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2021年01月02日12:46

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声劇台本を再制作しました!「まあ好きっちゃ好きかもね。」2021年再制作版

「まあ好きっちゃ好きかもね。」(2021年リメイク作)



※ 金銭が絡まなければ使用自由。
大幅な改変等はツイッター @annawtbpollylaまで要許可申請。

自作発言は厳禁です。 ※




※ 4年前に同じ題名の作品を制作したものの、一度大幅修正を施してもなお、ずっと納得のいかないままだったため、今回元の作品を非公開にし、こちらを再制作いたしました。



※ こちらは二方美人シリーズの一つです。単独でも楽しんでいただけるように作っていますが、最初の声劇台本「二方美人。」 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1958862956&owner_id=24167653 や他のシリーズ作もご欄いただきますと、私は大変喜びます。



※「二方美人。」シリーズ及び関連作品のみをまとめたリンク。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964303733&owner_id=24167653


想定時間
25分程度



想定人数
男性:女性→2:1


登場人物

浦風(うらかぜ)…男性。卒業を控えた大学4年生。岩埜とは違う大学に通っているが、町のテニスコートで知り合って今までずっと仲良くしているらしい。

岩埜(げんや)…男性。卒業を控えた大学4年生。ゲーマー。憧れのゲーマーである湯幻(とうげん)の母校の新年祭に招待されて、浮かれ放題。苗字は砥留(とどめ)であり、遊語からは砥留君と呼ばれている。

遊語(ゆうご)…女性。卒業を控えた大学4年生。岩埜のバイト仲間。バイト中は割と死んだ目をしている事が多いらしいが、今日は何やら浮かれている。





本編



浦風(電話)「そう、この前言った話だ。例の女子校の新年祭。最近変質者が出たとかで、男だけだと招待状があっても入場拒否されるようだから、岩埜(げんや)のバイト仲間の女性を連れての3人で行く事になったんだ。今日もし月夜(つくよ)の都合が良ければ俺と月夜と岩埜の3人で行こうと思っていたんだが。……まあそれもそうなんだがな、あいつが大して親しくもない女性と2人きりでなんて無理な話だろ。……いや、知らないな。名前もまだ聞いていない。……ああ、お土産な。帰りに駅で買っておいてやるよ。……悪い、来たみたいだ。家族旅行楽しんでこいよ。おう、また今度な。」

岩埜「お待たせ。電話してたんです?」

浦風「月夜にな。今日一日連絡が取れなくなるから、一応先に断っておこうと思ってな。」

岩埜「彼女でもない相手に律儀ですね。」

浦風「卒業旅行も控えていて、話し合う事も多いからな。」

岩埜「一緒に行くメンバーが月夜さん以外みんな知らない人っていう、あの大変な奴ですね。」

浦風「燦花(さんか)さんって人とは一度だけ会っているが、あとの2人、確か雪那(せつな)さんと鎖鳥(さとり)さんって人達は正真正銘、全く知らん。」

岩埜「絶対気まずいでしょうに。」

浦風「旅行前に一回5人で集まる機会を作るらしいが、その一回でどれだけ打ち解けられるかって話だし、そんなんでまともに旅行の予定がまとまるのかも……それより、バイト仲間の女性っていうのは一緒じゃないのか?」

遊語「こんにちは。」

浦風「!?」

遊語「実は一番に来てたんだけどね、声かけづらくて。」

浦風「…どうも。初めまして。」

岩埜「えっと、はい、こちらがバイト仲間の遊語(ゆうご)さんです。」

浦風「遊語(ゆうご)…?」

遊語「それ苗字ね。よく下の名前に間違われる。」

浦風「ああ、どうも。聞いているだろうが、俺は香架浦風(こうが うらかぜ)。今日はよろしく、遊語さん。」

遊語「こちらこそ。砥留(とどめ)君からずっと浦風君って聞いてたから、浦風君って呼んで良い?そっちでもう私の中で馴染んでるんだ。」

浦風「ではそれで。」

岩埜「えと、2人とも今日はすみませんね、付き合わせてしまって。とりあえず早速入りましょうか。あくまで僕と浦風君が遊語さんの付き添いって名目ですから、遊語さんに招待状預けますね。これを入り口で受け付けの人に見せてください。」

