3月25日(木)
午後2時過ぎ、多摩地区では小雨が振り出した。気温は17度、湿度50%台である。最高気温が20度を超えた前日の季節はずれの暖かさから一転し、本日は日差がなく、やや寒さを感じる。週明け以降、3月にも関わらず、九州地方では、摂し25度を越える真夏日が予想された。満開を迎えた桜の花は、気温が高い日が続くことにより、早く散ってしまう。今年も例年になく、4月中旬から咲き出すシバサクラや、GWにピークを迎えるツツジも早く咲きそうである。地球温暖化により、季節の進み具合が着実に早くなっている。
目次
・第1章 ツィッターで話題の小学1年生の作文
・第2章 杉の木を年代測定
第3章 山形県で新型コロナが感染急拡大
・第4章 多摩市の桜 過去の写真から振り返る
・第5章 2021年3月24日日野市のお花見と夜景みはらし公園
見本の写真
左 日野市高幡不動尊 撮影日2018年3月29日
中 日野市高幡不動尊出撮影したボケの花 撮影日2018年3月29日
右 日野市南平2丁目みはらし公園 撮影日2021年3月24日(水)18時21分
第1章 ツィッターで話題の小学1年生の作文
本日、ツィッターでアップされた小学校1年生の作文が大きな話題となった。さすがに漢字はほとんど使われていないものの、読者からはリアルに伝わってくると好評を得ていた。作者は、起承転結に沿って、作文のテーマとなる「国語」の授業風景を描いている。
公開されたツィッターのアドレス
https://twitter.com/gude_chichi/status/1374223858685808641/photo/1
時間内に作文を仕上げることの難しさを痛感した作者は、焦りながらも与えられた課題をしっかりとこなしている。
写真 掲載元 KOD進化し続けるオンライン・ディクショナリー
https://kod.kenkyusha.co.jp/service/
初挑戦の作文は、誰しも苦労を要する。初心者が読書感想文を提出する際、「思ったことをとりあえず書く」ことが大事になる。作文に抵抗がなくなると、自分自身の気持ちを整理しながら書き進めていく。作品の完成度を高めるには、起承転結はもちろん、重複表現を避けることが必須である。仕上げた後、推敲を重ね、その都度修正を加える。21世紀以降、パソコンが普及するにつれ、手書きの原稿用紙からWORDソフトでの作成に変わると、誤字脱字等の修正は楽になった。またオンライン辞書では、 全ての端末で語彙検索の履歴等、語彙の起源や用例を確認できる。電子辞書を含めて、荷物にもならず、すぐに調べられるメリットがある。時代の変化により、分厚い紙の辞書は本棚から消えてしまった。文豪芥川龍之介や夏目漱石が活躍した100年前と比べると、現代人の方が「書く」ことや「調べる」環境には恵まれているのである。
大人になり、ビジネスの場では、型にはまった文章を書くようになり、素直に自分の思いを表現できなくなる。日々の生活に追われていると、子供時代のことは次第に忘れてしまう。多くのユーザーは、かつての自分の姿と重ね合わせながら、ツィッターで公開された小学校1年生の作文を読み上げていた。読み手自身、はっと小学生時代に帰り、授業風景がよみがえると、懐かしさを感じるようになる。ツィッターに投稿された小学校1年生の作文は、沢山の大人から共感をよんでいた。
第2章 杉の木を年代測定
本日、ネット上では、木の年齢測定について話題になっている。岐阜県瑞浪市大湫町で樹齢1300年とされていた大杉が、新たに670歳と判明した。名古屋大学の研究チームが、国の天然記念物に指定された倒壊した杉の木を、放射性同位体炭素14を使った年代測定方法により明らかにした。
関連記事 朝日新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/81bb02026599633addd1bb952d43b69e36763730
同位体とは、同じ原子の中で、原子の中で、中性子が異なる核種のことを差す。炭素の場合、C12、C13、C14の3種に分かれている。通常の炭素12は、6個の陽子と6個の中性子で構成される。炭素13は、陽子6個は変らず、中性子の数が一つ増え7個になる。一方炭素14は、6個の陽子と8個の中性子で成り立つ。炭素14は、5730年でベータ崩壊し、窒素14に変る。ベータ崩壊とは、原子核の陽子と中性子の変換が行われることの総称である。
余分にくっついた中性子は、陽子に変わりやすい。つまり、中性子が余分に2つくっついた炭素14は、他の同位体に比べて、安定感がない。中性子2つのうち1つが
、陽子になり、原子番号7の窒素に変るのである。放射線年代測定では、植物に含まれる炭素14の量を図る。植物は、光合成の過程で、大気中の二酸化炭素に含まれる炭素14を取り込む。二酸化炭素を分解して、でん粉を作る過程で生じる副産物の酸素を吐き出す。植物に含まれる炭素14は、大気中で作られる二酸化炭素の量に匹敵する。動物や鳥などの生物も植物を食べることで、体内に炭素14が入っていく。自然界に存在する炭素14の割合は、1兆分の1程度、川や海にも、二酸化炭素を吸収するため、炭素14は含まれている。植物は枯れると、光合成がストップし、炭素が供給されなくなる。つまり半減期5730年の炭素14の割合を調べることで、年代が明らかになる。1兆分の1含まれるはずの炭素14の割合が、2兆分の1に減っていれば、5730年前に枯れたことを示す。
