mixiユーザー(id:3510747)

2021年07月28日15:57

145 view

パワポの心は茶の心

豊臣秀吉は、千利休の屋敷の庭に朝顔が咲き乱れていると聞いて、朝顔の茶の湯を所望した。いよいよ当日になって秀吉が訪ねて行ってみると、朝顔は一本残らず引き抜かれていた。あっけにとられながら茶室に入ると、床には見事な朝顔が一輪だけ活けてあった、という。

この話はちょっと極端かも知れないが、パワポ資料を作る時もこれぐらいの心構えであるべきだと思う。本当にどうしても見せたいもの、伝えたい事だけを残して、後は大胆に捨て去るべきなのだ。

パワポはついフォントに凝りたくなるが、変に凝ったフォントを使うと、会社などのパソコンのパワポがそれに対応していなくて意味がなかったり、悪くすると字間が変わって画面の美観が損なわれたりする。。

ついイメージとか表とか図とかアニメーションとかゴチャゴチャ入れたくなるが、多くの場合、それをじっくり見せている時間的余裕はない。下手するとせっかく作りながら「時間の関係で省略します」と言って飛ばさざるを得なくなる。

つい文章を長々と書いたり、あまつさえ太字や色違いで強調したりしがちだが、長い文章を一瞬見せられたって読めない。強調もあまり多すぎるとかえって何が本当に大事なのかわからなくなる。

そんなものは全部とってしまえ! 利休が朝顔を抜いたように。
本当に必要なものだけ残せ! 利休が一番大きく美しい一輪だけ残したように。

……とか言いながら、じつは自分もパワポ作る時にはイメージとか絵面とかに思いきり凝るほうなので、今後の自分への戒めとしたい。パワポの心は茶の心。


■ダメすぎる“パワポ資料”の特徴ワースト5。2位は「文字や図を詰め込みがち」
(日刊SPA! - 07月27日 09:11)

https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=81&from=diary&id=6606288
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する