遊語「はいはい。」

浦風「すまないな。」

遊語「良いよ別に。私からしてもこのお嬢様学校の敷地に入るなんて経験、滅多にできる事じゃないから。でもこんな事ならこの前カステラ、あげなくても良かったかもね。」

浦風「カステラ?」

遊語「ちょっと前に私の失敗で、砥留君までバイト上がれなくなっちゃった時があって。その時のお詫びにこの前カステラ持ってってあげたんだよ。でもこうなるって分かっていれば、付き添いをお詫びって事にして、あんな苦労してカステラ作らなくても済んだかもって。」

浦風「へえ、思ったよりかは仲が良さそうで安心した。岩埜にこういう機会に頼れる女性の知り合いが居るとは思ってなかったからな。」

遊語「仲良いっていうか、まあ。シフトが一緒になる事も結構あったから。君達の方はどうやって仲良くなったの?」

浦風「大学は違うんだが、町のテニスコートでな。相手を探している風だったから声をかけた。」

岩埜「懐かしいですね、何年前でしたっけ。」

遊語「へえ、テニス。砥留君テニスやってたんだ。全然知らなかった。」

岩埜「あの頃は少しは運動しないとと思いましてね。まあすぐ辞めましたけど。」

遊語「やっぱり。体力ないもんね。運動は大事だよ。……あ、はい。お願いします。こちら2名が私の付き添いです。……分かりました、ありがとうございます。……行こうか。これがパンフレットと入校証ね。」

岩埜「ああ…ありがとうございます。ついに、ついに来た。ここがあの湯幻(とうげん)さんの母校…!凄い、うちの大学より広いんじゃないかってくらい大きい!」

遊語「その湯幻さんって、ゲーマー仲間の人だっけ?」

岩埜「とんでもない!湯幻さんは日本人で唯一のネクフェクス世界大会優勝経験者、雲の上の人!仲間だなんてそんな!この招待券をかけた湯幻さん主催の大会でも、凄い人数が参加してきて優勝するの本当に大変だったんですから!それだけ皆から尊敬を集める人物なんです。英雄ですよ英雄!」

遊語「はい分かった分かった、楽しそうだね。いつも死んだ目してんのに。」

岩埜「すみません、ゲームの事になると、つい。」

遊語「全く、女子校に立ち入る権利を求めて死に物狂いで戦う男達なんて、傍からしたらかなり危ない奴らだけど、必死になる方向性が普通と違いすぎて逆に安心するよ。」

浦風「それで、入れたのは良いがこれからどうするんだ?餅つき、出店、発表会に展示……やってる事は正月版文化祭みたいなもんだな。色々しているようだが。」

岩埜「正直僕は湯幻さんの母校に来る事自体が目的だったので、あんまり何がしたいって事もないんですよね。ああでも湯幻さんが居たというゲーム部の展示は見てみたいです。」

遊語「なら私が行きたいとこに付き合ってもらって良い?結構興味あってね、こういうお祭りってほんと久しぶりだから色々やりたいんだ。」

浦風「ああ、頼む。」

遊語「じゃあ最初は……あ、コマ回し体験だって!やっぱりお正月って言ったらまずはこういうのだよね。これ参加しよ!えっと…あ、あそこのテントでやってるみたい!行くよ!」

浦風「……おう。」

岩埜「ちょ、そんな急がなくても」

浦風「岩埜、遊語さんってのは普段からこんな突っ走る人なのか?」(早歩きしながら。あまり息は乱れていない)

岩埜「いえ、普段は物静かというか…割と僕の事言えないくらい死んだ目してる事が多い人なんですけども、今日はやけに元気で……そんなに楽しみだったんでしょうか。」(早歩きしながら。息がかなり乱れている)

