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2021年04月25日00:01

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天に唾を吐く

小池東京都知事が「出歩く人を減らすために夜間消灯を」と呼びかけ、あちこちから批判が相次いだ、と言うニュースを見ました。個人的には、地方都市などで22時くらいで既に暗くなった繁華街を見た経験から、夜間外出を減らすにはそれなりに効果的な気もするし、「どんだけ必死なんだよ」と言う声には、必死になってしかるべきだろうと思うし、小池知事への好悪はともかく、「みんなと盛り上がるには酒が必要」とか「楽しく騒いでるときに感染予防とかウザい」と、雰囲気で行動してしまう人を騒がせないことが効果的だと考えれば、結構よい策ではないでしょうか。

個別の施策はともかく、政府の対応に「日本の政治家はバカばっかり」と騒いでいる人が結構いますけれど、個別の施策を批判するのはまだしも、政治家の資質をどうこう言うのはちょっと違う気がします。ひとたび権力を握れば反対意見を封じるために遠慮なく弾圧ができる国ならともかく、日本では(実感できるかどうかはともかく)政治家は有権者のご機嫌を取って政策を実施しているわけで、彼らがバカなことをしているのは、バカなことをしないと次の選挙で票が取れないからであって、バカなことをさせているのは支持者と考えるのが順当です。もちろん、危機管理のような普段から有権者の要望を聞いていないような事態では必ずしも支持者の意見を正確に反映していないこともあるでしょうけれど、政治家の個人的資質に原因を求めても何も解決はしません。だからと言って、批判をするなと言うわけではなく、「政治家がバカだから」と言う前提で政治家の個人的資質を批判するのをやめてほしいというだけです。

野党の与党批判のかなりの部分も、発言の内容が問題だとか「政治家としての資質」を問うものが多く、とにかく清廉潔白であればよいのか、と、逆に疑問がわいてきます。もちろん、能力があって人格もよければいうことはないのでしょうけれど、政治が金で動くのも極端に言えば、多少の金で投票先を変える程度の差しかないということですから、もっと政治家の評価軸をきちんと考えるべきではないでしょうか。
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