出ない。メーカーなど実需で先物を押さえている場合はそうではないのだが、商社などは実需以上の取引をやってうまく利ザヤを稼いでいたりする。
 金価格が上がってくると、当然だが売って利益確定をしておこうという筋が増える。当たり前だが買い手がいなければ売れないので、金を取り扱っている業者は一生懸命買い手を探す。

 金融商品全般に言えることなのだろうが、銀行や証券会社が一生懸命宣伝を始めるころは大体売り時になっている。これまでのチャートを見せられて、

 「ほら、上がっているでしょう」「まだまだ上がりますよ」

 といって売りつけられる。
 無知なお客に限って、その後の暴落で売ることはできず、一杯食わされるパターンが多い。(そういう馬鹿を見ている人は身近にも何人もいる。)

 といっても、金の現物を積み立てるだけなら、単に金を買っているだけだから、資産の作り方としてはありなんじゃないのかな?
 貴金属とか宝石とか時計とか、高く売れるものは色々あるが、金地金は売りたいときに例えば田中貴金属なんかにもっていけば確実に売れるので換金性は高い。宝石や時計は買った時より値があがることはほとんどないし、業者に買いたたかれてしまうことも多い。

 まあ、純金積み立てが「投資」だというなら、遊戯王カードも投資になるのかな?
 ポケモンカードとかも。

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「純金積立」にまつわる2つの嘘
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=77&from=diary&id=6694200

純金積立は安全な投資?
YouTubeでライブ配信をしていたときのこと。リスナーから「純金積立で投資をしようかと考えています。中原さんは、純金積立についてどう思いますか?」と、質問をもらいました。

たまに「純金積立は投資だ!」「純金積立は安全だ!」という人がいます。ですがこれは嘘です。嘘にダマされると損をします。損をしないためにも、正しい情報を知りましょう。

とはいっても、「純金積立は投資だ!」「純金積立は安全だ!」という話は、もっともらしく聞こえます。では、なぜこの2つが嘘なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

純金積立は投資ではない
純金積立は投資ではありません。正確には「投機」です。「金投資」という言葉が広く使われていますが、これは客寄せのための宣伝文句です。投資と投機は、お金を増やす原理が違います。

投資は「金貸し業」に似ています。投資家は、リスクを取る対価にお金を受け取ります。この原理をリスク・プレミアムといい、利回りは年率5%ほどが期待できます。投資はプラスサムゲームです。つまり、参加者全員でお金を増やすことができます。

投資家は「割の良い条件でお金を増やしてくれる企業にお金を貸し出す」ことでお金を増やします。投資商品は主に「株式」「債券」「不動産」の三択です。これ以外はほとんど投機に当てはまります。

投機は「小売業」に似ています。この原理をアルファ(ミス・プライス)といいます。投機はマイナスサムゲームです。つまり、「食うか食われるか」の世界です。弱者は損をし、強者が得をしがちです。

投機家(トレーダー)は、「安く買い高く売る」ことでお金を増やします。取引対象は主に「FX」「仮想通貨」「商品」などがあります。「経済活動に参加していないモノ」にお金を投じるのは、全て投機です。

純金積立も投機です。買った純金がムクムク膨らんで、「気づいたら量が2倍になっていた!」なんてことはありません。あるのは需要と供給だけです。必要とされなくなれば、価値は下がってしまうのです。

純金積立は株式投資と同じくらいハイリスク
純金積立は安全ではありません。僕らは条件反射的に「純金積立=安全!」と思い込んでいます。しかし、純金積立は危険です。どれだけ危険なのか、ざっくり説明します。

投資商品ごとのリスクは、以下のように分類されることがよくあります。

・低リスク:銀行預金
・中リスク:不動産投資
・高リスク:株式投資

これが全てではありませんが、大体イメージがつくはずです。リスクの大きさは、「値動きの激しさ」と言い換えることもできます。大きく上がったり下がったりするほど、高リスクといえます。

実は、純金のリスクは「株式並み」です。ここ10年間の純金投信(GLD)は、株式投信(VTI)よりも値動きが激しく、「純金積立は、高リスクな株式投資よりも危険!」といえるでしょう。

損をしないためには、学びの姿勢が大事!
ちなみに、僕は「純金積立は全てダメだ!」と言いたい訳ではありません。純金積立にも利用価値はあります。特に、リスクを分散したいときには有効です。

ここまで読むと、「純金積立は投資だ!」「純金積立は安全だ!」という2つが嘘だと理解できるでしょう。

「直感的」には正しく聞こえることも、間違いであることがよくあります。金融の世界では、そういうケースがとても多いです。イメージ本位で投資を始めると失敗します。間違った知識に振り回されないように、しっかり勉強することが大切です。

参考資料:純金積立にまつわる2つの嘘(https://allabout.co.jp/gm/gc/479321/

文:中原 良太(マネーガイド)
(文:中原 良太(マネーガイド))
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