ブライアン・ペッツォルト監督が脚本も書いている。
主演のパウラ・ベーアが、「ある画家の数奇な運命」で奥さんを演じていた女優と知り、
なおさら、思うことがある。
彼女は冒頭の場面から、黒の皮のジャケットにパンツスタイルで、荷物はリュックを背負って、オンディーヌという「水の精」というフェミニンなイメージとはほど遠い格好をしている。
仕事先はベルリン市の都市開発館で歴史をレクチャーするもので、仕事先で彼女は教師風のジャケットとスカートの衣装に着替える。
彼女が職場のロッカーで着替える場面は2回も出てくる。
(彼女の口から、ベルリンとは「沼地」であったということを聞く)
知り合った彼氏とデートする場面でも変わらない。
彼女が黒の皮のジャケットを脱いで歩いて現れた時、その前の場面では列車の中でジャケットを着ていたのに、脱ぐ場面はなかったのである。
そして、ジャケットを脱いだ彼女のとった行動はジャケットがあると動きにくい行動ではあった。
もう一つ、彼女の着ている服がなくなる場面があり、それはダム湖の中を潜水している場面であった。
<Nobody MAG 梅本健司>
https://www.nobodymag.com/journal/archives/2021/0413_1712.php
ここで指摘されているように、彼氏の潜水夫は服を自分では脱げない。
いずれにしても、大人の恋愛映画である。
https://twitter.com/mubi/status/1413160505108217856
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