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2021年06月23日16:18

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結婚により夫の姓になるのは日本の文化ではない

明治憲法で決められたもの。
その前は一般庶民は性などなかった。
夫婦別姓っていうとすぐに「韓国人」とかいうやつがいるけど、
韓国の夫婦別姓は一種の男尊女卑の伝統で、
結婚した女性を一族の一員とみなさないためにわざわざ別姓にしているし、
夫と同姓になる選択肢はない。
多くの先進国で認められているのは
「結婚のときどちらの姓を名乗ってもいい」ことであり、
夫の姓を名乗っても妻の姓になっても、ふたりが別姓でもかまわない。
「結婚」という制度が「姓の同一」といっしょになっているのは、
明治憲法の「家長」の考え方、
つまりその家の一番年長男性がその家の「君主」としてすべて決定権がある、の意味で、
今の「若い夫婦だけで住む」かたちにはもうそぐわないのだ。
こどもの姓をどうするとかいう話をする人もいるが、
他人の家のこどもの姓がいったいあんたに何の関係がある?
親と姓が違うことでいじめにあうとしたら、
いじめた子の親が「別姓」に偏見がある(子は親のいうとおりにしている)だけだ。

別に結婚したら全員別姓にしろとか言っているんじゃない。
「選択的別姓」を導入してくれって言うだけだ。
「事実婚でもいいじゃん」とかいう奴に言いたい。
今の日本では「結婚」しているかどうかで身内かどうかを判断している。
夫が入院して、妻は事実婚の場合、「本当の家族にしか説明しない」と言われる。
別姓が正式な結婚と認められればこんなことは起きない。
それに「結婚」していると夫婦にば社会的にさまざまな特典があるが、
事実婚ではそれがない。
男と女がいっしょに住んでお互いを一生のパートナー(少なくとも最初は)と思うのに、
なんで同じ姓になるのが必須なのか、まったく理解できない。

憲法違反じゃなくてもいいから、
とにかく「選択的夫婦別姓」が日本で実現されるようになってほしい。

ドイツの首相、メルケルさんの「メルケル」は「前の夫の姓」である。
前の結婚で夫と同じ姓になる選択をしたが、
その結婚の間に物理学者としていい仕事をして論文も書いているので、
「その論文の著者」と学問世界で認識され続けるために、
再婚したとき姓を変更しなかった。
今のメルケルさんの夫の姓は「メルケル」ではないので、
夫が妻の姓にしたわけでもない。
選択的夫婦別姓が認められている、とはこういうことであり、
別に「別姓選択は韓国人がやりたがること」と言われるすじあいはない。

■最高裁、夫婦別姓認めず=民法規定、再び「合憲」
(時事通信社 - 06月23日 15:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6565562
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