浦風「いやお前息切らすのはえーよ、どんだけ体力ないんだ。」

遊語「二人とも!こっちこっち!」

浦風「おお、なんだ。昔ながらの奴だな。上手く回せるかな。」

遊語「どうだろ、多分私こういうの一回もちゃんと回した事ないや。」

浦風「じゃあなんでこの企画選んだんだよ。」

遊語「色々やってみないと、何が楽しい事か分からないでしょ?もうすぐ大学生活終わっちゃうんだし、その前にやれる事は色々やってみたくって。ほら構えて構えて。はっ……あ、ちょっと回った!何度かやれば上手くできそう!」

浦風「……全く。」

岩埜「二人とも、そんな急がなくても…」(息を切らしながら)

浦風「悪い悪い。でもお前体力なさすぎだからな。」

遊語「ごめんね、気持ちがはやって。ふっ……やった!上手く回せた!ほら、二人とも練習練習。上手く回せるようになったら対戦しよ!」

浦風「元気なもんだな。」





遊語「結局さっきは二人とも全然上手く回せなかったね。」(言い終えた後、飲み物をすするように、ずずずという音を軽く立てる)

浦風「むしろお前がいきなり上手すぎる。」(言い終えた後、ふーふーと息を吹きかける)

岩埜「んっ、ああいうのはコツが要るって言いますからね。」(最初の「んっ、」のところは何かを飲み込むような感じで)

遊語「ふう、このお汁粉食べ終わったら、次はあれやろ!羽子板体験!二人ともテニス経験者らしいし、多分得意でしょ。」

浦風「バドミントンならいざ知らず、テニスの経験が活きるかは怪しいがな。」

岩埜「罰ゲームは無しですからね。」

遊語「分かってるって。平和的に三人で協力して、なるべく長く回し続けるのを目標にしようよ。」

浦風「ああ、平和が一番だ。」

岩埜「ああ、寒い…。その羽子板が終わったら校舎の中に入りましょうね?ゲーム部の展示も見たいですし。」

遊語「うん、分かった。せっかくのお祭りで風邪ひいたら良くないからね。」






遊語「さて、と。それじゃあ基本的には私、浦風君、砥留君、私の順番で。明らかに届かなさそうなら順番でない人が助けに入る形で。」

浦風「了解。」

遊語「行くよ。はいっ」

浦風「っと」

岩埜「わ、あっ」

遊語「ああ、一周も持たなかった。もっかい行くよ!」

浦風「おっ」

岩埜「ふっ」

遊語「一周行けた!はい!」

浦風「どこ飛ばしてんだっと、ととと。」

遊語「ああ、ごめんごめん、今のは私が悪い。でも一周行けたね、もっかい行くよ!」

浦風「おっと」

岩埜「っ…届いた!」

遊語「よし、とりあえず一周!はい!」

浦風「っまず、変な方行った!」

岩埜「げっ」

遊語「私が!……んぐっ!?」

岩埜「遊語さん!?」

浦風「掴まれ!」

遊語「……いったた…大丈夫?思い切り押し倒しちゃったけど、頭ぶつけてない…?」

浦風「っつ…大丈夫、だ。遊語さんこそ、足ひねったように見えたが平気か?悪い、俺が変な方に飛ばしたせいで。」

遊語「んっしょ。…うん、まあ…大丈夫そう。体重かけてみても痛みはないよ。むしろ庇ってくれてありがとね。」(立ち上がった後、足に軽く力を入れながら)

浦風「それは何よりだ。…ふう。岩埜、まだ俺の背中に埃がついてないか見てくれ。」(こちらも立ち上がり、少し遊語から離れて埃を払いながら)

