大正7年に富山県で実際に起きた米騒動を描いた作品。
米騒動というと江戸時代に起こった打ち壊しを思い出しますが、大正時代にも日本がロシアへ進出する為に米を政府が買い上げて、その結果国内の米の価格が高騰して貧しい人々が米を買えない事態に。
富山県の海辺の町で、船に重い荷物を運ぶ仕事に携わっていた主婦達が米が買えない事態に激怒して、港で船に積み込まれる米を奪おうとするが…、というストーリー。
今日食べるものにも困る貧困層や、当時は社会的に低く見られていた女性(今でも変わらない?)を描いていてテーマは重いのですが、とにかく女性達が力強く描かれていて、見ていて目が離せない。
舞台は100年前の大正時代ですが、女性の描写は現代でも通用する皮肉に見えました。
「強くなんてなりたくなかった。強くならなければ生きていけなかった」というセリフが心に刺さって切なかった。…。
監督は「超高速!参勤交代」の元木克英。
主演は井上真央。
脇を固めるのは、室井滋、立川志の輔、柴田理恵、左時枝などの豪華俳優陣!
なぜか脇がやけに豪華だと思っていたら、みんな富山県出身の俳優さん
富山県の関係者の皆様、地元をアピールするチャンスですよ
公開されている映画館が少ないのですが、見応えがある一本。
面白かったw
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