無言歌は続く　

　今宵一枚目の音楽は　クリュイタンス・コレクション
　フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル　二枚組二枚目
　ヘンゼル（メゾソプラノ）：兄
　グレーテル（ソプラノ）：妹
　ペーター（バリトン）：貧しい箒（ほうき）作り、兄妹の父
　ゲルトルート（メゾソプラノ）：兄妹の母
　お菓子の魔女（メゾソプラノ　テノール）：魔女　お菓子の家におびきよせ　子供たちを食べてしまう
　眠りの精（ソプラノ）　「子供向けのストーリーで聴きやすいのに音楽的には高級なオペラ」　貧しい家の兄妹ヘンゼルとグレーテルが仕事をさぼって遊んでいると　母親が帰ってきて激怒　怒ってヘンゼルを追いかけるうちに　大事なミルク入りのツボが壊れて　母はさらに激怒　兄妹は森に食料を取りに行かされる　夜になって森は怖い　妖精達に守られて一夜を明かす二人　翌日　魔女のいるお菓子の家が現れヘンゼルは檻に閉じ込められる　何とか逃げ出す二人　心配した両親にも会えて　お菓子の姿に変えさせられていた　他の子どもたちも元の姿に戻り　めでたしめでたし　グリム童話のヘンゼルとグレーテルが元になっているが　オペラのヘンゼルとグレーテルは少し原作とは異なる　大作曲家であり名指揮者でもあったリヒャルト・シュトラウスの指揮で初演され　クリスマスから新年にかけて多く演奏される
　
　
　今宵二枚目の音楽は　CD 32〜35
　ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

　ハンス・ザックス...オットー・ウィーナー
　ファイト・ポーグナー...ハンス・ホッター
　クンツ・フォーゲルザンク...フリッツ・ウール
　コンラート・ナハティガル...エグモント・コッホ
　ジクストゥス・ベックメッサー...トニ・ブランケンハイム
　フリッツ・コートナー...エーベルハルト・ヴェヒター
　バルタザール・ツォルン...ハンス=ギュンター・ツィンマーマン
　ウルリヒ・アイスリンガー…エーリヒ・ベンケ
　アウグスティン・モーザー…ヘルマン・ウィンクラー
　ヘルマン・オルテル...ハンス・ハビーティネク
　ハンス・シュヴァルツ...ハンス=ギュンター・ネッカー
　ハンス・フォルツ...オイゲン・フックス
　ヴァルター・フォン・シュトルツィング...ヨーゼフ・トラクセル
　　ダーヴィッド...ゲルハルト・シュトルツェ
　エヴァ...エリーザベト・グリュンマー
　マグダレーネ...エリーザベト・シェルテル
　夜警...ドナルド・ベル

　バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団
　Rec:1958　Bayreuthモノラル　此のクリュイタンス五十六枚組　このマイスタージンガーが3組入っている　聴いている1958年と1957年に1956年　しばらくマイスタージンガーが続く

　今日も風が吹く　居間でのんびり　農協の人が来ると云ふが時間が分からず　こちらにも予定があるので電話　対応が悪いね　常識に欠ける　思慮が足らぬ　お粗末な対応　呆れ果てた　午前中に出かける予定が潰れて　昼にしよう　10時半　ソーメンを茹でてネギ一本にお餅25グラムくらい　ソーメンは70グラムくらい　動かないからね　それにヨーグルト　11時から一時間午睡　シュウマイを買いに行く　結構おいしいシュウマイ　往復一時間弱　帰ってきてテレビを見る　新沼謙治が出ていた　昔から好きな歌い手だな　楽しい時間であった　その後暴れん坊将軍　まあこれも面白いね　お茶を飲む　

　夕飯に鯛のない大根の炊き合わせ　にんじんと大根だけ食べるのは寂しいので母が　シュウマイでも入れたら　といふことで一人ひとつ　
　半月切りの大根4つににんじん3つ　ご飯味噌汁　デザートにりんご1／4

　三木清の全集があるはずなのに久しく見当たらなかったが　やはりあった　スピーカーの上に鎮座　重石と化していた　希望について

　人生においては何事も偶然である　しかしまた人生において何事も必然である　此のような人生を我々は運命と称している　もし一切が必然であるなら運命というものは考えられないであろう　だがもし一切が偶然であるなら運命というものはまた考えられないであろう　偶然のものが必然の　必然のものが偶然の意味を持っているゆゑに　人生は運命なのである

　今日はグリムの生まれた日だ　グリム童話なんか子供しか読まんかな　あれは意外に大人が読んでも遅白い　『忠臣ヨハネス』と云ふのはなかなかいい　新潮文庫に童話集で三冊所有　その2巻目の最後にある