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2020年12月21日20:47

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フロイスというと、『日葡辞書』と『ロドリゲス日本大文典』を思い出します。

豊臣秀吉は6本指だった!? 気になる証拠が2つの文献に!/毎日雑学
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=140&from=diary&id=6350223

昔の人は、文法や語法にとても敏感でした。
安土桃山時代に来日した宣教師たちも同じです。
『日葡辞書』。見出し語が何と三万二千です。これを十年少々で作ったというのが驚きですが、語法がかかれていて、当時の日本語の文法がわかる点がすごいです。しかも、俗語、雅語、東国方言などが書かれています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E8%91%A1%E8%BE%9E%E6%9B%B8

『ロドリゲス日本大文典』詳細な文法書です。時制はさすがに間違えていますが、百科事典の一冊のような分厚い本です。素晴らしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%82%B9

この昔の姿勢から、見習わなければいけませんね。

先日、仕事仲間から長い電話をもらいました。英語の高級家庭教師を紹介したのですが、
「A君は、今、河合のマーク模試で偏差値65だった。しかし、文法をマスターしない限り、絶対にこれ以上伸びない65だ。」ということで、英語の授業数を増やす作戦会議をしました。

一言でいうと、頭が良いから文法を知らなくても文が読めるから、65は取れますが、文法を知らない以上、その上に行くのが難しいということです。
たとえば、アメリカの福祉で障がい者のことを今まではthe handicappedと表現していたそうですが、最近は、a person with a disabilityと表現を変えたという文章が入試に出ます。その差がわからないと解けない問題が出題されます。前者はその障がい者が全体としてハンディを負っているという意味ですが、後者はある特定のハンディをたまたまあるいは一時的に背負っている(withから)という意味になります。文法の深い知識がないと解けません。
また、こういう問題が解けないだけではなく、文法力がないとその後伸びないので、
文法力を試すテストを出す
意訳を認めない
という二つの傾向があります。
たとえば、
Í am not what Í was.
なら、「私の今の状態は、かつての私の状態ではない」「私は、かつてあったところの私ではない」という訳は、日本語として硬いですが正確に文意をとらえていますから〇です。
しかし、「私はたえず進歩する」などは、×です。意訳をいいと思っているのは、一部の中学高校の先生や新聞記者などだけです。

しかし、こうしたとても大切なこと(たとえば文構造をとらえていない英文解釈が零点になることがあるということ)が、正確には教えられていません。

同じことが漢文にも言えます。
細かい語法上のルールの問題です。
たとえば、
a 呉討越、破。
b 呉討越、破之。
の二つの意味は違います。「破」は自動詞にも他動詞にも使えますから、他動詞の場合、bのように目的格を付けないといけません。
ですから、
呉は越を討ち、aは「破れた」、bは「越を破った」という意味になります。

今の子は、古文もそうですし、現代文はもっとそうですが、最短のコースを歩みたがるくせに、そのルールである文法を軽んじます。
それどころか、上に挙げた自動詞/他動詞などの問題をそもそも、先生レベルが知らないという、大変困ったことがあり、構造的な問題です。

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