岩埜「あ、ちょっとじっとしててくださいね、払いますから。」

浦風「ありがとな。」

遊語「二人ともごめんね、心配かけて。羽子板はここまでにして、気を取り直して展示見にいこっか、ゲーム部の。」

浦風「…ああ。もし痛くなったら教えてくれ。」

岩埜「一応、ゆっくり歩きましょうね。」





遊語「コンピューター室、コンピューター室…あ、ここだね。」

岩埜「わぁ!凄い、自作ゲームがやらせてもらえるって!しかもパズル系!ネクフェクスとは違う感じのパズルっぽいですが……ちょっとやってきて良いですか!?」

遊語「あっはは、ほんと好きなんだね。やってきなよ。」

浦風「なら、この辺りから離れないようにって事で各自適当に展示を見て回るか。」

岩埜「よぉし、腕が鳴る!」

浦風「まったく、さっきまで雰囲気が暗くなっていたのが嘘のようだな。」(呆れつつ、安心したような笑いも込められた言い方で)

遊語「……ね、浦風君。」(小声で、声に少し重みをもたせて)

浦風「ん。」

遊語「ちょっとこっち来て。廊下で話そ。」(引き続き小声で、声に少し重みをもたせて)

浦風「?ああ。」

遊語「……この辺りで良いかな。」

浦風「どうした。やっぱり足が痛むのか?」

遊語「そんなんじゃないよ、あれはほんとに平気。そうじゃなくて…実は、さ。結構気になってたっていうかね。砥留君っていつもどんよりしてて、いつも一人でさ。そんな人が友達って言って、君の話する時、とっても楽しそうなんだよ。だから驚いて。浦風君って、どんな人なのかなってさ。」

浦風「それでどんな奴だったよ。」

遊語「君がどんな人なのかは一日で分かるわけじゃないけど、なんかね、お互い気を許しあってるって感じで、羨ましいって思った。砥留君とはテニスで知り合ったらしいけど、今でも…ああ、テニスはもうしてないんだっけ。それならゲームで遊んだりとか?」

浦風「いや、ゲームは俺の方が全然だ。たまにあいつのストレス発散の相手になって、ネクフェクスでボコボコにされるくらいでしかやっていない。大会前の息抜きにはそういうのも良いんだと。」

遊語「じゃあ普段、何してるの?」

浦風「ただただ、だらだら適当にどうでも良い事話していたり、まああと最近はアイス作りの練習相手になってもらったりが多いかな。俺の友人にアイスが好きな奴が居てな。」

遊語「最初に電話してた女性?」

浦風「……やっぱりあれ聞いてたか。」

遊語「近くで見てたから。他の女と出かける言い訳してる感じだったね。」

浦風「…一応な。」

遊語「普通の友達とは違う感じ?付き合ってなくても、今後付き合う予定とか?」

浦風「少なくとも俺はそんな気ではいない。あいつに誰か彼氏ができたとして、幸せに生きてくれるならそれはめでたい事だ。」

遊語「色々と複雑?」

浦風「まあな。あまり深く突っ込まないでくれると助かる。」

遊語「じゃあ君はさ、その人以外の誰かと付き合いたいって思う気持ちはあるの?」

浦風「一切無い。」

遊語「…即答だね。」(少し驚いた様子で)

浦風「迷う要素が1%もないからな。」

遊語「そっかそっか、ならまあ良かったよ。」

浦風「どうした?」

遊語「私、遊語鎖鳥(ゆうご さとり)って言うんだ。」

浦風「…鎖鳥(さとり)、そういう事か。」

遊語(以下、鎖鳥)「そう、3月卒業旅行に行こうって事になってる、5人のうち1人。燦花(さんか)の奴は自分の人を見る目を信じすぎるっていうかさ、私と雪那(せつな)に至っては君と月夜さんと全く面識がないってのに、いきなり旅行の予定立てるっておかしいでしょ。」

浦風「それはな、俺も本当に良いのかと驚いた。」

鎖鳥「でしょ。多分燦花ね、自分じゃ気づいてないけど結構変なとこ抜けるんだよ。特に雪那はカップル恐怖症って言うかさ、男から浮気を誘われたり女から嫉妬の対象にされたりっていうので嫌な思いしてきてるってのに。」

