皆様、おはようございます。6月6日迄上野の森美術館にて開催されている「第8回東山魁夷記念日経日本画大賞」展に行って参りました。その感想です。
本賞は21世紀の美術界を担う新進気鋭の日本画家を表彰する制度として2002年に設立されました。1999年に亡くなられた日本画壇の巨匠・東山魁夷画伯が遺した功績を称えるとともに、これまで受け継がれてきた日本画の世界を後世に伝えることと、日々研鑚を積んでいる日本画家の仕事を客観的に評価し、次代をリードする画家の発掘を目標とします。
とありまして、今回で第8回目。今回の作品を観ていて思ったのは、「これって日本画じゃなくても良くない?」言葉を換えれば、日本画と油彩画の境界線が段々とボーダレスになっている感でありまして、20世紀の巨匠であるマルク・シャガールやパブロ・ピカソの影響を色濃く残した作品もあって面食らってしまったのも事実。一方「日本画らしい作風」を強く残している作品では、やっぱりホッとするんですよね。今回自分が惹かれた作家さんのWEBを観ると、良い意味でブレていなくて独自のスタイルを持った方だったんだなぁと思ったのでありました。
https://nikkei-nihongataisho.exhn.jp/award/
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