写真 掲載元 排出放射性物質影響調査について
http://www.aomori-hb.jp/ahb4_5_4_03.html
なぜ大湫町の杉の木は、年代を誤ったのか、地元民が年輪の数から見積もったからである。本州で樹齢670年でも、きわめて古い木に入る。大湫町は、近いうちに倒壊した杉の木を展示する事業者の募集を開始する予定だ。科学的にも貴重な資料となる杉の木は、気候変動を読み解く鍵となる。670年も生きた証として、一部部分は町の展示品として保存される。残りの大部分は、木工品を制作する際、貴重な材料として使われる。命を落とした後も、老木の役割はしっかりと残っていた。
第3章 山形県で新型コロナ感染急拡大
お花見シーズンを迎えた2021年の3月下旬、新型コロナウィルスの変異ウィルスの影響が懸念されている。首都圏を始め大阪府では、感染者数が増加に転じた。東北地方の宮城県では、冬の第3波を越える波が押し寄せている。25日、官公庁はGOTOトラベルの再開は当面難しいとの認識を示した。本日大会1年後ろ倒しとなった東京オリンピックの聖火リレーが、福島Jヴィレッジでスタートした。従来のウィルスより感染力が高いとされる変異ウィルスが、世界中で広がる中、ビッグイベント開催に向けて、準備を進めている。
3月24日に日本全国で新型ウィルスの新規感染者は1918人、死者21人と明らかになった。重症患者数は前日より8人増となる328人と発表された。新規感染者数では、2279人の感染が判明した2月6日以来の数値となる。都道府県別では以下の通りである。
新規感染者数 死者数
東京都 420人 6人
大阪府 262人 1人
宮城県 171人 0人 必 過去最多を記録
神奈川県123人 3人
山形県21人 0人 必 4日連続過去最多となる新規感染者20人以上記録
直近の東京都内の感染者数を示したグラフ 掲載元 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210324/k10012933121000.html
25日午後6時10分、日本全国の感染者数は1917人、死亡者27人と明らかになった。
都道府県別の感染者数
新規感染者数 死者
東京都 394人 7人
大阪府 266人 2人
宮城県 161人 0人
神奈川県 121人 1人
山形県 47人 0人
3月25日の感染者数の詳細 NHKより
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210325/k10012935611000.html
今月になり、感染急拡大している山形県は、25日の午前11時過ぎに、東京都より先に、本日の感染者数を49人と明らかにしていた。感染者のうち21人が山形市から出ている。県の累計感染者数は752人となった。吉村美栄子知事は24日、県独自のコロナ対策を発表した。県が緊急事態宣言の区域に指定している山形市内の酒類や接待を伴う飲食店業界に対し、3月27日から4月11日までの間、午後9時以降の営業自粛を求めた。対象店舗はおよそ1200件、要請に従った事業者には1日当たりに協力金4万円、合計80万円を支給する。負担額は山形県が64万円に対し、山形市は16万円である。山形県と山形市の支出分の予算額は7億6800万円、同様の宣言を出した宮城県と協力し、政府に財政支援を要請する方向を示した。
写真 掲載元 山形新聞より
https://www.yamagata-np.jp/ (縦軸 感染者数 横軸 日付)
参考データー NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210324/k10012933511000.html
3月25日の山形県内の感染者数の速報記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/a2118f9b85c3745819558b11c9da4fc3ecc90706
山形市内の緊急事態宣言の内容について 3月25日付け 山形新聞より
https://www.yamagata-np.jp/news/202103/25/kj_2021032500498.php
第4章 多摩市の桜 過去の写真から振り返る
今回のテーマは、都市部よりやや遅れて見頃を迎える東京都多摩市と日野市の桜である。
始めの舞台は、多摩市の低地を流れる乞田川沿いである。3月24日(水)現在で7分咲きの段階まできていた。辺り一体広いスペースがなく、訪れる人々は散歩しながら、眺めていた。川沿いの桜並木は、風情を感じる。2014年から2017年までに一眼レフで撮影した写真を掲載した。
リンク 2021年版 全国 お花見ガイド