浦風「その友達のために下調べがしたかったってわけか。」

鎖鳥「大事な友達だから。さっき言ってたでしょ、私のせいで砥留君までバイト上がれなくなっちゃった時の事。その時に少し話してたら友達の話で浦風って名前が出たものだから色々聞き出して、燦花が言ってた旅行に一緒に行くっていう浦風君と同一人物だと分かって。彼から色々聞いてまあそんな悪い奴じゃなさそうかなとは思っていたんだけど、今回新年祭に付き合ってほしいって話になったからついでにね。やっぱり直接見ておこうと思って、君も呼んでもらったんだ。」

浦風「岩埜の奴はそのあたりの事情知ってたから俺を呼んだのか?」

鎖鳥「んー、言ってないから知らないと思うよ。砥留君、私の下の名前知らないから鎖鳥と私が一致してないだろうし。もしかしたら、私が君に気でもあって、それで一回会ってみたいって言いだしたとでも勘違いしてるかも。」

浦風「それはそれであいつらしいな。」

鎖鳥「ああそうだ、今後色んな打ち合わせするのに連絡先すらお互い知らないの不便でしょ。私と雪那の連絡先教えるから、君と月夜さんの連絡先教えてよ。雪那にはちゃんと言っておいてあるから。」

浦風「……まあ、そうだな。今送る。」

鎖鳥「ん、よし。できた。こっちも送るね。」

浦風「…来た。えっと、遊語鎖鳥と…こゆき 雪那さん?」

鎖鳥「小幸(さゆき)ね、その読み方。えっと、光画月夜(こうが つくよ)さん?この人、君と苗字同じ?」

浦風「読み方だけな。」

鎖鳥「へえ、面白い偶然だね。せっかくだし、家に帰ったら早速5人のグループチャット作っておくよ。全く、普通こういうのは唯一全員と交流のある燦花が積極的にするもんじゃないのかな。」

浦風「本当にな。正直俺としても男1人で女性4人、それもうち2人は全く面識のない中に放り込まれても気まずくてしょうがなかったし、もう少しその仲を主催者の燦花が取り持ってくれるものだと思っていた。」

鎖鳥「ね、ほんとそれ。知らない人2人も呼ぶとは聞いてたけど、まさか男が居るとは思ってもなかったから、正気かって思ったよ。しかも雪那はカップル恐怖症だってのに、大丈夫大丈夫2人とも良い人だからとか言って、あの天然は。」

浦風「苦労かけるな。」

鎖鳥「ふふ、全く。さあて、そろそろ砥留君に声かけるかな。」

浦風「そうだな。放っておくとあいついつまでもやり続けそう…あれ。」

岩埜「居た居た、2人とも!」

浦風「珍しいな、もう終わったのか?」

岩埜「いやあ、難度が思ったより簡単で、すぐ全部クリアしてしまいましてね。ゲーム性は面白いんですが、ちょっと抜け穴が多くて、そこに気づくと途端に簡単になってしまうのは…いやでも、そういうところもまた自主制作ならではと言いますか、もし大手企業が価格をつけて売り出した物だったら非難の対象にもなりうるところ、自主制作だからこそそれもまた楽しみ、醍醐味となりうるもので、あえてその穴を突かなければ本来のゲーム性を楽しめて穴を突くとまた違った楽しみ方ができ」

浦風「はい止まれ止まれ。後で聞いてやるから今は一旦止まれ。」(いつもの事といったように手慣れた雰囲気で止める)

鎖鳥「あっはっは。砥留君さ、ずっと何考えてるか分からない人だったけど、話すようになったらなんていうか、ほんっと、好きな事がとことん好きな人って感じだね。」(気が抜けたように笑いながら)

岩埜「…そうですか?」(少し照れた感じで)

鎖鳥「そうそう、いや、なんていうかね。話しかけてみて、結果としてほんと良かったよ。」

岩埜「その、引かれると思ったので、それなら良かったです。」

鎖鳥「うん、良かった良かった。最近良い事ばっかりだ。」

浦風「おみくじでも引いてみるか?今なら大吉が出るかもな。」

鎖鳥「どうせ小吉とかが出て水差された感じになるからやーだ。」








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