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2021年01月31日23:08

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命を吸う音

首の付け根が痛い。

・リザとキツネと恋する死者たち


小洒落てファニーだけど時々スタイリッシュ時々キッチュな映像。ファイナルデスティネーションのように、アホに人が死んでいくブラックコメディは大好きだし(どんどん雑になっていく)、内向的でパッとしないが優しく健気に努力を重ねるリザがだんだん可愛く見えてくる
。不器用だが親切で男気があり、死神を跳ね除ける強さを持つゾルタンはそれ以上に愉快
物語を彩る謎昭和歌謡やフィンランド音楽も素敵で中毒性がありサントラが欲しくなる。どうにもおかしいが、多大な日本リスペクトとエンディングもたいへん好み。

・カンフー・ジャングル


「アクシデンタル・スパイ」「孫文の義士団」で知られるテディ・チャン監督と、アクション監督も務める主演のドニー・イェン兄貴による、新旧カンフー映画へのリスペクトを込めたエールであり、昨今衰退したカンフー映画への鎮魂歌でもある。ブルース・リーやジャッキー・チェン、レイモンド・チョウといった香港カンフー映画のスター・重鎮たちが映画内映像やカメオ出演で花を添える。
手技・足技・擒拿術(関節技)・武器術と拳法のオールスターたち、その達人を次々に相手の得意分野で倒していく「武術狂」フォン・ユィシウを演じるワン・バオチャンの凶悪極まる表情と激戦に次ぐ激戦はドラマ部分がどうでもよくなるほど。
集団戦や銃撃戦も完備と現代香港映画の全部乗せ、満漢全席となっている。クライマックスは「導火線」「イップ・マン 継承」と並ぶドニー兄貴によるアクションの頂点と言っていいだろう。
そもそもカンフーとは何か、という2つの答えをワンとドニーが体現し、「カンフー」の終焉を告げるような虚しさを以ての決着、という印象に残るシーンもあるものの、やはりストーリーの雑さは否めない。まあどうでもいいけどね。
勿論ドニー兄貴の存在感も抜群ではあるが、本作品に関しては(そもそもアクション数の多さもあって)ワンに一歩譲るだろう。
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