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2021年06月08日11:44

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【美術】「国宝 鳥獣戯画のすべて」展

皆様、おはようございます。東京国立博物館平成館にて6月20日迄会期が延長になりました「国宝 鳥獣戯画のすべて」展に行って参りました。その感想です。


国宝「鳥獣戯画」は、誰もが一度は目にしたことのある、日本絵画史上もっとも有名な作品の一つです。本展では、擬人化した動物たちや人びとの営みを墨一色で躍動的に描いた甲・乙・丙・丁全4巻の全場面を、会期を通じて一挙公開! また、かつて4巻から分かれた断簡、さらに原本ではすでに失われた場面を留める模本の数々も集結します。あわせて本展では、秘仏として普段は拝観のかなわない重要文化財「明恵上人(みょうえしょうにん)坐像」をはじめとした至宝によって明恵上人の魅力に迫るとともに、高山寺(こうさんじ)選りすぐりの名宝をご紹介します。
※国宝「鳥獣戯画 甲巻」は動く歩道に乗りご覧いただきます。

コロナ禍に伴う三度目の非常事態宣言によって当初の予定では休館中に閉幕と言う惨事になりかけたのですが、スポンサーである朝日新聞社が粘ったのか、東京国立博物館等の思惑が見事に合致して6月20日迄の延長が決まって本当に良かったです。自分も当初は5月7日で予約をしていたのですが、キャンセルされて二回目の正直で無事に観る事が出来ました。この展覧会に関しては「日時指定制」と「動く歩道」が見事に活かされている画期的な展覧会でして前回の悪夢の様な「甲巻を観る為に5時間待ち」と言うあの悪夢の様な出来事は一体何だったんだろうと思った位にスムーズに「甲巻」全巻を鑑賞する事が出来ました。

今回は全世界に散らばった断簡や模本を含めてホノルル美術館やクリーブランド美術館等からも「鳥獣戯画」に纏わるもの殆ど全てが鑑賞出来るまたと無い機会でありました。今回の展示で最も唸ったのが現在宮内庁三の丸尚蔵館に所蔵されている『春日権現験記絵』でして、これ宮内庁の管轄を離れたら国宝か重要文化財の指定を受けるであろう鎌倉時代の絵巻の優れものでして、今回二回目なんですが、その状態の良さに唸ったのでございました。





https://www.youtube.com/watch?v=cvjo_OEHD40&t=9s
(インターネットミュージアムによる会場内動画(動く歩道もあります))



https://chojugiga2020.exhibit.jp/
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