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2020年12月01日07:02

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底冷えが連続の旅でした

昨晩帰ってきました。今朝は20センチの積雪で今から除雪で、早速現実に引き戻されています。
今年の初冬旅は大人の休日倶楽部パスを使って、岩手・秋田に出かけてきました。主な目的は、毎年恒例の山田町訪問・憧れの乳頭温泉&不老ふ死温泉、そして白神山地でした。乗り放題のきっぷを使うとどうも貧乏性が出て極力乗らなければと思ってしまいますので、北東北を八の字型に回って帰ってきました。

初日は毎度お決まりの札幌を避けて、早朝倶知安まで送ってもらって始発の各停で長万部へ(黒松内まで貸し切り)。北斗(3号車は5人だけ)・はやぶさ(たった10人でスカスカ)を乗り継ぎ盛岡に到着。駅二階の福田パンで昼食を買い込み、やまびこで新花巻に出て、快速はまゆりに乗り換えて釜石へ。釜石駅前では昨年のラグビーワールドカップの余韻をまだ楽しめました。
山田までは旧山田線(現リアス線)に初乗車でした。昨年3月に旧山田線は三陸鉄道に移管してリアス線として再出発しましたが、直後の台風被害でしばらく止まっていたのでなかなか乗る機会がありませんでした。長く続いたバス移動のときは道の駅でバスを乗り換えないと山田町の市街地に出れずかなり不便でしたが、電車は乗り換えもなく楽ちんです。
陸中山田駅前のはぴね(図書館)のコインロッカーに荷物を入れて、毎度お決まりのコースで2時間ほど市街地をウロウロしました。まずは畳屋さんと3年ぶりの再会、震災10年の話に花が咲きました。震災時一緒にボランティアをしたSさんは落ち葉拾いをしていて、母上ともども健康の話を中心に30分ほどおしゃべりをさせていただきました。帰り際毎年の山田通いも今回が最後と申しますと、「加藤さんの顔を見ると元気が出ますのに残念」とおっしゃられ、今度は積丹に行きますよと言われると胸が少し熱くなりました。

2年ぶりの山田でしたが町中はかさ上げ工事などは終わっていますが、防潮堤工事もまだ続いていました。行き来する大型車はほぼなくなり、かなり落ち着いていますが虫食いのような空き地は目立ちます。震災で出ていった方が戻りきっていないと推察します。
陸中山田駅からは宮古経由で盛岡に戻って、駅前のビジネスでバタンキューでした。JRに乗りまくりの一日でしたが、新幹線も乗り放題の大人の休日倶楽部パスは26620円ですが、初日だけで8割方もとを取りました。

翌日は昨年行き損ねたあこがれの乳頭温泉に出かけてきました。孫六・蟹場・大釜・妙乃湯と歩いてまわり、湯巡りバスを使って乳頭温泉のシンボル鶴の湯に移動、2時間ほどゆっくりと湯浴みを楽しみました。黒湯は冬季冬眠に入っていて湯浴みをできませんでしたが、6湯もはいると流石に入り過ぎで身体はふやけまくり。人気の温泉郷は、人のいるとこといないとこの差が顕著でした。
宿をとった休暇村では朝夕深夜と湯浴みを三度楽しみましたが、浴場は割と空いていてまったりできました。でも朝夕はリフォレと変わらないくらいに寒く、目覚めると積雪20センチには少々びっくりでした。

朝食後、コロナで間引いているので予定のバスに乗れず困っていると、田沢湖駅まで従業員送迎のバスで送ってもらえることになりメチャラッキーでした。新幹線で出た秋田では1時間ほど時間があったので千秋公園をぶらぶらし、その後十二湖に向かいました。リゾートしらかみでの移動でしたが、人気のリゾート列車は7割ほど空席があり、コロナの影響を強く感じました。
白神山地の西端にある十二湖は、人気の青池を中心に二時間ほどトレッキング予定でしたが、一部工事中で歩かせてもらずあっさり断念。天気も今一つで青池も青くなくてすごすごと退散で、奥十二湖からはバス(12月から運休)で不老ふ死温泉にでてお泊りでした。二日続けてお高い人気の温泉宿にGoToでお安く泊まれたのはありがたいのですが、意外と混んでいてびっくりでした。従業員の方に伺うと、連日満室に近く大忙しとのこと。まあ皆さん考えることは一緒で、GoTo使うならお高い宿ですね。

四日目は各停に2時間揺られて五所川原(車窓からの岩木山がええ感じ)で途中下車。立佞武多の館(一見の価値あり)を見てから弘前経由で大館に移動しました。震災時に県立山田病院で悪戦苦闘されていたH医師はその後岩泉・比内と移動されていて、大館で3年ぶりの再会と相成りました。比内地鶏をごちそうになりながら、3時間ほど四方山話に花がさきました。ちなみに大館には秋田犬の里や秋田犬会館があり、立ち寄ろうと思いましたが営業時間外で残念賞でした。
最終日は少し時間があったので、弘前市内をぶらつきました。オフシーズンに入っているせいか、藤田庭園は冬季休業で、弘前城公園、青森銀行記念館をはじめ観光名所はどこも人はそれほどいませんでしたが、3軒はしごをしたアップルパイはどこもたいへん美味しゅうございました。最後にGoToのクーポンで駅弁を買って弘前をあとにしました。
弘前からは新青森・新函館・札幌・小樽(エアポートは予想通りガラガラ)と乗り継ぎ余市に戻り、長距離移動の鉄道旅は終了しました。

予想通り人がいないところもあれば、意外と人がいるところもあり、観光地の人出の濃淡を感じました。GoToの使いやすさ、自治体独自の観光喚起策など様々な要因があるのでしょうが、こういうピンチのときにこそその町が持つ底力が見えるようです。
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