https://hanami.walkerplus.com/detail/ar0313e25854/?utm_source=hanami&utm_medium=pc-side&utm_campaign=history
地図を掲載 乞田川探訪
https://kk810558.sakura.ne.jp/kotta.htm
2014年4月8日撮影 桜は散り始め
川に突き出た桜の枝
多摩第3小付近で撮影
カルガモ
北の繁殖地に帰る前のヒドリガモ
2016年4月2日 満開時を撮影
多摩第3小付近で撮影
2017年4月7日 馬引沢1丁目諏訪下橋付近から永山団地方向を撮影
多摩市の乞田川沿いの桜並木は、都市部の名所目黒川を髣髴とさせる。木々が生長し、枝を伸ばした分、川沿い一体、一面ピンクに染まった。
普段川の水位は数cm程度、流れが緩やかな分、冬場はコガモやヒドリガモ、オナガガモがゆったりと羽を休めていた。春先には、留鳥のカルガモが繁殖活動を始める。橋桁では、毎年ツバメの営巣が確認されている。地元の住民達は、満開の桜の花を観賞しながら、静かに季節の移ろいを感じていた。
最終第5章 2021年3月24日日野市のお花見と夜景みはらし公園
続いての舞台は、多摩市の西隣に位置する日野市である。2018年3月29日(木)の写真と共に、2021年3月24日(水)の夕暮れ時に訪問した場所を紹介する。
関連日記 2018年4月4日付 野鳥、日野市の風景 カタクリの花とヨウコウ(交雑種の桜)
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1965946228&owner_id=32437106
外部リンク 高幡不動尊金剛寺
https://www.takahatafudoson.or.jp/
みはらし公園 夜景INFO
https://www.nightview.info/yakei/detail/miharashi_park/
2021年3月24日に午後5時過ぎに、夕日が差し込む中、対岸の府中市と結ぶ日野市の四谷橋を経由して、多摩川の一級河川浅川に注ぐ程久保川沿いを自転車で走った。
浅川と程久保川沿いの間には、田畑と共に一戸建て住宅が並ぶ。大きな幹線道路から外れ、物音が立たず、静かな空気が漂う。散歩客はふと足を止めて、用水路沿いの花々をスマホで撮影している。
サイクリングの途中、ふと脇に目をやると、桃の木が生えていた。茶褐色の世界で、鮮やかなピンクと赤色の花びらは、異彩を放っていた。
程久保川を進むこと、多摩都市モノレールと京王本線の高幡不動駅に到着する。駅から徒歩3分の立地に位置する高幡不動尊で撮影した。
2018年3月29日(木)の日中に撮影した写真をご覧になっていただきたい。
五重の塔と桜の花
桜の開花の指標となる日野市の標本木 コンデジで撮影
お寺と桜のコラボ
撮影日2021年3月24日(水)夕暮れ時
3月24日の夕方、境内は開いているものの、午後5時を越えるとお堂は閉まっている。陽が長くなった影響で、個人の散歩客が、スマホで撮影をしていた。由緒ある高幡不動尊は、駅からのアクセスもよく、多摩地区屈指のパワースポットとして知られている。
さて、最後の舞台は、京王本線高幡不動駅から、八王子寄りに一駅先の南平駅から北へおよそ1km未満の距離に位置するみはらし公園である。
駅から南側へと続く丘陵地に立てられた住宅街の一番奥に位置する公園は、ほぼ180度視界利く。夕暮れ時人影はなかった。公園のすぐ裏手は、日本で最も敷地が広い多摩動物公園に当たる。
市街地夜景スポットでは、隣の多摩市にある都立桜が丘公園の1角ゆうひの丘と双璧をなす。2021年3月24日のトワイライトタイムは、18時13分から23分である。2018年3月29日に撮影した昼間の風景と共にご覧になっていただきたい。
昼間の風景
18時14分撮影 京王本線南平駅方面
丘へ続く階段の途中で撮影
18時16分撮影
18時20分撮影 JR中央線豊田駅方面
昼間の風景
18時20分撮影 京王本線 平山城址公園駅、長沼駅、北野駅方面
18時24分撮影 再度階段下から
西の空に若干雲がかかった分、富士山の輪郭は霞んでいた。花粉や黄砂の影響により、視界が悪化しがちな春の中で、撮影条件は至ってよかった。日没20分後から始るトワイライトタイムでは、町の背後に聳え立つ山々の稜線が夕日に照らされていた。陽が翳っていくにつれて、眼下の町から明かりが一つ、また一つと灯る。ワンチャンを散歩に連れ出した住民も帰宅し、夕食の準備を始める。人々の生活感が、身近に感じられた。
高低差の激しい多摩地区は、住宅街の中に夜景スポットが点在する。今後も天気が良い日には、撮影に挑みたい。
■迫りくるタイムリミット!書けない焦り「どうしよう」、小学1年生の作文が秀逸 リアルな心理描写とフィクションの融合にハラハラドキドキ
(BIGLOBEニュース - 03月25日 14:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=258&from=diary&id=6459430
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