mixiユーザー(id:12410478)

2021年06月23日16:09

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立花隆さんのご冥福をお祈りします。

マア、「ご冥福を」私が祈らなくても、もし因果応報というものがあったら、天人に生まれ変わるべき人です。

よくできたルポは、人生を深部で変えます。
私は、立花さんの『中核VS革マル』『日本共産党の研究』の影響を受けました。
その結果、人間なんて碌なもんじゃない。少なくともイデオロギーに人間性を陶冶する力はない…という結論に達しました。それどころか、全く無意味な闘争を招いているだけです。イデオロギーに意味があるとしたら、「人を教育してはいけない」という鉄則を守れる場合だけです。立花さんの著書ではないですが、『反省させると犯罪者になります』(岡本茂樹)という本が極めて示唆的です。

この世で最もいけない思想は、教養やイデオロギーが人間性を陶冶するという考えです。
東大主義というものがあります。東大出身者以外はカスだという考えです。聞いた瞬間に、まちがいだとわかりますが、教養、イデオロギー人間性向上説は、おそらく、その百倍は悪質なものです。

なぜ、人々がまちがえたかの軌跡が書かれている金字塔でしょう。金日成にもポルポトにもスターリンにも、タイ国王にもケネディ大統領(こいつのベトナム戦争に対する責任は重い。持ち上げる一部の日本人は頭がおかしい)を考えるうえでも役立ちます。

また、
『宇宙からの帰還』は、『大乗起信論』の薫習(煩悩などに染まること)を初めて実感としてわからせてくれました。

こういう一節があります。
宇宙の無重力状態では、(仮にキューブ状の空間に入っても)六面が全て使える。だから、地上より広く使える。
深く領得できるものがありました。

人は、動かすことが出来ないこの世の枠組み(重力がある、寿命の限界があるなどの絶対的な枠組み。それは決して「酒が飲みたい」「女を抱きたい」などという一般的な煩悩や執着のレベルに止まらない)に染まり、自ら気が付かないわけです。
だから、修行で無の境地に達するなどとは、根本的に次元が違うところに立たないと解脱はできないのですね。
今までのいくつかの考え方や宗教団体の主張が無意味だということを教えてくれました。

『脳死』も衝撃的です。『臨死体験』で、述べてはいけないものを述べた感がありますが、ともかく、ルポや広く文章というものの本来の役割を教えてくれた方でした。

それにしても、昭和ヒトケタ、十年代が退場したら、日本はどうなるのでしょうか…


■ジャーナリスト立花隆さん死去=「知の巨人」、80歳―「田中角栄研究」
(時事通信社 - 06月23日 09:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6565066
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