地元民が乗れなくて困惑

3月上旬にのぞいたJR小樽駅前のバス乗り場はかなりの混雑でした。平日の朝夕は高校生の通学利用者だけでもかなりの数になりますが、急増するインバウンドが加わり、混雑に拍車がかかっています。海外の方々を相手に商売をしている方もいますのであまり悪口は言いたくありませんが、そろそろ限界が近づいているような気がします。
小樽では駅前のバス乗り場から天狗山と水族館に行くバスが特に混んでいて、大きな荷物を持つ方も多いので混雑に拍車がかかっています。水族館のある祝津行きは1時間に1,2本、天狗山行きは1時間に2本ほどとそれほど本数は多くはありません。積み残されると運転手さんは次のバスに乗ってくださいという対応を取るようですが、寒い中の待ち時間は長すぎます。もっとひどいのは札幌駅から定山渓行きのバスです。定山渓は札幌の奥座敷で、外国人にも人気の温泉街。温泉利用者向けの予約制のかっぱライナーは一日5便ありますが、路線バスは1時間あたり1本しかなく、次のバスに乗ってくださいと言われても地元民の高齢者は途方に暮れてしまいます。
北海道最大手の中央バスの運転手不足はかなり深刻なようで、1時間あたり2本ほど走っていた余市〜小樽間の路線バスも春から減便、運転手不足は深刻で、混雑する路線の増便対応は考えられません。今後中国本土からの旅行者が本格的に復活したときはこのままではジエンド。少し荒療治が必要かもしれません。