ヴァレンタインズデイ ＜ パンケーキデイ

無気力無感動の日々が続き、とりあえずやらなくてはいけない事をだけをこなす日々。パート先では重宝がられて疲れてしまい、本業の方に（というか人生そのものに）支障をきたしているのを感じているので、その週何度目かのファイバーをきいてあげた際には、ボスにロックダウンがあけてから週に1日しか出られませんからね！！と言い放ってみた。この夏の本業の手応えをみて、パートをいつ辞めるべきか考える。

先日は新しい小さな円形ハゲを発見。考えてみたら、２０１５年にロンドンに引っ越してからほぼ毎年この時期（３月前後）にハゲを発見している。２０１７年にはエクストリームな脱毛症になりその年の秋までにはほぼ坊主頭になった。その回復期にあたっていた翌年２０１８年にはハゲはできなかったはずだ。この脱毛症に関しては、同じ悩みを抱えている人のためにいつか写真と共にまとめたいと思っている。

ヴァレンタインズデイだった日曜日の夜はレジ係にされ、息を吐く間もなかった。ここはフローリストかいというくらい店内を占領していた花束は夕方までに完売してしまった。他にはワインとカードとチョコレートとコンドームと高級レンジのミールディールが飛ぶように売れて残っていたのはfor Husbandのカードだけ（笑）。明日はパンケーキデイという事で沢山仕入れてあったパンケーキミックスとナテラも売り切れ。
例年ならば出かけて食事したりするところを今年は仕方なく家で過ごすから、そういう事になるのでしょう。

私は英国生活で、いつの間にかこのパンケーキ・デイ（Shrove Tuesday）を殊の外愛すようになり、この数年は他のどの行事よりも熱がはいって準備が怠りない。もうそろそろ大学へ戻ってしまうであろう息子もまだいるし、ほぼひきこもりの娘もパンケーキには目がない。
粉、卵、牛乳、油、レモン、砂糖、ゴールデンシロップ、メイプルシロップ、ベーコン、ナテラ、ピーナツバター、バナナ、生クリーム、ラズベリー、ブルーベリー、ブラックベリー、イチゴ、あぁ全部たっぷりと揃えてある！
薄っぺらく一枚一枚焼かなければいけないので意外と時間がかかるのだ。明日は早めに十分な量焼いておかなければ。


こうして人間嫌いが進んでいるので、ヴァレンタインズデイなんかには特にソーシャルメディアには足を踏み込んだりしないのだけど、今日はノーマンがフォローバしてくれているのに気づいてとても嬉しかった。ジェリーが抜けてエイロスが入ってからのアルバムはあまりピンとこないけれどノーマンは私にとってポジティブネスの人像化であるからして。９月のギグはオプティミスティックすぎると思うけれど。

せっかく息子がいるから久しぶりにバースデーセッションでもお願いするかと思い、自分が演奏したい曲を幾つか弾いてみて、色んな発見をした。インディーファンとして若い時に聴いていた曲は今ちっとも弾きたくない。無気力感に支配されている今の自分が心を動かされるような音楽は、私には弾けない。何もかも無感動なのだ。たぶん子供達とそんな事をする機会はもう二度とやってこないとおもうが、楽しくないならしなくていい。それは既に過ぎ去ってしまった多くのモノの一つにすぎないなのだ。