ずっと欲しかった飯島真理の「KIMONO STEREO」をついにゲット。
１９８５年発表の４枚目で、ビクター時代最後の作品。
１０年以上前に再発された時に３枚目までは揃えたのだが、この４枚目だけは品切れで買えなかった。
アマゾンなどで高額化した中古神を買う気にはなれず、そのうちまた再発されないかなと密かに思っていたのだが、ここへ来てついにまた再発、しかもＤＶＤつきのデラックス・エディション。
いや、中古盤に手を出さなくてよかった。
飯島真理はシンガーソングライターなのだが、最初美世に出たのは、アニメ「超時空要塞マクロス」のヒロインを演じる声優としてだった。
ヒロインのリン・ミンメイはアイドル歌手で、それで当時ビクターからのデビューを控えていた飯島真理が抜擢されたのである。
かくいう自分もこの「マクロス」で飯島真理を知ったクチ。
当時マクロスにもリン・ミンメイにもハマったなあ。
「マクロス」は大人気となり、劇場版の主題歌「愛・おぼえていますか」はトップ１０ヒットとなった。
しかし、シンガーソングライター飯島真理としては、そこでリン・ミンメイのイメージでアイドル的に消費されることに少なからぬ反発があったようだ。
この「KIMONO STEREO」は、ロンドン録音で、現地のミュージシャンを起用していて、結果洋楽っぽいサウンドに仕上がっている。
より王道ポップス感が強まった感じで、アイドル・ポップ的な感じは薄くなった。
ロンドン録音ならではの音の良さがあって、特にドラムの音がこれまでよりも際立っている印象。
そういう洋楽的なサウンドの中にあっても、その独特の声、メロディー、歌詞が織り成す飯島真理の世界は健在で、そのへんはさすがである。
飯島真理はビクター時代ではこの作品を１番気に入っていると発現しているが、それもわからなくはない。
けれども、やっぱり１枚目と２枚目がベストかな。
まあ、４枚とも素晴らしい作品であることは間違いない。
では、このアルバムから「ピンクのルージュ」と「セシールの雨傘・VERSJON �供廚鮠匆陝�
ちなみに「セシールの雨傘」の作詞は、松本隆。
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