mixiユーザー(id:555665)

2021年01月28日22:48

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不死身のグローザム

赤ちゃんの眠りが少しずつ安定し、夜にアマプラで映画を(ブツ切りだけど)見られるようになってきている。寝かしつけてくれているカミさんには感謝しかない。

・ポリスストーリー 香港国際警察


ジャッキー・チェン最高傑作とも謡われる一本を、子供のころ以来の再見。
冒頭から息もつかせぬムチャクチャな銃撃戦(泥臭く、洗練されていないのが堪らない。新米同僚の、人を撃った後の表情が良い!)からの村を突っ切るカースタント、立て続けに「バスと傘」とボルテージが下がる暇がない。
合間に挟まるコメディパートでのドタバタアクションも、シリアスシーンとのメリハリが効いており考え抜かれたレベルの高いものだ。
若きジャッキーの体を張りまくったアクションで有名な本作だが、彼だけでなくアクションに関わる全キャストが危険なスタントにチャレンジしており、CGやワイヤーアクションにはない無茶で生々しく、痛快なアクションを映画を通して堪能できる。
時にコミカルに、時にシリアスに激しい感情のアップダウンを経て、伝説のポール下りからの無力な法と法を利用する悪への怒りが爆発するクライマックスまで、まさに一部の隙もない娯楽大作にして、実は法廷ドラマの傑作でもある。


・ゾンビ大陸アフリカン


タイトル通り、珍しくアフリカを舞台にしたゾンビ映画。国は明らかにされていないがシエラレオネに隣接しているということはギニアかリベリアだろうか。
主要登場人物わずか2人、両者ともプロの軍人という一定の安心感のある組み合わせ、協力しつつもベタベタ馴れ合わない関係、水に食料、燃料に体力を気にかけながら省エネモードでの逃避行はリアリティがある分派手さには欠けるが、大陸の赤茶けた色味に彷徨い、沈む夕日の影になるゾンビたちが意外と美しい画になり、昔ながらのノロノロロメロゾンビの「数やシチュエーションで脅威度が大きく変わる」怖いながらも牧歌的な絶妙なハラハラ感が具合の良さに拍車をかける。それでいてゴアは容赦なく、はらわたクオリティも良好、1時間40分という時間の割りにやや間延びしつつもアベレージ高めかつ独自性を持った良作。クラシックなゾンビ好きなら必見。
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